おはぎはいつ食べる?お彼岸・お盆|ぼたもちとの違いについて

おはぎ

おはぎはいつ食べるものか知っていますか?

「お彼岸のお供えもの」というのは知っているけど「いつからお供えして、いつ食べればいいの?」と、いまいち分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

・おはぎはいつ食べる?
・ぼたもちはいつ食べる?
・ぼたもちとおはぎの違い
・おはぎ用語「半殺し」

について詳しく解説します。

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おはぎはいつ食べる?

おはぎ、ぼたもちはいつ食べる

おはぎは秋のお彼岸やお盆の際に食べられることが多いです。

秋分の日を中日(ちゅうにち)とし、前後3日をあわせた計7日間が「秋のお彼岸」です。

おはぎは7日間毎日食べる必要はなく、お墓や仏壇へのお供えのタイミングも、地域や家庭によって異なります。

お彼岸の初日・中日・最終日に作ってお供えすることもあれば、「中日だけ」という場合もあるようです。

そして、お供えした当日にお下がりとしていただく場合が多いです。

また、お彼岸だけでなくお盆にもおはぎを食べることがあります。

おはぎには魔除けの効果があり、ご先祖様に供え供養することで家族の幸福を願う意味が込められています。

ぼたもちはいつ食べる?

ぼたもちは「春のお彼岸」の際に食べられることが多いです。

春分の日を中日とし、前後3日をあわせた計7日間が「春のお彼岸」です。

こちらも秋のお彼岸のおはぎと同様、7日間食べる必要はありません。

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ぼたもちとおはぎの違いは?

一般的に春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」、秋のお彼岸に食べられるのが「おはぎ」と呼ばれることが多いです。

材料やつくり方に大きな差はありませんが、その呼び名の違いには季節の花が関係しています。

「ぼたもち」はもともとは「牡丹餅」と書きます。

牡丹は鮮やかな色で春に咲く花です。

牡丹

その牡丹が咲く春に食べられるので「牡丹餅」と名づけられたのだとか。

一方「おはぎ」は「お萩」と書きます。

こちらも花の名前で、秋に咲く濃いめのピンク~紫色の花です。

ハギの花

この萩の花が咲く秋に食べられるため、こちらは「おはぎ」と呼ばれたようです。

また、地域によっては呼び方を変えずに一年を通して「ぼたもち」もしくは「おはぎ」と言うところもあります。

他にも、小豆ではなくきな粉をまぶしたりと、ぼたもち・おはぎといっても色々なバリエーションがあるんですね。

ぼたもち・おはぎの小豆について

「ぼたもち」と「おはぎ」は呼び名だけではなく、使われる小豆の形状や原材料が異なる場合があります。

小豆

収穫したての香りの良さと皮のやわらかさを生かすため、秋に作る「おはぎ」には粒あん。

冬の間に貯蔵して皮が固くなった小豆を使うため、皮を取り除き春につくる「ぼたもち」にはこしあんとされています。

とはいえ、あんこを自宅で作るのでなければ、収穫時期はあまり関係ないようです。

また、もち米を使ったものを「ぼたもち」、うるち米を使ったものを「おはぎ」と呼ぶ場合など定義は様々です。

和菓子屋さんでも季節になるとぼたもちやおはぎが販売されていますが、お店によってはどちらも粒あんだったりこしあんだったりもします。

実際、わたしの家ではお彼岸の際には自宅でおはぎ(ぼたもち)を作りますが、家族に「粒あんとこしあんどっちがいい?」と希望を聞いて作っています。

半殺しはおはぎの用語

粒が残った状態の小豆は「半殺し」と呼ばれる場合があります。

そのため、粒あんを使うおはぎを「半殺し」と呼ぶ地域もあったり、こしあんは「本殺し」と呼んだりと地域によって様々です。

少し物騒な用語ですが、民話や落語にも出てくる昔からある呼び方なんですよ。

まとめ

「おはぎはいつ食べるのか」についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・おはぎは秋のお彼岸の時に食べられる
・ぼたもちは春のお彼岸の時に食べられる
・お彼岸の間ずっと食べるのではなく、中日だけ食べるなど地域や家庭によって違いがある
・ぼたもちとおはぎの呼び名の違いは、季節の花が関係している


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