バナナは年中スーパーに売っていて手に入りやすい果物です。
また、バナナは各家庭で最も消費量が多いフルーツとも言われています。
では、バナナを離乳食で与えられる時期はいつなのでしょうか。
そこで今回は、
✔与え方と注意点
✔バナナのメリットと効果
について詳しく解説していきます。
バナナを与える時期や食べさせ方に迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
バナナを食べられる時期は?
バナナは離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)から与えることができますが、加熱しお湯などで伸ばしポタージュ状にしましょう。
中期(生後7〜8ヶ月頃)の場合は、食べやすく潰せば生で与えることもできます。アレルギーや咀嚼が心配な場合はなるべく加熱し、舌で潰せる大きさや固さにしましょう。
後期(生後9〜10ヶ月頃)は歯茎でつぶせる固さを食べられるようになる時期です。
バナナも生で食べることができますが、丸かじりできるのはもう少し先になります。
薄くスライスする、5mmくらいの大きさにするなど食べやすくしてあげましょう。
初期……小さじ1
中期……10gほど
後期……15gほど
与える量の目安として離乳食中期や後期の場合は、他の果物や野菜とあわせた量で考えます。
例えば、中期であれば果物+野菜で1回20~30gを目安にしましょう。後期なら1回30~40gです。
そのまま生で丸かじりできるのはいつから?
バナナを加熱しないでそのまま丸かじりできる目安は、離乳食完了期(1歳~1歳半)となります。ちょうど「自分で食べたい」という意欲が高まる時期です。
与える際には皮や筋は剥いてあげて、先の黒い部分も取り除いてあげましょう。
中には次々と口に入れてしまう子もいるので、輪切りにしたり食べやすい大きさのものにする工夫が必要な場合もあります。
バナナを赤ちゃんに与える時の3つの注意点
バナナを離乳食に取り入れる際には以下に気をつけましょう。
②糖分のとりすぎ
③下処理
バナナはキウイやオレンジなどと同じウリ科のため、果物の中でもアレルギーの頻度が高いと言われています。
初めて与える時は小さじ1程度のごく少量で、湿疹や痒みが出ないか様子をみてくださいね。
また、バナナは1本で22gほどの糖分が含まれています。沢山あげすぎると糖の摂り過ぎになりますので適量は守りましょう。
そして、離乳食に使う際には食べやすいように下ごしらえをしましょう。筋を取り、先の黒い部分も取り除きます。
バナナの保存方法
赤ちゃんの1回の食事でバナナ1本を使うことはほとんどありません。
バナナは腐りやすかったり変色しやすいので、日持ちさせるため冷凍するのが便利です。
調理前、調理済み共に冷凍することができます。
調理前のものは薄い輪切りにしてラップに並べ、冷凍できる密閉袋に入れて凍らせます。
調理したものは製氷皿に入れて凍らせましょう。
それぞれ解凍する時はラップをふんわりとかけて、電子レンジで様子を見ながら加熱します。
バナナの栄養とメリット
バナナはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は1本に1.1g含まれ、大部分が不溶性です。
不溶性食物繊維は大腸に刺激を与えて便通を促してくれます。赤ちゃんは便秘になりやすい子もいるので、積極的に摂りいれたい栄養素ですね。
ただし、食物繊維は水溶性と不溶性のバランスが大切!
フルーツ類ならキウイに水溶性食物繊維が多く含まれているので、バナナとキウイを組み合わせて与えても良いですね。
まとめ
・生でそのまま食べられる目安は離乳食完了期から
・アレルギー、糖分、下処理に気をつける
・離乳食用にバナナを保存するなら冷凍がおすすめ
柔らかく甘いバナナは離乳食にぴったりです。
手間もかからずアレンジの幅も広いので、ぜひお子さんの食事やおやつに取り入れてみてくださいね。