梅干しと食べ合わせが悪いものは?良いものと迷信だった組み合わせも紹介!

梅干し

さっぱりとした梅干しは、ご飯のお供や「ちょっと何かほしいな」という時にぴったりの食材です。

しかし、梅干しにはいわゆる「食べ合わせが悪い」と言われる組み合わせがあります。

そこで今回は、梅干しと食べ合わせが悪いものを詳しく調べました。

食べ合わせが良いもの、迷信だった組み合わせも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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そもそも食べ合わせが悪いってどういうこと?

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食べ合わせが悪いとは「合食禁(がっしょくきん)」又は「食合禁(しょくごうきん)」といい、一緒に食べると体に良くない影響が出る組み合わせのことを言います。

中国の木草学と陰陽五行思想から取り入れられた考え方で、江戸時代には健康のための本にまでなったとのこと。

そんな「食べ合わせが悪い」と言われれているものには、科学的な根拠のない、いわゆる迷信とされるものから、医学的に正しいとされているものまで嘘と本当が混ざっています。

以下から根拠のある、梅干しとの食べ合わせについて見ていきましょう。

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梅干し×塩辛は食べ合わせが悪い

なぜこの食材の食べ合わせが悪いかというと、両方とも塩分がとても高い食べ物だからです。

梅干し1個分の果肉には、約2gの塩分が入っています。

そして、塩辛の100 gあたりの塩分は約7gです。

塩辛

厚生労働省が示す日本人が1日に摂取する塩分の量の目安は、男性で7.5g、女性で6.5g未満とされています。

1食だけで少量ならともかく、沢山食べてしまうと明らかな塩分オーバーになってしまいますね。

塩分の多い食事は、むくみや高血圧の原因になるので、梅干しと塩辛の食べ合わせには注意しましょう。

実は迷信!?梅干しと食べてもダメじゃなかったもの

「タコやイカは梅干しと食べるとお腹を壊す」と言われていましたが、実は科学的にダメな根拠はないんです。

注意しなければいけないのは、生のタコやイカと青梅との組み合わせ!

一緒に食べることで猛毒である青酸化合物が生成され、めまいや頭痛、吐き気といった症状が出てしまいます。

ただし、問題なのはあくまで、生のタコやイカと青梅の食べ合わせです。

「火を通したタコ・イカ+梅干し」だと害はないと言われています。

他にも、「梅干しとの食べ合わせ」としてよく検索されている、

・鯖、牡蠣、かつお、カニ、鮭、さんま、刺身、焼き魚、わかめ
・鶏肉、牛肉、豚肉、焼肉、卵、生卵、レバー
・コーヒー、オレンジジュース、コーラ、緑茶
・カレー、蕎麦、天ぷら、味噌、明太子、わさび
・柿、スイカ、りんご、レモン、バナナ、パイナップル
・キムチ、きゅうり、生姜、たけのこ、にんにく、ほうれん草、大根おろし
・チーズ、チョコ

※明太子・キムチは塩辛ほどではありませんが、塩分に注意。

といった食べ物との食べ合わせは、科学的にダメな根拠はないので、NGではないということになります。

梅干しと食べ合わせが良いもの一覧

梅干しと食べることで、相乗効果が引き出せる食べ物があります。

①うなぎ✕梅干し

うなぎ

昔から「脂の多い鰻」と「酸味の強い梅干し」は消化不良を起こす食べ合わせだと伝えられていましたが、実際は科学的な根拠は一切ありません。

むしろ、梅干しの酸味がうなぎの脂の消化を素早くし、胃もたれを防ぐことが分かっています。

また、梅干しのクエン酸とうなぎのビタミンB1には疲労回復効果があるので、元気になりたい方におすすめなんです!

「食べてはダメ」ではなく、むしろ一緒に食べるべき食材なんですね。

②納豆✕梅干し

納豆

納豆と梅干しはダイエット食材の最強タッグです。

有機酸を含む梅干しは、腸の蠕動運動を促し、お腹をすっきりさせる効果があります。

また、納豆にはタンパク質とビタミンEが多く含まれているので、血行が良くなり代謝アップが期待できます。

そして納豆にも、うなぎと同じように脳や筋肉の疲労を回復する働きがあるんです。

ダイエットと疲労回復がある「梅干し×納豆」は最高の食べ合わせと言えるでしょう。

③ヨーグルト✕梅干し

ヨーグルト

梅干しに含まれるクエン酸はカルシウムの吸収を助け、悪玉菌の動きを抑えます。

そこにヨーグルトに含まれるビフィズス菌などの善玉菌が加わることで、更に腸内の環境改善が促進し、便秘解消効果がアップ。

とはいえ、中には「ヨーグルトに梅干し…」と抵抗がある方もいるかもしれませんね。そんな時は、シソ梅ではなく、はちみつ梅だとまろやかで食べやすいですよ!

④いわし✕梅干し

いわし

いわしの生臭さをとってくれる梅干しですが、組み合わせがいいのは、料理の時だけではありません。

いわしには豊富なカルシウムや鉄分が含まれていますが、単体ではせっかくの栄養素の吸収率があまり良くないんです。

そこで、梅干しです!

食べ合わせることで梅干しのクエン酸により、いわしのカルシウムと鉄分の吸収率が大幅に上がることが分かっています。

⑤らっきょう✕梅干し

らっきょう

体がバテ気味の梅雨や夏は特に、一日一粒の梅干しとらっきょうを食べることが体にとても良いんです。

「一日一粒で医者いらず」と言われる梅干しは「食物の毒」「水の毒」「血液の毒」を消してくれる効果があります。

そして東洋医学でらっきょうは、気の巡り良くし、気力を養う食材と言われています。

また、血液サラサラ効果も期待できます。 

ただし、梅干しとらっきょうは塩分が高め!

梅干しは1日1個、らっきょうは塩気の少ない甘酢漬けを食べることをおすすめします。

⑥しじみ✕梅干し

しじみ

しじみ×梅干しは、二日酔いの時にぴったり。

しじみに含まれるオルニチンは肝機能を高めます。

そこにクエン酸を含む梅干しを食べ合わせると相乗効果により、二日酔いだった体の回復の早まりが期待できるんです。

梅干しと食べ合わせが悪いものは? まとめ

梅干しとの食べ合わせについてお話してきました。

ポイントをまとめます。

食べ合わせが悪いもの…塩辛
迷信だったもの…たこ、いか
食べ合わせが良いもの…うなぎ、納豆、ヨーグルト、いわし、らっきょう、しじみ

梅干しと食べ合わせる際に最も気をつけることは、塩分でしたね。

逆に塩分さえクリアすれば、どんな食べ物でも問題ないと言えます。

うなぎと梅干しの組み合わせ…。うなぎは高くてなかなか買えないけど、チャンスがあれば私もやってみたいと思いました!

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