今回は「ほうじ茶を飲み過ぎる影響」についてお伝えしていきます。
ほうじ茶は市販のペットボトルでも売られているのですっかり身近になりました。
最近ではカフェでもほうじ茶ラテがありますよね。あの香ばしい香りが大好きで、私も日常的に飲んでいます。
そんなほうじ茶ですが、飲みすぎた時に体にどんな影響が出るのか気になりませんか?
・妊娠中や授乳中にほうじ茶を飲むのは大丈夫?
・効果的なほうじ茶の飲み方
ほうじ茶はうまく日常に取り入れればメリットもたくさんあることがわかりました。ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
ほうじ茶を飲み過ぎる4つのデメリット
ほうじ茶を飲み過ぎるデメリットのほとんどは、カフェインが原因で引き起こされます。
また、お茶の独特の渋みのもとになるタンニンも摂り過ぎるとデメリットになることも。
以下から気をつけたいことを確認しておきましょう。
①寝つきが悪くなる
ほうじ茶に含まれるカフェインには覚醒効果があります。
朝にほうじ茶などのカフェインが含まれた飲み物を飲むと、頭がスッキリします。
一方で一日を通してたくさんほうじ茶を飲むと、カフェインによって夜眠れなくなることも。
カフェインの影響を受けやすい人は多量に飲むのはもちろんのこと、夜17時以降はほうじ茶を飲むのを控えた方がよさそうです。
②めまいや心拍数の増加
カフェインは中枢神経に作用し、めまいや動悸を引き起こすことがあります。
カフェインを多量に摂取すると必要以上にハイテンションになったり、不安に襲われたりといったことも。
日常生活に支障が出てしまうので気をつけたいところです。
③胃痛や下痢、吐き気の原因
カフェインが消化器官に作用すると胃痛や下痢、吐き気を感じることがあります。
とくに空腹時に飲むと、カフェインが刺激となり不快症状を感じやすくなります。
朝一番で飲む時は、薄めのほうじ茶を飲むといいでしょう。
④鉄の吸収率の低下
ほうじ茶に多く含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げることがわかっています。
結果として貧血を起こしかねません。
ただ、ほうじ茶に含まれるタンニンは緑茶や紅茶に比べて少ないので1〜2杯程度では大きな影響はありません。
とはいえ、連日大量に飲んでいると吸収率に影響が出てきます。適切な量を心がけましょう。
妊娠中や授乳中はほうじ茶を飲んでも大丈夫?
WHO(世界保健機構)は、妊婦のカフェインの摂取量は200~300㎎に抑えるべきと指摘しています。
妊娠中カフェインを摂りすぎると低体重出産を引き起こすと言われています。
ほうじ茶100ml に含まれるカフェインは20mgほどなので、一日5杯以上飲むと上限に達してしまいます。
「1〜2杯ほど飲む分には大きな影響はない」と考えられているので安心してくださいね。
また、授乳中にカフェインを大量摂取すると母乳を経由して赤ちゃんへカフェインが移行し、寝つきの悪さやぐずりの原因になります。
連日大量に飲むことは控えた方がいいでしょう。
ほうじ茶の体にいい飲み方
健康的な人の一日のカフェインの摂取量の目安は400mgです。
1日2リットルのほうじ茶を飲むと400mgに達します。
ほうじ茶の効果を効率よく取り入れるには、朝飲むのがおすすめです。
空っぽの胃にブラックコーヒーや玉露は刺激が強いですが、ほうじ茶はさっぱりしているので負担になりにくいと言われています。
カフェインを味方につけて、朝から活動的になれますよ!
苦みも少ないので、朝食とともに飲むのもいいですね。
沸騰したお湯130mlに茶葉3gが一番飲みやすい量と言われています。好みによって調整しましょう。
ほうじ茶は緑茶と比べて熱湯で入れても苦味や渋みが出ず、独特の香ばしい香りが広がるのでぜひあつめのお湯で入れてください!
そして、牛乳と合わせてラテ風の飲み方もおすすめです。
牛乳のカルシウムやタンパク質を一緒に摂れ、満足感も得られるのでおやつタイムに飲んでもいいですね。
筋トレ中の強者はほうじ茶ラテにプロテインを加えて飲むという話も聞きました!
香ばしいお茶の香りが意外にもマッチするようですよ。
ほうじ茶の効果・効能
ほうじ茶には嬉しい効果が沢山あります。
デメリットで紹介したカフェイン。飲みすぎなければとてもいい効果を発揮するんです。
①覚醒効果
カフェインによる眠気覚ましが期待できます。
ほうじ茶はコーヒーが苦手な人にも「カフェインが取れる飲み物」として人気を集めています。
②利尿効果
カフェインには利尿効果があります。
むくみが気になる人は積極的に飲んでみるといいでしょう。
③リラックス効果
お茶を火で炙ったあの独特の香ばしい香りにはリラックス効果があります。
仕事で煮詰まった時や、家事の合間に飲むと気分転換になりますよ。
④胃酸過多の抑制
ほうじ茶に含まれるテアニンには胃酸過多を抑制する効果があります。ほうじ茶は胃炎の時にも飲めるお茶と言われているんですよ。
⑤血流が良くなる
お茶の香りに含まれるピラジンが血流を良くしてくれます。血栓や冷えの防止にもなります。
⑥美容にいい
緑茶に多く含まれるカテキンはほうじ茶にも多く入っています。脂肪分解効果があるので脂肪がつきにくい体になりますよ。
また強い抗酸化作用があり 活性酸素の除去といった役割もあります。
⑦殺菌作用がある
カテキンには殺菌作用もあります。
風邪の季節、わたしの地元の小学校では小学生にお茶うがいをさせていると聞きました。お茶うがいはほうじ茶を使っても有効です。
まとめ
・妊娠中や授乳中は一日2杯程度におさめておく
・1日2リットル以上飲むと飲み過ぎになる
ほうじ茶はほどよく飲めばカフェインやカテキンなどの嬉しい効果を得ることができます。
まずは朝ごはんのお供に取り入れてみるのはいかがでしょうか。