「くるみはいつから食べさせていいの?」
パンやお菓子に入っているくるみは、赤ちゃんにいつから与えられるのでしょうか。
また、離乳食にくるみは使ってもいいのか気になるところです。
そこで今回は、
・くるみアレルギーについて
・くるみ製品一覧
・その他のナッツ類は食べられる?
について詳しく解説します。
くるみはいつから食べられる?離乳食には使える?
消費者庁は「3歳になるまでナッツ類を与えないよう」勧告しています。
ナッツ類は噛みづらく飲み込みにくいうえ、喉や気管に詰まらせてしまう可能性があるからです。
なので、ナッツであるくるみは3歳まではあげないほうが良いでしょう。
小さく砕いたナッツも気管に入りやすいのは同様ですから、離乳食に使うのは控えた方が安心です。
また、くるみは1粒当たり2.8gと脂質が多く含まれており、消化吸収しにくいといった特徴があります。
大人では「腹持ちが良い」と捉えることもできますが、小さな子供は消化器官が未熟なので胃腸に負担がかかってしまうので要注意です。
くるみアレルギーとは?
くるみを食べるとアレルギー症状が出る可能性があります。
くるみアレルギーの症状は、下痢や蕁麻疹、目の充血、咳や呼吸困難といったものです。
たとえ3歳であっても、自分の症状を詳しく言えないことが大半ですので、くるみをあげた際には気をつけて見てあげたいですね。
また、くるみは下記のような製品に入っています。
・くるみ入り餅
・ケーキ
・チョコレート
・クッキー
・グラノーラ
・ドレッシング
中でも、くるみパンは家庭で買い置きしやすく、赤ちゃんが食べてしまうことも少なくありません。
くるみを食べてしまった時の対処法
くるみパンなど、くるみを食べてしまった時はその日一日は「体調に異変がないか?」を気にかけるようにします。
症状がないのであれば様子を見るだけでOKです。
ただし、下痢や蕁麻疹といった何らかのアレルギー症状があれば、かかりつけのお医者さんを受診しましょう。
くるみを与える時に気をつけたいポイント
目安として3歳になったらくるみを与えることが出来ますが、噛む・飲み込む力は個人差があります。
お子さんそれぞれの食事の進み具合によって、「あげても大丈夫なのか?」を判断しましょう。
また、くるみを食べる時は集中して食べることが大切です。
気が散ってしまうと誤嚥(ごえん)しやすくなります。
実際に小学生でも、遊びながらや横になってナッツを食べたことで誤嚥事故が起こっています。
そして、アレルギー症状が出たらすぐに対応できるよう、与える時間は平日の午前中にしましょう。
幼児におすすめのくるみレシピ
3歳以上の子にくるみを食べさせるのなら「ペースト」にしましょう。
くるみ+少量の塩(なくても可)+水をミキサーにかけます。
ペーストになったくるみは、パンに塗ったり、ヨーグルトにかけたりと色々な使い道があります。
アレルギーにさえ気をつければ、そのまま食べるより誤嚥の心配がない食べ方です。
まとめ
「くるみはいつから食べられるのか?」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・誤嚥やアレルギーの可能性があり、脂質も高いため
・くるみアレルギーの症状は下痢や蕁麻疹など
・くるみパンなどを食べてしまっても異変がないなら続けて様子を見る
・3歳以上でくるみを与えるならまずはペーストから
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