「ローストビーフはいつから食べさせていいの?」
ローストビーフは中が赤いので、子供に食べさせてもいいものか迷います。
噛み応えもあるし、消化も大丈夫かな…と心配してしまう食べ物のひとつですよね。
そこで今回は、ローストビーフは何歳から大丈夫なのか詳しく調べてみました。
子ども用の人気レシピも紹介していますので、参考になれば嬉しいです!
ローストビーフは何歳から食べられる?
ローストビーフを食べさせる年齢に決まりはありませんが、3歳以上がおすすめです。
3歳以上ですと乳歯が奥歯まで生え揃い、胃の容量が500mlと成長し、脂肪とタンパク質の消化酵素は大人並みになります。
とはいえ、個人差はあるので「3歳」は年齢の最低ラインと考えておきましょう。
心配な方は、各器官が大きく発達する7歳以降に与えるのも良いですね。
食中毒の心配は?
ローストビーフはピンク色で生っぽく見えますよね。
あの色の正体は「ロゼ」といわれるもので、低温でしっかりと中まで火が通った状態です。
いわゆるロゼは、血は固まらないけれどタンパク質だけが固まりますから、ローストビーフ独特の柔らかさが生まれます。
ですから、加熱不足や不衛生な環境で調理しなければ、ローストビーフを食べたからと言って食中毒になることはありません。
ただし、高温で焼いた肉よりどうしても傷みが進みやすいので、早めに食べるようにしましょう。
また、子供は大人に比べて免疫力が低いです。
心配な方は切った表面をサッと軽く焼いてから与えると、より安全でしょう。
噛み切れる?
個人差はありますが、3歳頃を目安として乳歯が20本生え揃います。
乳歯が揃ったとはいえ大人より噛む力は劣るので、小さく切って与えることを前提に考えたほうが良いでしょう。
大人でも噛み切れないときがあるローストビーフは、肉の繊維を断ち切るように切れていなかったり、脂身が多い部分を使用しています。
お家で作る場合は、切り方、肉の部位を変えるだけで柔らかいローストビーフになりますよ。
消化は大丈夫?
たんぱく質や脂質の消化酵素が3歳でほぼ大人と同じになるといっても、消化能力はまだまだ大人には及びません。
なので、大人と同じ量を食べると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
少量なら問題ありませんが、沢山食べさせるのはやめましょう。
ローストビーフを食べさせる時の注意点!
子供にローストビーフを食べさせる時に注意する点は4つです。
①初めて食べさせるときは少量で
消化の問題があるので、初めて食べさせる時は2~3口ほどでやめておきましょう。
また、アレルギー反応がでないかを確認する必要があります。
もしアレルギーが出た場合はすぐに病院に行けるよう、午前中に与えるのがおすすめです。
②新鮮なローストビーフを食べさせる
ローストビーフは生ものではありませんが、しっかりと焼いたお肉より傷みが早いのが特徴です。
そのため、一旦空気に触れると菌が繁殖しやすくなります。
菌が繁殖すると食中毒になる恐れがありますから、新鮮な作りたてを食べさせてあげましょう。
③加熱をしっかりと
ローストビーフは生肉と見分けるのがとても難しいです。
ですから、少しでも火の通りが微妙だと思ったら、子ども用のものだけでもフライパンで再加熱しましょう。
④調味料をできるだけ落とす
市販のローストビーフは最初からタレがかかっていたり、付属のものを後から自分でかける場合が多いですよね。
ローストビーフのタレは濃いめに作られています。
幼児には塩分が高めなので、出来るだけ味が薄い部分をあげましょう。
ローストビーフの子ども用人気レシピ
消化や咀嚼に問題がない場合の、子ども用人気レシピを紹介します。
【ローストビーフ丼】
お米を食べない子どもでも、ローストビーフ丼だと食が進みます。
野菜も一緒に盛り付ける事で、野菜嫌いな子でも食べてくれそうですよね。
【簡単ローストビーフ】
つくれぽでは「2歳と6歳の子がよく食べました」とありました。
このレシピだと、子供でも食べやすいお肉の柔らかさになるんでしょうね。
まとめ
ローストビーフは何歳から大丈夫なのかをお話してきました。
ポイントをまとめます。
・ローストビーフは生ではないので、中まで火が通っていて、衛生管理がしっかりとしたものなら食中毒の心配はない
・心配な場合は、子どもの分だけでもサッと焼く
・初めて食べさせる時は、2~3口で様子を見る
ローストビーフは加熱済みなので、3歳以上だと一応は食べられることが分かりましたが、食事の進み方は個人差が大きいです。
「うちの子はまだあげられないな」と思ったら、無理せずもう少し大きくなってからにしましょう。
食べられない場合は、しっかりと火を通したお肉など、代わりになるものを用意してあげると良いですね♪