ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)のカビはなぜ食べられる?ふわふわしたカビは危険?

ブルーチーズのカビ

本来カビが生えた食品は食べられないものですが、ブルーチーズはカビも食べられるチーズです。

「どうしてカビが生えているのに食べられるんだろう?」と、疑問に思いますよね。

実はブルーチーズのカビは熟成の段階で毒性が分解されるので、食べることができるんです。

今回はそんなブルーチーズに関して、

・ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)のカビの毒性
・カビの種類
・賞味期限と保存方法

について詳しく解説していきます。

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ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ)のカビが食べられる理由

ブルーチーズのカビが食べられる理由

カビの毒はマイコトキシンとも呼ばれ、毒性と強い発がん性を持つと言われています。

人の体に害を与えるカビの名称には5つの種類があります。

・クロカビ(クラドスポリウム属)
・アオカビ(ぺニシリウム属)
・コウジカビ(アスペルギウス属)
・アズキイロカビ(ワレミア属)
・カワキコウジカビ(ユーロチウム属)

この5種類から分岐して、さらに何百種類にも分類されます。

「ブルーチーズは食べても大丈夫だということは、これらのカビは含まれていないんだ!」と思うかもしれませんが、実はそういうわけでもないんです。

ブルーチーズにはアオカビが含まれています。

それにも関わらず「なぜ体に影響を及ぼさないのか?」その秘密はぺニシリウム属の種類にあります。

前述したようにアオカビは更に多くの種類に分類されていて、ブルーチーズには次の2種類が使用されています。

・ぺニシリウムロックフォルティ
・ぺニシリウムグラーカム

この2種類は全くの無害というわけではなく、ロックフォルティンとPRトキシンという有害物質が含まれています。

しかしこの2つの有害物質は、適切な温度と湿度管理をされて作られるチーズの中では分解されてしまうんです。

つまり、ブルーチーズに含まれるカビは元々食べることの出来るカビというわけではなく、チーズに含まれることで食べられるカビに変身するというわけなんですね。

ブルーチーズはカビによって食べられない種類がある?

ブルーチーズが安全である理由をお伝えしましたが、全てのカビがチーズに生えることによって無害になるわけではありません。

買って冷蔵庫に保存している間に、白いふわふわしたカビが生えていたら絶対口にしないでください。

元々チーズに混ざっているカビはチーズを作る過程で安全なカビに変化していますが、後から生えたカビは有害物質を持ったままです。

購入してから長期間冷蔵庫で保存している場合は気をつけましょう。

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ブルーチーズの賞味期限は?

ブルーチーズ賞味期限

ブルーチーズの賞味期限は10日~2週間程度が目安ですが、開封後はいっきに熟成が早まるので1週間以内に食べきることが理想的です。

ブルーチーズの保存方法

ブルーチーズには2つの種類があります。

・ドルチェ
・ピカンテ

ドルチェは甘味があり、ミルクの風味があるデザート向けのブルーチーズです。

ピカンテは青カビの辛みが強く出ているおつまみや、ピザなどの料理に適したブルーチーズです。

この種類によって保存方法や期間も変わってきます。

ピカンテはアルミ箔に包んで保存しておくことで、比較的日持ちします。

ドルチェは水分量が多いため、キッチンペーパーなどで包んでからアルミ箔で包んで保存し、早めに食べきるようにしましょう。

ブルーチーズは食べるのが早いほど、風味を損なわずに美味しく食べられます。

期限に関係なく早めに食べきってしまいましょう。

まとめ

ブルーチーズのカビが食べられるのには、理由がちゃんとあったんですね。

とはいえ、白くてふわふわしたカビやあとから生えたカビは食べることができません。

また、賞味期限内でも開封したものは傷みやすいので、早めに食べきってくださいね♪

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