お雑煮は保存方法によって、日持ちが違います。
常温では2日、冷蔵で3日、冷凍では2週間ほどとなります。
そこで今回は、お雑煮の日持ちについて更に掘り下げて、
・2日目のお雑煮は食べられる?
・腐ったお雑煮の見分け方
について詳しく解説していきます。
雑煮の日持ちはいつまで?
雑煮がどのくらい日持ちするかは、保存方法によって大きく変わってきます。
涼しい場所で直射日光が当たらないようにしましょう。
雑煮は冬に作ることが多いので2日としていますが、暖房の効いた部屋や加湿器で湿度が高くなっている場合は翌日には腐っていることがあります。
また、腐っていなくても、餅が入っていると時間の経過と共に固くなってしまうので注意しましょう。
<冷蔵保存…約3日>
冷蔵保存する場合はお餅が固くなるので、事前に取り出しましょう。
出汁やお餅以外の具材の保存となります。
冷蔵室は温度が低く保たれているので、常温保存よりは日持ちします。
<冷凍保存…約2週間>
冷凍保存もお餅は取り出しておきます。
冷凍すると菌の繁殖はほぼストップするので、長く日持ちします。
雑煮は各家庭で味付けや入れる食材が違うので、保存期間はあくまでも目安として下さいね。
我が家でも、冬だからと雑煮を常温保存していました。
しかし、決して寒くはない温度だったため、2日目にして雑煮をダメにしてしまいました(^-^;
また、室温だけでなくどんな料理でも味付けが薄めで、水分が多い食材が入っていると腐りやすくなります。
特に、大根や人参は水分が多いので早めに食べ切ってしまいましょう。
雑煮が腐るとどうなる?
雑煮が腐っていると、以下のような特徴があらわれます。
・糸を引く
・ヌメリがある
・汁の表面に白い膜が張っている
・なんなく異臭がする
見た目や臭いに変化が出てくるのは、雑菌がかなり繁殖している状態です。
食中毒のリスクを避けるため、迷わずに廃棄しましょう。
雑煮を食べる前に気をつけたいこと
食べる前に加熱を徹底しましょう。
目安は沸騰状態で1分間です。「温まった」程度では細菌は死滅しません。
中途半端な加熱では細菌にとって心地良い温度になっている可能性があり、逆に細菌が増えることがあります。
雑煮の保存方法
日持ちを伸ばすなら冷蔵庫もしくは冷凍庫での保存が安心です。
保存する時は、必ず粗熱をとりましょう。
他の容器へ移すことで熱が冷めやすくなりますよ。
鍋ごとであれば水滴が垂れないよう、お玉は入れっぱなしにしないようにしましょう。
冷凍保存:こんにゃくや豆腐・大根・里芋など、冷凍に向かない具材は取り出しておきます。その上でタッパーや保存袋に小分けにします。
解凍する際は、食べる前日に冷蔵庫に移しましょう。
また、冷蔵保存の場合はできるだけ火入れをしましょう。
毎日1回、グツグツするまで火にかけます。
しかし、何度も火入れしているうちに汁が煮詰まり、食感が変わって味も濃くなってしまいます。
やはり早めに食べきったほうが良いので、以下のようなアレンジで早めに消費してしまいましょう。
雑煮のアレンジ方法
雑煮の残り汁に、オイスターソースとごま油を入れるだけです。
(それぞれ目分量なので、少しずつ入れて味をみてください。)
茹でた中華麺とネギ、卵も入れましょう。正月ラーメンは家族に喜ばれます。
◎うどん
雑煮にうどんを入れるだけです。
我が家ではあえて、うどんがクタクタになるまで煮込んでいます。消化にも良く、食べ過ぎなどで疲れた胃にも優しいですよ。
雑煮は具だくさんで色々な食材から出汁が沢山でているので、うどんの汁にピッタリです。
◎雑炊
おせちに飽きた朝に、簡単な雑炊は主婦の味方です。
雑煮にごはんを入れ溶き卵を落とし、あればネギやゴマを散らします。
上記の材料がなければ、ごはんを入れるだけでもOKです。
出汁の旨味を吸った米が、これまた美味しいんです。
まとめ
お正月には一度に大量に作ることが多い雑煮ですから、保存方法には気をつけたいものですね。
とはいえ、どんなに上手く保存しても作りたてより味が落ちてしまいます。
時にはアレンジしながら、お雑煮を早めに食べきってしまいましょう。