お盆を過ぎると「クラゲが大量発生する」と聞いたことがありますが、実際に出始めるのはいつなのでしょうか。
また、クラゲが多い時期もあわせて知っておくと、海水浴でのリスクを減らせますよね。
そこで今回は、
・クラゲがいない海
・刺されないための対策
・刺された時の対処法
について詳しく解説していきます。
クラゲはいつから発生する?
クラゲはお盆頃に急に発生するわけではありません。
真冬の海でも漂っています。
しかし小さすぎて認識できなかったり、そもそも夏以外はあまり海に入らない時期なので見つかることが少ないのです。
ではなぜ「お盆を過ぎるとクラゲがいる」と言われるのでしょうか。
それは、お盆頃になると海水の温度が20~30℃まで上昇し、クラゲにとって快適な温度となり成長が進むためです。
クラゲは種類にもよりますが、5月〜8月頃にかけて大人のクラゲになり活動期に入ります。
それまでは小さすぎて見つけづらかったものが、成体になることで目につくようになって、急に出てきたように見えるのです。
またお盆時期になると、アンドンクラゲの目撃情報も増えます。
アンドンクラゲは刺された時の痛みが強く、「電気クラゲ」とも呼ばれる種類です。
群れで水面付近に漂っていることが多く、大群で漂っている場合は海水浴場が一時閉鎖されることもあります。
なので、
- 大人のクラゲの数が多くなるのがお盆時期であること
- アンドンクラゲの目撃情報が増えること
以上の2点から「お盆時期にはクラゲが増える」と感じるんですね。
クラゲがいない海ってあるの?
一般的に「クラゲが出るから海水浴はできない」と思われている9月になっても「海水浴ができる」とされている場所がいくつかあります。
・逗子海岸(神奈川県逗子市)
・由比ヶ浜海岸(神奈川県鎌倉市)
・白良浜(和歌山県西牟婁郡)
ただし、クラゲがまったくいないわけでもないですし、遊泳期間ではないこともありますから「何日まで泳げるか」を事前に確認しておきましょう。
クラゲに刺されないための対策
日焼け止めをしっかりと塗ることで、クラゲの触手が直接触れることを多少ですが防ぐことができます。
中にはクラゲ除けの成分を含んだローションやボディクリームも販売されているので、使用を検討してみても良いでしょう。
他にも、ラッシュガードやウェットスーツなどを着用して、肌の露出を減らす方法も有効です。
また、浜辺に打ち上げられたクラゲでも毒が残っていますので、うっかり触ったり踏んだりしないよう気をつけましょう。
刺された時はどうする?すぐに出来る対処法
・触手が刺さっていた場合は、素手ではなく毛抜やピンセットで取り除く
・真水ではなく海水で患部を洗う
クラゲには毒性の強いタイプと弱いタイプがいます。
痛み・かゆみなどの症状が軽い場合は、市販の虫刺され薬でも「クラゲに効果がある」と記載されたものであれば対応できるでしょう。
しかし、時間が経ってから症状が重くなることもあります。
応急処置の後は経過をよく観察し、患部の腫れや痛みが増すようであれば病院で見てもらった方が良いでしょう。
また、過去にクラゲに刺されたことがある方は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性があるので要注意!
その場合も、すぐに病院で診察を受けてくださいね。
まとめ
「クラゲはいつからいるの?多い時期」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・クラゲが成体化し、目につくようになるのが5~8月にかけて
・お盆時期はアンドンクラゲの目撃情報も増える
・日焼け止め、ボディークリーム、ラッシュガードでクラゲ対策をしよう
・刺されたら患部をこすらず触手を毛抜きで抜き、海水で洗う
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