今回はポテトサラダが辛かった時の対処方法についてお伝えしていきます。
ポテトサラダにスライス玉ねぎが入っていると、食感が良くなって美味しさもパワーアップ。ちょっとおしゃれな感じになるので私も重宝しています。
ですが、辛さの強い玉ねぎだとポテトサラダに全くなじまないのが悩みの種です。
・玉ねぎの辛さを和らげる下処理
・完成したポテトサラダの玉ねぎが辛かったらどうすればいい？
・辛くない玉ねぎの見分け方
特に子どもは辛い玉ねぎは苦手。ポテトサラダに手をつけなくなってしまうことも。
そうならないためにも、記事をチェックして玉ねぎの辛さを抑えておきましょう。
ポテトサラダの玉ねぎが辛い原因
玉ねぎの辛さの原因は、玉ねぎに含まれる硫化アリルが酸化したことで発生するアリイナーゼという成分にあります。
アリイナーゼは、玉ねぎを切ったときに細胞が崩れることで発生します。
切り方を工夫するだけでアリイナーゼの発生を抑えて、辛味の少ないスライス玉ねぎができるんです。
切り方のポイントは「突き切り」
包丁をなるべくまな板と平行に持ちます。刃先を玉ねぎに当てて、前に突き出すようにして切っていきます。包丁をあまり上下に動かさないようにしましょう。
スライスした玉ねぎの辛みを抑える3つのコツ
スライスした玉ねぎの辛味をさらに抑えるコツも紹介します。
①水にさらす
5〜10分ほど水にさらすだけで辛味成分が抜けます。
生でも食べられる程度に辛さが落ち着きますよ。
②塩もみする
ボウルに入れた玉ねぎに塩を少々振り、もみ込んでから2〜3分放置します。水にさらすよりも、しっかりと辛味が抜けますよ。
③酢漬けにする
スライスした玉ねぎを酢に漬けるとピクルスのような風味になり、玉ねぎの辛味は全く気にならなくなります。
ポテトサラダのアクセントになるし、長期保存もできるので個人的におすすめの方法です。
ポテトサラダのたまねぎの辛みを消す3つの方法
完成したポテトサラダですが、玉ねぎが辛いとそれだけでおいしさが半減してしまいます。
ですが、諦めないでくださいね。後からでも玉ねぎの辛さは抑えることができるんです。
①加熱する
加熱をすると手っ取り早く辛味を消すことができます。ポテトサラダの食材はほとんどが加熱済みのもの。
加熱しても風味に大きな変化はありません。きゅうりなど、非加熱の食材が気になるときはよけてくださいね。
600Wのレンジで1分ほど温めましょう。あまり長い時間加熱するとマヨネーズが分離してしまうので注意！
ポテトサラダは温かいまま食べても美味しいですよ。
②他の具材を加える
荒く潰したゆで卵を加えるのもいいでしょう。卵のまろやかさが辛さを中和してくれます。
プレーンヨーグルトを少し加えるのもおすすめです。こちらも味にまろやかさが出るので、玉ねぎの多少の辛さは気にならなくなります。
ティースプーン1杯ほど加えるだけで味が段違いです。
③取り出す
最終手段はポテトサラダから玉ねぎを取り出してしまうことです。
全て取りきらなくても大丈夫！ポテトサラダ全体に占める玉ねぎの割合を減らすだけでも、辛味を感じづらくなりますよ。
辛くないたまねぎの選び方
玉ねぎは品種や旬によっても辛さに違いが出ます。
生で食べるシチュエーションでは玉ねぎの品種にこだわってもいいですね。
旬の玉ねぎはそれだけで辛味が少なくなっています。
特に「新玉ねぎ」は辛味が少ないので、サラダとして生食するのにぴったり。
「プレミアムホワイト」や、「スマイルボール」は、辛味が抑えられた品種です。
◎大きさをみる
小ぶりの玉ねぎの方が辛味成分が少ない傾向があります。
サラダ用に使う玉ねぎは小さめのものを選ぶといいでしょう。
◎色と形を見る
玉ねぎの皮の色が鮮やかで、傷が少なくずっしり重い玉ねぎを選びましょう。
傷があると玉ねぎの細胞が崩れて、辛味成分アリナーゼが発生している可能性があります。
まとめ
・切った玉ねぎは水や酢にさらしたり、塩揉みすればさらに辛くなくなる
・玉ねぎの辛味が気になるポテサラは加熱する
・ゆで卵やヨーグルトを加えれば玉ねぎの辛さを抑えられて、まろやかな味のポテトサラダができる
他にも「ポテトサラダに辛い玉ねぎがたくさん入ってて手に負えない」という時は、チーズをかけて焼いてグラタンにしてしまうのも手ですよ。
ぜひ美味しく食べてくださいね。
