鶏肉の臭いが気になる時ありませんか?
調理してる時からすでに…という場合もあれば、加熱して食べる時の臭みが強烈だったなど。
においを気にせず美味しい鶏肉が食べたいですよね。
そこで今回は、鶏肉が臭い理由や食べた影響、効果的な臭い消しについてお話します。
「臭い鶏肉はもう嫌!」という方の参考になれば嬉しいです。
鶏肉が臭いのはなぜ?4つの原因について
鶏肉の臭いの原因は、主に4つです。
・酸化臭
・冷蔵庫の臭い
・腐った臭い
鶏肉は食べていたエサによって、臭いが変わってきます。
特に鶏はエサの影響を受けやすいため、食べているものによって独特の臭みとなってしまうんです。
また「足が早い」ともいわれる鶏肉。
酸化することによって、臭いが発生します。特にブラジル産のような黄色い脂が多いものは酸化と共に強烈な臭いを放ちます。
生の状態でくさい鶏肉は、加熱しても臭いがとれません。
保存にも注意が必要です。
冷蔵庫に鶏肉を入れることで、他の食材の匂いや湿気を吸収してしまいます。
冷蔵庫に入れないわけにはいかないので、仕方ない部分もありますが、「冷蔵庫の臭い」もあると知っておくだけでも気分が違いますよね。
そして、鶏肉が腐ることで出る臭いも。
鶏肉の独特の臭いとはまた違い、腐った卵の硫黄の臭いや、酸っぱい臭いがします。
臭い鶏肉を食べたらどうなるの?
臭い鶏肉を食べても、腐っていなければ体に影響はありません。
しかし、腐っている鶏肉を食べた場合、食中毒になる恐れがあるので注意しましょう。
鶏肉にはカンピロバクターという細菌がついている可能性があり、カンピロバクター増殖の危険性があります。
腐った鶏肉は火の通りが甘いものと同じで、下痢や嘔吐、発熱といった症状を引き起こすので、しっかりと見分けて食べないようにして下さい。
腐った鶏肉の特徴は、
・硫黄のような酸っぱい臭い
・粘ついており、糸を引いている
・表面が灰色や白っぽい色をしている
・ドリップ(血の混ざった液体)が大量に出ている
・カビが生えている
といったものです。
また、気づかずに腐った鶏肉を茹でてしまっても、大量のアクが出ます。
「おかしいな」と思ったら、念のため一緒に調理していたものも捨てましょう。
他の食材にも腐敗臭が移って、食べられないほどになります。
効果的な鶏肉の臭い消しは?
鶏肉の臭い消しは以下のように、下処理の段階で行います。
①ドリップを綺麗に拭き取る
スーパーに並んでいる鶏肉には、ドリップが出ている鶏肉ありますよね。
ドリップは、鶏肉のタンパク質やビタミンなどが溶け出た水分で、細菌が増殖し臭いのもととなります。
ですから、ドリップはキッチンペーパーなどで、きれいに拭き取りましょう。
冷凍する場合もドリップを拭き取ってから冷凍保存すると、解凍時の臭いが気になりません。
②脂身を取り除く
皮と肉の間のところに黄色い脂身がついています。
これも臭いの原因となるので、皮ごと取り除きましょう。
③塩を揉み込む
鶏肉に大さじ1の塩をよく揉み込んで、10分ほどザルや網に置きます。
これは塩の水分排出効果を期待したもので、その後は水でよく流すだけ。
安い鶏肉でも臭みが驚くほど消えますよ。
④下味をつけて冷凍する
下味冷凍を上手く活用しましょう。
料理酒や香味野菜・ハーブなど、臭み消しの効果がある食材で下味をつけます。
料理酒は素材を柔らかくするので、鶏肉がジューシーに仕上がりますよ。
臭くない鶏の選び方のポイント
臭くない鶏の選び方のポイントは「新鮮なものを選ぶ」ことです。
臭みの原因は鶏の体臭か、古くなってしまった酸化臭ですから、新鮮なものを選べば臭みはほとんどありません。
新鮮な鶏肉の特徴は、
・皮の色が黄色で、毛穴が盛り上がっている
・肉の色がピンクでハリがあり、弾力がある
といったもの。
また、ブラジル産よりも国産のほうが臭みは断然に少ないです。
ちょっと値段がお高いですが、おいしい鶏肉を食べたいなら国産も視野に入れてみましょう。
まとめ
鶏肉が臭い理由についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・臭い鶏肉を食べても体に影響はないが、腐ったものだと食中毒の恐れあり
・鶏肉の臭い消しは下処理がポイント
・新鮮な鶏肉を選ぼう
鶏肉が臭いと途中で食べる気をなくしてしまいますので、まずはスーパーで新鮮な鶏肉を選ぶ→下処理を頑張ることをやっていきたいと思います。
本来、鶏肉はおいしいものですから臭いを気にせずに食べたいものですね。
今回紹介した情報が、皆さんのお力になれば嬉しいです♪