インスタントコーヒーは多くの人々にとって日常の一部となっています。
しかし、一度開封して日にちが経って黒くなったり、賞味期限が切れたりすると腐っているのか気になりますよね。
そこで今回は、
・賞味期限切れはいつまで?
・腐ったときの変化
・適切な保存方法
について紹介していきます。
インスタントコーヒーは腐るの?
インスタントコーヒーは通常、長期間保存することができますが、腐ることはありません。
インスタントコーヒーは水分を取り除いて凍結乾燥されたものであり、その構成要素であるコーヒー豆や粉末は長期間品質が安定しています。
ただし、開封後は湿気を吸収しやすいため、なるべく早く使いましょう。
また、風味や香りは時間の経過とともに劣化します。
新鮮な味わいを楽しむには開封後はできるだけ早く消費しましょう。
インスタントコーヒーの賞味期限!賞味期限切れはいつまで大丈夫?
そもそも賞味期限は製造日からの保証期間であり、その日まで品質が保たれることを保証しています。
一般的には、賞味期限を過ぎた後も少しくらいなら品質が急激に劣化することはありませんが、風味や香りは次第に劣化します。
未開封の場合
目安は賞味期限切れから1ヶ月以内ですが、見た目や匂いに異常がなければ安全に飲むことができます。
ただ、未開封の場合でも風味が劣化している可能性があるので、味わいは期待通りではないかもしれません。
また、保存状態によっても賞味期限が変わる場合があります。
開封後の場合
賞味期限を過ぎた開封済みのインスタントコーヒーでも、見た目やにおいに異常がなければ安全に飲むこともできます。
ただし、開封後は湿気を吸収しやすくなっているため、品質の劣化が進むスピードが早いです。
できれば期限が過ぎた2週間以内に飲むとよいでしょう。
インスタントコーヒーが腐るとどうなる?
インスタントコーヒーは微生物の繁殖環境とならないため腐ることは一般的にないですが、品質が著しく劣化することはありません。
その場合の変化は以下の通りです。
色がより黒っぽくなる。
湿気を吸収して塊状になる。
✔におい
コーヒーの香りが感じられなくなる。
酸っぱい匂いや酸化した臭いがする。
✔味
コーヒー由来の苦味や酸味が薄まる。
酸化したすっぱさを感じる。
腐ったコーヒーを飲んだ影響は?
通常は腐ることがほとんどないインスタントコーヒーですが、保存状態により水分が含まれ腐ることも考えられます。
腐ったコーヒーには細菌、カビが含まれているため食中毒になる可能性も。症状は下痢、腹痛、嘔吐です。
また、食中毒までの症状が出なくても消化不良などの不快感を感じるケースもあります。
インスタントコーヒーの適切な保存方法
インスタントコーヒーを適切に保存するには、以下の3つのポイントに気をつけましょう。
②冷暗所で保存する
③湿気から保護する
インスタントコーヒーを購入したら密閉容器に移し替え、乾燥剤を入れることで湿度を低下させることができます。
コーヒー保存専用の入れ物がネットやニトリなどでも売っているので、チェックしてみてくださいね。
古くなったインスタントコーヒーの使い道
古くなったインスタントコーヒーは飲むだけでなく、他の目的に活用できます。
そのひとつが料理。スパイスとして使用することで料理に深みや風味を加えることができるんですよ。中でもチョコレート系のデザートにはよく合い、美味しさが増すことがあります。
まとめ
✔未開封で賞味期限切れは1ヶ月過ぎまで、開封済みならなるべく早く飲む
✔コーヒーの品質が著しく劣化すると、黒くなったり酸っぱい臭いがする
インスタントコーヒーは滅多に腐ることはありませんが、水分などが入ったり保存状態によって腐ることもあります。
美味しく飲むためには適切に保存し、賞味期限が切れてもなるべく早く飲みたいところですね。