暑くなると食べたくなるスイカ。
みずみずしくて、これぞ夏の風物詩です。
しかし、スイカは食べ過ぎてしまうと体に様々な影響をもたらします。
そこで今回は「スイカの食べ過ぎであらわれる症状」や「食べてもいい適量」についてお話しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
スイカを食べ過ぎるとどうなる?6つの影響を解説
①太る
スイカは100gあたりのカロリーが約30kcal、糖質が約6gとヘルシーな果物ですが食べ過ぎると太ってしまいます。
※100gというと48分の1玉分とかなり小さいです。
スイカは瑞々しく、さっぱりした甘さなのでどんどん食べてしまいがち。
しかし、大玉スイカは半分で約666kcalと、量によってカロリーの摂取しすぎになります。
「太らない」からと食べ過ぎると、太ってしまうわけなんです。
②腹痛・下痢
スイカは約90%が水分のためお腹が冷えて、腹痛・下痢の原因になります。
また、水分の摂り過ぎは胃酸を薄め、消化不良も起こしてしまうんです。
③だるい・むくみ
腎機能が弱っている場合のみですが、スイカにふくまれるカリウムを摂り過ぎるとカリウム値が高くなり「だるさ」を招きます。
また、カリウムには利尿作用がありますが、腎機能が弱っていると水分が排出できずにむくんでしまいます。
④めまい
スイカの水分が溜まりすぎる「水滞」が原因で、めまいを引き起こすこともあります。
⑤アレルギー
すいかはメロンと同じウリ科植物で、ブタクサやイネ花粉と交差反応を示します。
すいかを食べてからおよそ15分以内に、唇や口の中が痒くなったりイガイガすることが多いです。
重篤化するのは稀ですが、「もうろうとする」などといった症状があればすぐにでも病院に受診するようにしましょう。
⑥糖尿病?
スイカの食べ過ぎだけで糖尿病になるわけではありませんが、果糖が多くふくまれているので糖尿病の方は食べる量に注意が必要です。
「GI値」と呼ばれる食後の血糖値の上昇率を表す値は、スイカが72。
白米のGI値75とあまり変わりません。
高GI値の基準は70以上のため、スイカは高GI値食品といえるので食べ方には気をつけましょう。
スイカの適量はどのくらい?
厚生労働省が示す「1日の果物の摂取目安量」は200gですから、スイカの適量は200gとなります。
※皮の重さは含まれません。
他の果物を摂る場合は、量を少なくするなど調整してください。
妊娠中の方も同じで、スイカを食べるときは1日200gを目安にしましょう。
1~2歳のお子さんは、カットスイカ4個までが適量となります。
食べ過ぎなければOK!スイカの栄養や効果は?
スイカは熱中症予防に効果抜群です。
水分が摂取できるだけでなく、エネルギー源となる糖分もふくまれています。
また、スイカに塩をかけて食べる習慣がありますが、熱中症対策に必要な塩分もとれる理にかなった習慣なのです。
7月~8月は「午後2時~4時」までが一番熱中症になりやすいと言われています。
この時期は、水やお茶の他にスイカで水分を補うようにしてもいいですね。
また、スイカには、
・シトルリン
・ビタミンA
・ビタミンB6
・ビタミンC
・リコピン
・ベータカロテン
などの栄養素が含まれています。
これらの栄養素により、アンチエイジング、頭痛予防、むくみ解消、目の健康や免疫力を維持する効果が期待できます。
スイカの食べ過ぎについて まとめ
スイカの食べ過ぎの影響についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・糖質や水分が多くふくまれているので、食べ方には注意が必要
・適量の目安はおよそ200g
・1~2歳のお子さんはカットスイカ4個まで
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