鶏肉の焼き加減が難しい!ピンクの場合は?中まで火が通ったか目安を解説

鶏肉焼き加減

鶏肉はしっかり火を通しても、部位によってはピンク色ってことありますよね。

焼けているのかいないのか、判断が難しいところです。

また、豚肉と違って「軽く火が通っていれば食べられる」と聞いたことがあります。

「食べられる」といっても、焼き加減の目安が分かりませんよね。

そこで今回は、鶏肉の焼き加減について詳しく解説します。

焼きすぎを防いでジューシーに仕上げるポイントも紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

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鶏肉の焼き加減の目安は?

厚生労働省のHPでは鶏肉は「中心部を75℃以上、1分間以上の加熱が必要」とされています。

とはいえ、鶏肉は加熱することで肉の色が白っぽく変化しますが、ももや骨つきなど部位によっては火が通っているのに赤く見えることがあります。

グリルチキン

赤っぽく見えても、それが褐色であれば加熱できている可能性は大。

逆に生っぽいピンクであれば、火が通っていないかもしれません。

加えて触った感じがぐにゃぐにゃしていれば、完全に加熱不足ということになります。

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鶏肉の中まで火が通ったかの確認方法

①竹串を刺した感触で確認
鶏肉に竹串を刺したときに、中までスッと通らないときは生焼けの可能性が高いです。

②竹串を刺して温度で確認
鶏肉に竹串や爪楊枝を刺し、10秒ほど待ってから引き抜いてください。
その串を手の甲に当ててみて、お風呂の温度より少し温かく感じれば、中まで火が通っている目安になります。

③肉汁の色で確認
キッチンペーパーを使って少し鶏肉を押さえたり、爪楊枝を刺して出てきた肉汁が透明であれば充分に加熱できています。
もし赤い色の肉汁が出てきた場合は生焼けです。
ただし、ローストチキンなど骨つきは髄液により、汁が赤っぽく見えることがあります。
判断が難しいので、感触と温度を併せて判断しましょう。

鶏肉の中がピンクの場合は?食中毒になる?

生焼けの鶏肉を食べると、カンピロバクターやサルモネラ菌が原因の食中毒を引き起こす危険性があります。

特にカンピロバクターは、細菌性食中毒の中でも最も発生件数が多いんです。

すぐに症状が出ないことも珍しくなく、数日経ってから下痢、腹痛、発熱、嘔吐、筋肉痛などの症状が現れます。

体調に異変が現れた際は我慢せずに、すぐに医療機関にかかりましょう。

鶏肉の焼き直しかた

唐揚げなど揚げ物の場合、調理中に「生っぽいな」と生焼けがわかったら2度揚げします。

唐揚げ

揚げたあとに更に5分ほど休ませると、余熱で中まで火が通りますよ。

調理後だったら、トースターや魚焼きグリルで再加熱がおすすめです。

チキンソテーなど他の料理も調理中であれば加熱時間の延長や、余熱で火を通してみましょう。

再加熱に電子レンジを使う場合は、ラップをかけて短時間の加熱で様子を見ます。

※温める時間が長いと、ソテーなど料理によっては鶏肉の身がはじけ飛んでしまうためです。

また、ラップなしの加熱は水分が飛んでパサパサの原因になりがちですから、気をつけてくださいね。

鶏肉の焼きすぎを防いで、ジューシーにするには?

調理する直前に冷蔵庫から出すのではなく、30分くらい前から常温に戻しておきましょう。

冷蔵庫から出したばかりの冷たい状態で焼くと、外側だけ焼けて中まで加熱できていないことが起こりやすいからです。

あらかじめ、常温に置くことで中心部だけ生焼けになることを防ぎます。

※ただし、夏はお肉が傷みやすいです、15分くらいにするなど時間は調節してみてくださいね。

また、鶏肉の生焼けが心配な場合は、厚みを均等にするなど切り方を工夫してみましょう。

鶏肉を大きいまま料理したい場合は、分厚いところに切り込みをいれておくと生焼けを防ぐことができます。

そして「ジューシーに仕上げたい!」という時は、ブライン液(水に対して5%の塩と砂糖を混ぜた溶液)や塩麹への漬け置きもおすすめです。

鶏肉の焼き加減について まとめ

鶏肉の焼き加減についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・鶏肉は「中心部を75℃以上、1分間以上の加熱」が必要
・部位によっては赤く見えることもある
・加熱しても生っぽいピンクはNG、褐色はOK
・火が通ったかは竹串の通り具合、温かさ、肉汁で総合的に判断
・火の通りが甘い鶏肉を食べると食中毒の可能性
・焼き直しは再調理の他、トースターやレンジを活用
・調理する30分前に常温に置いておくと、中まで火が通りやすい


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