レーズンとはブドウを乾燥させた「干しぶどう」のことです。
市販のお菓子よりも体にいいイメージがあるので、ついパクパクと食べ過ぎてしまいます。
でも、レーズンの食べ過ぎは健康によくないんです。
そこで今回は「レーズンを食べ過ぎるとどうなるか」を分かりやすくお話していきます。
また、1日の目安量や食べ過ぎないためのコツも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
レーズンの食べ過ぎは健康に悪い?鼻血・下痢・太るデメリット?
レーズンは「健康やダイエットによい食べ物」と言われています。
しかし、食べ過ぎると以下のようなデメリットがあるんです。
太りやすい
レーズンには単糖類や二糖類といった糖質が含まれています。
これらの糖類は身体に吸収されるのが早く、 血糖値が急激に上がってしまうといった特徴があります。
レーズンはぶどうを干したものなので、パクパクと量が食べられてしまいますが、 水分がほぼ抜けているぶん栄養そして糖質までもがギューッと凝縮されているのです。
また、カロリーが高いのも太りやすい要因となります。
レーズンは1粒あたり2kcalですが、前述したように水分が抜けている分、たくさんの量を簡単に食べられてしまいます。
1粒あたりのカロリーは低くても、何粒も食べるとそれだけカロリーが積み重なっていくので、カロリーオーバーにならないように気をつけたいところです。
お腹の調子が悪くなる
レーズンには水溶性と不溶性の食物繊維が両方含まれています。
食物繊維自体は腸内環境を整えてくれる栄養素ですが、 水様性食物繊維は食べ過ぎてしまうとお腹がゆるくなり下痢を引き起こし、不溶性食物繊維は便秘を招きます。
いずれにしても、食べ過ぎは腸への刺激になりますので、胃腸の弱い方は特に気をつけましょう。
鼻血が出る?
チョコのようにレーズンの食べ過ぎは鼻血が出る、といった噂があるようです。
しかし、「レーズンを食べると鼻血が出る」といった事実は確認することができませんでした。
詳しく調べてみると「食べ過ぎを防ぐために言われていたことではないか」といった見方が多いようです。
レーズンの1日の目安量は?
一般的には、1日に摂ってよいとされている間食のカロリーは200カロリーです。
レーズンは約66gで200カロリーとなります。
粒で言うと80〜90粒ほどです。
ただしこれは、間食を全てレーズンにする場合なので、他のものも食べたい場合は分かりやすく、100kcal約40粒で抑えておきましょう。
また、子どもの場合は10~20粒程度を目安にします。
レーズンの食べ過ぎを防止する方法
まずは、一日に食べる量を決めましょう。
小分けにして小さいパックに入れておくと、小腹がすいた時に少量ずつ食べられますね。
また、レーズンにはオイルコーティングされているものがありますが、これは「レーズン同士がくっつかないように」という目的からです。
ですから、くっついたり手に持った時のべたべた感が気にならない方は、体のためにオイル不使用のものを選んでも良いですね。
レーズンの栄養と効能について
体内の余分な塩分を外に排出してくれる効果があります。
◎アントシアニン
抗酸化作用があり、老化を予防してくれます。
◎ポリフェノール
抗酸化作用により活性酸素を除去、免疫力がアップします。
また、豊富にふくまれているポリフェノールには、アンチエイジング効果もあります。
◎食物繊維
整腸作用があります。大腸疾患を防ぐとの報告も。
(2000年10月米国栄養大学主催「臨床栄養学研究シンポジウム」にて発表)
◎鉄
レーズンは鉄分が豊富なので、女性には特に嬉しいですね。
貧血予防や便秘の防止に効果的です。
しかし鉄分を補うために沢山食べ過ぎてしまうと、糖質が多いため逆効果になってしまいます。くれぐれも摂取量には気を付けましょう。
◎カルシウム
鉄と一緒に摂取してイライラを防止しましょう。
栄養素が豊富なのでレーズンは「天然のサプリメント」と言われています。
また、鉄とカルシウムのように相乗効果も期待できるので、適量の範囲内で楽しみましょう。
レーズンを食べ過ぎるとどうなる? まとめ
「レーズンを食べ過ぎるとどうなるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・鼻血が出るのはあくまで噂によるもの
・レーズンの目安量は1日40粒ほど
・小分けにして食べ過ぎを防止しよう
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