サバを含む魚類は「ダイエットや体に良い効果がある」と知られています。
しかし、食べ過ぎはやはりデメリットがあるんです。
そこで今回は、
✔サバは毎日食べても良いの?
✔1日の適切な摂取量
✔サバの驚くべき効果と効能
について詳しく解説していきます。
「サバを食生活に摂り入れたい」と考えている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
サバを食べ過ぎる4つのデメリット
サバは栄養価も高く、ダイエットにもむいている食べ物と言われています。
しかし、食べすぎると体に悪い影響が出てきてしまうので注意が必要です。
①ヒスタミンによるアレルギー症状
「サバを食べると蕁麻疹が出る」という話、聞いたことはないでしょうか。
サバを食べたことによるアレルギー症状の一つです。
実は、サバに食物アレルギーを持っていない人でもこの症状は出るんです!
厳密には「ヒスタミン」という成分が原因の食中毒症状ですね。
サバなどの魚に多く含まれるヒスチジンが、水揚げのときに「ヒスタミン生成菌」に触れてヒスタミンとなります。
このヒスタミンを100mg以上食べると、食中毒を発症すると言われています。
サバを多く食べると食中毒のリスクも上がってしまうんですね。
②高カロリー
サバ缶の内容量は190gほどで、1缶あたり300キロカロリーです。
サバ缶は「ものすごくヘルシー」というわけではありません。
ご飯一杯がおおよそ240キロカロリーなので、比べるとわかりますね。
他のメインの食事に追加してサバ缶を食べると、簡単にカロリーオーバーになってしまいます。
食事のバランスを考えて食べる必要があります。
③EPAやDHAの取りすぎ
「サバにはたくさんの栄養成分が含まれていて体にいい」という話を聞いたことはありませんか?
特にEPAとDHAはサバに含まれる代表的な栄養成分です。
・DHA(ドコサヘキサエン酸):神経の情報伝達をスムーズにして認知症予防に効果を発揮
一方でこれらの栄養分を取りすぎると「気持ち悪い」「下痢になる」といった副作用が出ることも。
サバにはどちらも豊富に含まれているので、1日1缶までにとどめた方がいいでしょう。
④塩分の過剰摂取
塩鯖などの味付けしたものや、サバ缶には食塩が使われています。
例えば、サバ缶1缶あたりの塩分は1.8g前後です。
日本人の1日の塩分摂取量の目安は男性7.5g、女性6.5g未満ですから、注意が必要ですね。
サバの一日の摂取量
サバは量に注意していれば、毎日食べていても大きな問題はありません。
サバを食べることによる健康効果は1回食べただけでは発揮されないものがほとんど!
むしろ継続して食べ続けることが必要なんですよ。
とはいえ、塩分や栄養分の過剰摂取を避けるため、毎日食べるのであれば焼き鯖の切り身なら1切れ、サバ缶であれば1缶くらいが目安となります。
もしサバ缶で取り入れるのなら、身だけでなく汁ごと活用することがおすすめです。
サバの栄養を余すことなく取り入れることができますよ。
さばの効果・効能
さばに多く含まれるEPAやDHAは、健康や美容に効果を発揮します。
継続して取り入れることで、体質改善に役立ちますよ。
血液サラサラ効果
EPAは血液をサラサラにする効果があるn-3系脂肪酸です。
高血圧や血栓の予防が期待できます。
DHAは脳の機能や神経伝達を活性化させる働きがあると言われており、認知症の発症リスクを抑えたり、記憶力をよくする効果も期待できます。
受験生にもおすすめの成分です。
ダイエット効果
EPAは食欲を抑制する効果と、糖質の吸収を緩やかにする働きもあります。
ですから、サバを食べ続けると太りにくい体質に近づける効果もあるんです。ダイエットになりますね。
また、サバにはビタミンB6が多く含まれているため、皮膚や粘膜を健康的に保つことができます。
まとめ
・1日の摂取量は切り身なら1切れ、サバ缶なら1缶程度
・サバは食べ過ぎなければ美容や健康に良い効果を発揮
体に良いサバですが、食べ過ぎには気をつけたいところですね。
適量を守って食卓に取り入れていきましょう。