ご飯やお菓子をつい食べ過ぎてしまう時ってありますよね。
また、クリスマスやお正月などのイベントで集まりがあると、その場の雰囲気で暴飲暴食してしまいます。
そして、翌日に体重を測って大後悔(;’∀’)
「食べ過ぎた次の日に調整すると良い」と聞きますが、りんごだけとか「~だけ」ってどうなんでしょう。
そこで今回は、
・健康的に体重を戻す方法
について詳しく解説します。
食べ過ぎた次の日にりんごだけってあり?

りんごは1個あたり183kcalと低カロリーな食べ物です。
食物繊維が豊富で食べごたえもあります。
体重を戻すために次の日「だけ」、りんごというのはアリでしょう。
ただし、次の日だけです。
摂取カロリーを抑えることにこだわって、偏ったものだけ食べることは、一時的に体重を戻すことに成功しても体調を崩す原因になります。
実際にりんごだけでは、たんぱく質や鉄分が不足してしまいますね。
食べ過ぎた後のリセットに関わらず、「〇〇だけダイエット」は健康的に体重を戻す方法としてはおすすめ出来ません。
なので、食べ過ぎた次の日限定であれば「りんごだけ」も時にはありですが、続けるとリバウンドしやすい体になってしまいます。
食べ過ぎた翌日の「~」だけダイエットについて
食べ過ぎた翌日、なぜ「〇〇だけ」といった食べ方がおすすめできないか、よくある食品例について詳しくみていきいましょう。
ヨーグルトだけ

ヨーグルトは良質なたんぱく質と脂質、カルシウムやビタミン A ・ B1 ・ B2 が含まれます。
しかし、植物性脂質ではなく動物性脂質となるので、摂りすぎは肥満の一因となります。
また、ヨーグルトは乳製品で冷蔵庫に入っていますから、体を冷やす原因となってしまうことも。
ヨーグルトバナナだけ

食物繊維豊富なバナナ&ヨーグルトの組み合わせは、糖分・ビタミン・ミネラル・たんぱく質が含まれているのでバランスが取れていますね。
しかしバナナの「カリウム」は塩分を身体から排出する働きをもつ半面、身体を冷やす働きもあります。
ヨーグルトも体を冷やしますし、代謝が落ちてしまうデメリットがあります。
フルーツだけ

フルーツは果糖を豊富に含んでいます。
他のものを何も食べずフルーツだけでお腹を満たそうとすると、それだけ多くの果糖を摂取することに。
果糖は摂りすぎると中性脂肪や血糖値を上げたり、肥満の原因になることもあります。
納豆だけ

大豆イソフラボン・カルシウム・マグネシウム・鉄・食物繊維など、栄養が豊富で消化も良い納豆はダイエットにおすすめの食品です。
しかし「納豆だけ」は、大豆イソフラボンの摂り過ぎになります。
実際に納豆だけで過ごそうと思うと、1日3パックは食べたいところですよね(^-^;
イソフラボンの過剰摂取は、ホルモンバランスを乱す可能性があります。
1日くらい食べ過ぎたからといってすぐに影響が出るわけではありませんが、食べ過ぎないに越したことはないでしょう。
目安は1日で1~2パックです。
オートミールだけ

オートミールは食物繊維とたんぱく質が多い食品です。
オートミールだけ食べるならスープ類でふやかすことになると思います。
お湯だけでふやかしたものはとてもじゃないけど、食べられません。
ふりかけなど、ご飯のお供が欲しくなります。
そういったものをプラスしたり、スープ類でふやかすとしても「オートミールだけ」というのは1日くらいなら悪いものではありません。
ただし、食べ過ぎで働きが弱くなっている胃腸に、食物繊維の多いオートミールは負担が大きいです。
また、組み合わせる食品が塩分が多いものになるので、むくみに気をつける必要があります。
スープだけ

具材をたくさん入れればスープだけは「あり」です。
温かい野菜スープにタンパク質も摂れるよう、ササミなどを加えると良いでしょう。
もし「お肉は食べる気になれない」というのであれば、お豆腐や卵がおすすめです。
ジャガイモなどの炭水化物も少しプラスすると、栄養バランスが良くなります。
水だけ

食べ過ぎた翌日は水分をしっかり摂った方が良いですが、「何も食べない」のは体調不良を引き起こす可能性があるだけではなく、代謝も落としてしまいます。
ただし、胃に何か残っている感じがあるうちは無理して食べなくてもOK!
食べないにしても、内臓を温めるために冷たい水より白湯をおすすめします。
そして、お腹が空いたら代謝を維持するために、スープなどお腹に優しいものを食べましょう。
食べ過ぎた翌日に気をつけたいポイント!
「すぐにリセットを!」と焦るあまり、何も食べない・極端に食事を減らすのはNGです。
上記の方法では、消化・吸収によるエネルギー消費と基礎代謝の維持が期待できなくなります。
それに絶食した場合は回復食に気を付けないと、食事を再開した時に「血糖値の急激な上昇」など、様々な体調不良を引き起こすことにもなりかねません。
食べないのではなく、内容と量で調整すること。
それが大事です。
一時的に体重を戻すだけではなく、その後の体重や体調管理に悪影響がないように気をつけましょうね。
また、先ほど例に上げたバナナ・りんごなどのフルーツやヨーグルト、納豆などは消化にもよく腸内環境を整えるにはおすすめの食品です。
単品のみを食べ続けることはおすすめできませんが、組み合わせて取り入れると良いでしょう
そして、食べ過ぎた翌日は、次の5つを心がけてみてください。
・胃腸をいたわるために、脂っこいものや塩辛いものは避ける。
・腹8分目にする。
・ストレッチや散歩など軽い運動を取り入れる。
・シャワーで済ませず、湯船に浸かることで血行を促進する。
食べ過ぎた分はすぐに脂肪に変わるわけではなく、脂肪に変わるまで48時間ほどです。
「すぐにリセットしたい」と焦るかもしれませんが、その「48時間の間に調整できれば大丈夫」と思うと少し気持ちが楽になりませんか。
また、脂肪が1kg増えるには、7200kcalものカロリーを余分に摂らなくてはいけません。
仮に体重が増えたとしてもそれはほとんど水分です。
なので、焦ることはありませんよ。
食べ過ぎてしまって後悔するより、「身体にいいことを見直すきっかけ!」と考えたほうが良いですね。
まとめ
「食べ過ぎた次の日にりんごだけ、〇〇だけはどうなの?」という点について、お話してきました。
ポイントをまとめます。
・そもそも単品ダイエットは体調不良のもとに
・「〇〇だけ」ダイエットをするなら、バランス良く具材を入れたスープがおすすめ
・脂肪はすぐにつくものではなく、ほとんどが水分なので焦る必要なし
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