1月7日に食べられる七草粥。
伝統的な行事食といえ、無病息災や長寿を願う意味があります。
また、お正月で疲れた胃腸を休める効果や青菜で栄養を補う目的もあるんです。
せっかくの行事食なので「赤ちゃんにも食べさせてあげたい」「1歳だから大人と同じ七草粥を食べさせても良いのかな」と思う方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、普通のお粥ではなくあまり馴染みのない野菜も入っているので、「良いのかな?」と迷ってしまいますよね。
そこで今回は、七草粥は1歳からなら食べられるのか?アレルギーや気をつけるべきことについて解説していきます。
七草粥はいつから?赤ちゃんが食べても大丈夫?
基本的に離乳食期の赤ちゃんでも七草粥は食べさせてもOKです。
ただし、月齢に合わせた調理法が必要となってきます。お粥の柔らかさや七草の大きさなどは食べやすいように普段調理している形に合わせましょう。
七草粥は消化しにくいこともあるので、十分に調理して柔らかくしてから与えてくださいね。
味付けも「なし」または「薄め」にします。
1歳の場合はほとんど大人と同じ形状で構いませんが、まだまだ内臓は未熟なので塩分は薄めにしてあげましょう。
離乳食で七草粥を与える際の注意点
アレルギー
七草粥でも初めて与える食材が入っている場合は、アレルギーを起こす可能性があります。
どの食材もアレルギーを引き起こす可能性はありますが、中でもセリ・ゴギョウ・ホトケノザはアレルギーを起こす可能性が比較的高いものです。
心配な方はこれらの食材の代わりに、今まで食べて大丈夫だった青菜で代用しても良いでしょう。
七草の下処理
七草にはアクがあるので苦味を感じやすいです。
お子さんに与える際には下処理をしっかりとしていきましょう。
下処理の仕方は簡単!
水でよく洗い、葉物はお湯で茹でて粗熱が取れるように冷水に浸けます。その後は水気を絞り、食べやすい大きさに切りましょう。
食べさせる時間
新しい食材を食べさせる時は平日の午前中にしましょう。
とはいえ、1月7日がちょうど休日のこともありますよね…。そんな時はぴったり1月7日ではなくても赤ちゃんに合わせて平日にずらす方法もあります。
「1月7日じゃないと意味がない!」という場合は、救急で診てもらえる病院を事前に確認しておいたほうが良いですね。
七草粥の保存方法
余った七草粥は小分けにして冷凍できます。
お粥は水分が多く傷みやすいので冷蔵庫に入れるよりも冷凍保存がおすすめ。
冷凍することによって1週間ほどは食べることができます。
食べる際には事前に冷蔵庫に移し、電子レンジで様子を見ながら温めましょう。
温めムラが気になる場合には鍋に移し、水を少し足して弱火で加熱していきましょう。
まとめ
七草粥は離乳食期の赤ちゃんでも食べることができました。
しかし、大事なのは月齢に合わせた柔らかさや七草の大きさにすること。
1歳になるとほとんど大人と同じものが食べられますが、薄味にしてあげましょう。
また、七草でもアレルギーが心配な場合があるので、食べる時間を工夫したり、他の食材で代用したりと対策をしておくことが必要です。
行事食である七草粥を家族で楽しみましょう。