今回はあたりめの食べすぎについてお伝えしていきます。
あたりめはイカの内臓を取り除いて乾燥させたものです。
スーパーやコンビニでも気軽に手に入るので、思い立った時に買えるのもいいですよね。
ちなみにするめとあたりめは同じものです。「する」は縁起が悪いので、「あたり」に言い換えたとも言われています。
・1日の適量はどれくらい?
・あたりめを食べるメリットはあるのか
あたりめは意外にも子どもからの人気も高いので老若男女楽しめます。
食べることでどんな影響が出るのかまとめました。
ぜひ記事を読んでみてください。
あたりめを食べ過ぎるとどうなるの?4つの悪影響
あたりめを食べすぎると、体にさまざまな影響が出ると聞きます。
中には病気になるという話も。食べすぎた時の症状をまとめました。
①口臭が強くなる
イカにはトリメチルアミンオキシドという匂い成分が含まれています。
乾燥や加熱すると臭いが強くなり特有の生臭さが現れます。また、あたりめが口の中の水分で膨らむとイカの生臭さが口臭となってあらわれます。
イカに触れた後に服や髪を触ると臭いがついて、しまいなかなか落とすことができません。
食べる場面を考える必要があるでしょう。
②痛風のリスク
痛風は体内の尿酸が増えて起こる病気です。
体の中で増えすぎた尿酸が固まって、関節や腎臓に痛みをもたらします。
イカには尿酸の固まりであるプリン体が多く含まれているので、食べすぎると痛風のリスクにつながります。
③腹痛や下痢になる
乾燥させたイカは水分を吸収すると膨らみます。
勢いよく食べてしばらくしたら「お腹がパンパン」という経験をした人もいるのではないでしょうか。お腹の圧迫感から、吐き気や腹痛につながることも。
消化不良で下痢になってしまうこともあります。
④あごが痛くなる
あたりめのかみごたえも美味しさの一つですよね。噛んでいるうちに満足感も得られます。
しかし、日頃からあまり固いものを食べる習慣がないとあごが疲れることも。
しっかり噛めばあごの筋トレになりますが、いつまでも噛みきれないとあごが痛くなります。筋肉痛を感じたり、噛み合わせが擦れて痛いといったことが起こります。
⑤塩分の摂りすぎ
あたりめは商品によって塩分量が違いますが、100gあたり約2~3gの塩分が含まれています。
日本人の1日あたりの塩分量の目安は6.5〜7.5g以内。たくさん食べると塩分過多になります。
塩分の摂りすぎは高血圧や動脈硬化、むくみなどの様々な症状の原因になるので注意が必要です。
あたりめの適量は?
あたりめは低カロリーなのでおつまみだけでなく、ダイエット中にもぴったり。
あたりめの適量は20g以内になります。ちなみにコンビニで売っている小袋は約20g。たくさん噛むことで満足感が得られるので、20g程度でもお腹いっぱいと感じるはず。
それ以上食べると塩分の摂りすぎになるだけでなく、消化に時間がかかり胃腸の調子も悪くなってしまいます。
あたりめを食べる5つのメリット
あたりめはおやつとして注目の食材。食べることによるメリットもたくさんあります。
①生活習慣病予防
イカにはDHAやEPA 、タウリンといった注目の栄養素がたくさん含まれています。
悪玉コレステロールを減らすので生活習慣病の予防に役立ちます。血流を良くし自律神経も整えてくれますよ。
②イライラ予防
あたりめに含まれるナイアシンは脳の栄養分になります。
心身のバランスが崩れるとイライラや不眠になることがありますよね。
ナイアシンは脳を元気にしてくれてます。落ち着かない気分の時に食べてみてはいかがでしょうか。
③あごの力がつく
たくさん噛んで、あごの力がつくことは体にとって重要なメリットの一つです。
口の周りの筋肉が発達すると、年齢を重ねても固いものをしっかり噛むことができます。あごの動きが脳を刺激して老化防止や記憶力アップにもつながりますよ。
④ダイエットの強い味方
低カロリーで低糖質、高タンパク。長く口の中に留めておけるあたりめはダイエット中のおやつにぴったり。
口寂しい時に食べると不思議と満腹感を感じます。また、食前に食べることで食事を食べすぎない効果も期待できます。
⑤悪玉コレステロールを減らせる
以前は高コレステロールを理由に「イカはあまり食べない方がいい」と言われていました。
しかし、最近の研究では口にするコレステロール量と血液のコレステロール量には関係性がないことが分かってきました。
また、イカには「悪玉コレステロールを減らす」という効果も判明しています。
まとめ
・食べすぎると痛風や胃腸の不調に襲われることも
・1日に食べられる目安は20g以内
・低カロリーで低糖質高タンパクなのでダイエットにぴったり
独特な臭いや食べ過ぎには注意が必要ですが、適量を守ればメリットの方が多い食材です。
ダイエット中のパートナーにしていきましょう。