今回はヨーグルトを温める効果についてお伝えしていきます。
体を冷やしづらい食べ物として、最近ホットヨーグルトがメディアやSNSで話題になっています。
「ヨーグルトを温めるの?」とびっくりするかもしれません。
実は、ヨーグルトは温めたほうが体に優しく栄養もとりやすくなるんですよ!
・ホットヨーグルトに適した温度や温め方
・ダイエットにホットヨーグルトを取り入れるには?
ホットヨーグルトをおいしく飲むためのコツも紹介しています。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
ヨーグルトを温める効果
ホットヨーグルトは腸を冷やさない効果が期待できます。
冷蔵庫から出したてのヨーグルトってひんやりしますよね。
朝、体が起ききっていない状態で冷たいヨーグルトを食べると、胃や腸に負荷がかかってしまい消化、吸収力を低下させます。
ヨーグルトを温めれば胃腸を冷やすことがないので、余計な負荷をかけることがありません。
胃腸が温まり、血流が良くなって代謝も上がるという好循環も期待できますよ。代謝が上がると痩せやすい体がキープされます。
また、ヨーグルトに多く含まれる乳酸菌は人肌程度(40℃くらい)であれば温めても死滅しないことがわかっています。
ちなみに「飲むヨーグルト」を温めても同じ効果が期待できます。
ヨーグルトに含まれる栄養を十分に摂るには、ホットヨーグルトがおすすめです。
ヨーグルトを温める時間と温め方は?
ホットヨーグルトに適した温度は35〜40℃前後です。
人肌程度と覚えておくといいでしょう。
ヨーグルトの温度が50℃以上になると、ヨーグルトに含まれる善玉菌であるビフィズス菌が死滅してしまいます!
ヨーグルト100gほどの場合は600Wで30秒、500Wのレンジで40秒が目安です。耐熱皿に移してラップをせずに加熱します。
飲むヨーグルトもマグカップに移してから加温してくださいね。
加熱しすぎるのが不安であれば、10秒単位でこまめにチェックしてもいいでしょう。
鍋で煮込んだりすると、あっという間に温度が上がるのでNGです!
ただ、熱が上がりすぎてビフィズス菌が死んでしまっても、腸内の善玉菌の餌になるので無駄にはなりません。
ダイエットへの活用のポイント
ダイエット目的でホットヨーグルトを食べるなら、夜に食べるようにしましょう。
腸は寝ている間に活動します。
夕食後に温めたヨーグルトを食べることで、老廃物が効率的に排出されるサイクルができ上がります。
便通が良くなり、むくみ解消にも効果が期待できますよ。
また、ヨーグルトに含まれるカルシウムが寝ている間に成長ホルモンの分泌を促し、脂肪燃焼に繋げてくれます。
ただし、ホットヨーグルトを食べれば劇的に痩せると言うわけではありません。太りづらい体にするためにはダイエット中の補助食品として取り入れるといいでしょう。
ヨーグルトを温めるとまずい?固まる?そんな時の対処法
ヨーグルトは冷たい状態で食べることがほとんどです。
私も温めたヨーグルトは実際にはおいしいのか半信半疑でしたが……飲むヨーグルトのようなさらさらとした食感になり、思ったよりも食べやすかったです!
ただ、無糖ヨーグルトのなかには酸味が強くなったと感じたものもありました。
お酢のようにツンっと鼻につく匂いもあるので、ホットヨーグルトを「まずい…」と感じるかもしれません。
そんな時はバナナやはちみつを加えてみてください。甘味と風味で独特の酸っぱさが気にならなくなりますよ。
バナナや蜂蜜に含まれるオリゴ糖は腸の動きを良くしてくれるのは有名ですよね。ヨーグルトとも相性がいいのでぜひ活用してください。
「味に飽きてきた」という時はココアを混ぜたり、りんごや生姜のしぼり汁を少し加えてもおいしいですよ!
なお、ヨーグルトを温めると固まって分離することがあります。
これは加熱しすぎが原因です。
熱を加えすぎるとヨーグルトに含まれる水分と乳成分が分離してしまうんです。
こまめにレンジで加熱して確認するか、あらかじめ大さじ2杯程度の水を入れると分離しにくくなりますよ。
まとめ
・ホットヨーグルトの最も適した温度は人肌程度
・夜に温めたヨーグルトを食べれば、脂肪の蓄積を抑えることができる
・酸味などが気になる時は蜂蜜、バナナ、ココアなどと組み合わせると良い
寒い冬はもちろんのこと、冷たい飲み物やクーラーで隠れ冷え性に陥りがちな夏に飲むのもおすすめですよ。
ホットヨーグルトで体質改善を目指しましょう。