今回はごぼうの食べすぎについてお伝えしていきます。
体にいい食べ物として知られるごぼう。
中でもごぼうに含まれる食物繊維、便秘に悩まされる人の強い味方ですが、食べ過ぎると体に悪い影響が出ることも。
・ごぼうを食べることで得られる効果
・栄養をしっかりとれる方法
ごぼうの栄養素をなるべく失わない保存方法も紹介します。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
ごぼうを食べ過ぎる4つの影響
ごぼうには腸の調子を整える不溶性と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれています。
歯応えがあって満腹感も感じやすいので、ダイエット中の人も嬉しい食材です。
体にいいからといって、ごぼうばかりを食べていると体に悪い影響も出てきます。
①腹痛
食べ過ぎによる代表的な影響は腹痛です。
ごぼうは繊維がしっかりしているので、消化に時間がかかります。
食べすぎて胃の中にいつまでもごぼうがある状態になると胃液が分泌され続け、胃痛や胸焼けの原因になります。
②下痢
ごぼうは食物繊維が豊富です。便秘がちの人に特におすすめの食材。
水溶性食物繊維は便を柔らかくする効果があるので便通にお悩みの人にはピッタリ。
ですが、ごぼうを食べすぎることで水溶性食物繊維の効果が強く出過ぎて、下痢につながることがあります。
③ガスが出やすくなる
食物繊維は腸内で分解される過程でガスを発生させます。
それがおならとなって体外に排出されます。腸内に必要以上に食物繊維があると、ガスが常に出ている状態が続くことになります。
止まらないガスに人知れず悩んでいる……なんて人も。
ガスが止まらない悩みはなかなか人にも打ち明けづらいもの。食べるごぼうの量を調整するようにしましょう。
④腸閉塞
腸閉塞は腸管内に食べ物が詰まってしまうことを指します。
ごぼうを食べすぎると消化が十分になされずに腸閉塞を引き起こすことがあります。
激しい腹痛のほかに、ガスや便が出なくなると言った辛い症状に襲われることも……
ごぼうを食べすぎても腸閉塞のような重篤なことになるのは稀ですが、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
ごぼうの効果効能
水溶性食物繊維が豊富
ごぼうは野菜の中でもトップクラスの食物繊維の多さです。
食物繊維でできていっていると言っても過言ではないほど。その量はキャベツの3倍です。
水溶性食物繊維は水に溶けるとゼリー状になり、便を柔らかく排出しやすい状態にしてくれます。
合わせてコレステロールも吸収を遅らせ、血糖値や中性脂肪の上昇を抑える嬉しい効果もありますよ。
不溶性食物繊維が豊富
ごぼうには水溶性と不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。
不溶性食物繊維の特徴は便のカサ増しをしてくれること。腸内を刺激してぜんどう運動を活発化させてくれます。
スムーズな便通のアシストをしてくれますよ。
あごが強くなる
ごぼうは固く歯応えがあるので、飲み込むまでしっかりと噛む必要があります。
しっかり噛むとあごの筋肉が強くなり、脳への血流もよくなることが知られています。
発達期の幼児にもおすすめの食材なので、給食に積極的に出す保育園もあるんですよ。ごぼうサラダや、ごぼう揚げにしておいしく食べましょう。
ごぼうの効果的な食べ方
ごぼうに含まれる栄養素を余すことなく取り入れるなら、お味噌汁やスープに使うのがおすすめです。
水溶性食物繊維はその名の通り水に溶けやすい性質がありますが、汁まで飲むメニューなら栄養素の流出も心配する必要はありません。
また、ごぼうは空腹感を抑えて食べ過ぎを防ぎます。
汁物の満足感と食物繊維による糖質吸収を抑制する効果で、ダイエット中にもピッタリです。
ゴボウの栄養を失いにくい保存方法
ごぼうは見た目から劣化が見分けづらい野菜です。
使いきれなかったごぼうが野菜室の奥深くに眠っているなんてことありませんか?ごぼうの栄養を失わせずに保存するには、なるべく乾燥しないようにすることが大切です。
泥付きごぼうは新聞紙に包んで冷暗所で保存します。保存の目安は2週間程度です。
洗ったごぼうは、ラップに包んで空気に触れないようにします。
水気が残っていると水溶性食物繊維が流れ出てしまいます。しっかりと水気を拭き取ってからラップで包んでくださいね。
野菜室で保存して、2〜3日で使い切るようにしましょう。
まとめ
・ごぼうには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく入っている
・程よく取り入れれば、腸内環境を整える効果が期待できる
・汁物メニューがおすすめ
・水気を拭き取り、冷蔵で2〜3日ほど保存可能
ごぼうはしっかりとよく噛んで食べましょう。
体に良い食材でも食べ過ぎると体に悪影響を及ぼす場合もあるので、自分の体に必要な量を食べるようにすると良いですね。