こたつは、つけっぱなしになってしまうことも多い電化製品です。
外出先で消し忘れを思い出したり、朝は寒いので、あえて一晩消さないこともあるのではないでしょうか。
わたしも小学生の娘から「起き立てのこたつの中が寒いよ~」と言われ、翌朝は温かいように、あえてつけたままにしたことがあります。
でも、いくら火を使わないからといって、火事にならないのでしょうか。
そこで、同じ心配を持つ方に向けて
こたつのつけっぱなしは火事になるのか?発火する原因
について分かりやすくお話していきます!
こたつのつけっぱなしは、火事になるの?
火を使わないこたつですが、つけっぱなしすることで、火事のリスクが上昇してしまうんです!
しかもつけっぱなしと言っても、1週間や1ヶ月というわけではなく、たった1日だけでも火が出てしまうことがあります。
消費者庁の報告では、5年間(H26年~30年)の電気こたつによる火災は192件と記されていて、その多くが誰もがやってしまいがちなことが原因で起こっているんです。
1年で約40件の発生と考えると多いですね。
こたつのつけっぱなしで火事になる原因とは?
火事になった主な原因は
・こたつの中に洗濯物を入れていた
・スイッチを「強」のままにしていた
・ヒーターユニットのほこり
など、どれも日常的にある光景ですね。
中でも特に多いのは、生乾きの洗濯物をこたつの中で乾かしたり、こたつの布団がヒーターに接触してしまう事例です。
知らないうちに燃えているのが恐怖です。
次に多いのが、こたつの電源コードの劣化です。
こたつの脚が電源コードの上に乗っている状態が長く続くと、線に負荷がかかります。
そうするとコードの劣化や断線を招き、火災が発生するんです。
そして、ヒーターに付いている、ホコリも要注意!
長年こたつを使っていて掃除を怠ると、ヒーターにホコリが溜まります。
ヒーターの熱でほこりが発火して焦げてしまい、こたつ布団にまで火が広がってしまうんです。
こたつによる火災は高齢者の家で多く、使用の際には十分な注意が呼びかけられています。
こたつを消し忘れた時どうする!?
旅行などで何日か家に帰れない時は、マンションやアパートなら大家さんに「こたつを消してほしい」と頼みましょう。
わざわざお願いするのは、抵抗があるかもしれませんが、火事になるよりはよほどいいですよね。
一軒家でしたら、合鍵を持っている人に消してもらいましょう。
誰も頼む人がいない場合は、電気を止めてもらう方法もありますが、冷蔵庫の電源も落ちてしまいますので注意です。
こたつのつけっぱなしを防止するには?
スイッチを切り、コンセントを抜くことを習慣にしましょう。
スイッチだけなら忘れやすいですが、「コンセントを抜くこと」もセットにすると忘れないようになります。
他にも使わない時には、こたつ布団を上に持ち上げて中身が見えるようにしておくと、電源が入ったままだと明るく光っていますので、消し忘れが防げますよ!
「それでも心配」という方にはタイマー付きのコタツがおすすめです。
3時間・5時間で自動的にスイッチが切れる製品が売られていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
こたつのつけっぱなしは電気代にも響く?
こたつは他の暖房器具よりも、1時間あたりの電気代は安めです。
機種にも違いはありますが、弱で1時間使用すると約3円、強での使用は約5円です。
24時間つけっぱなしの場合には、強だとおよそ120円になります。
他の暖房器具より電気代は安くても、長期間つけっぱなしだと高くなってしまいますよね。
火災の原因にもなりますので、やはり時間を決めて使用した方が良いでしょう。
こたつのつけっぱなしで火事!まとめ
こたつをつけっぱなしをすると火事になります。
しかも長期間というわけでなく、たった1時間ほどでも人がいないと危険です。
とくに洗濯物を乾かしたり、布団を中に入れたりとヒーター部分に接触する行為はやめておいたほうがいいですね。
火を使わない電化製品なので油断してしまいますが、高温やコードの劣化による火災には注意して使わなければいけません。
朝寒いからといって、こたつをつけっぱなしにするのはもうやめようと思いました。