今回は酸っぱいみかんを甘くする方法についてお伝えしていきます。
我が家の庭には、みかんの木があります。
毎年買うみかん代が浮いたらいいな〜という気持ちで植えたのですが……想像以上にたくさん実がなるんです。
そして酸っぱい!
捨てるのはもったいないので、なんとか甘くしようと試行錯誤しました。
・酸っぱいみかんの消費方法
・甘いみかんの選び方
せっかく手に入ったみかん、ダメにしたらもったいないですよね。
有効活用する方法を紹介していますので、ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
酸っぱいみかんを甘くする方法4選
せっかく手に入ったみかんが酸っぱかったときでも、ちょっとの工夫で甘いみかんに変身します。
①刺激を与える
みかんは揉むと甘くなると言いますよね。私も給食のみかんをよく揉んでから食べていました。
みかんに刺激を与えると、修復しようとクエン酸が使われます。
結果として、酸味が抑えられて甘さが引き立つようになるんですね。
甘味を引き出すには、50〜100回ほど揉み込む必要があります。
両手でキャッチボールするように投げると、効率よく刺激を当てることができますよ。
②加工する
手っ取り早く甘さを追加してしまう方法もあります。
はちみつ漬けにする、砂糖と煮詰めてジャムにするといった方法があります。
特にジャムは保存にも向くので、酸っぱいみかんが大量にあって困っている人にもおすすめですよ。
③保存する
みかんは収穫後も呼吸をしています。
呼吸することで中の酸を放出するので、酸味が少しずつ抜けていくんです。
熟して柔らかいみかんは甘くなっています。
収穫すぐのものよりも、放置時間をもうけた方がおいしいみかんになります。
④焼く
みかんは加熱することで甘くなります。
酸味の元であるクエン酸が加熱されることで分解されるからです。
お湯につけたり、レンジで20秒くらい加熱すれば甘みの変化が期待できますよ。ただし、加熱し過ぎると爆発する可能性があるので気をつけてくださいね。
皮ごと焼く焼きみかんもおすすめです。トースターを使えばすぐにできますよ。
香ばしさも加わっておいしく食べられます。
酸っぱいみかんの使い道!3つのアレンジレシピ
箱で買ったみかん「1つ食べたら酸っぱかった」となると、それ以上食べる気はなくなりますよね。
「みかんはそのまま食べるもの」という先入観を捨てると、酸っぱいみかんの活躍の場所は無限大です。
①調味料として活用する
酸っぱいみかんの酸味をそのまま有効活用します。
レモンやすだちのように焼き魚にかけるもよし、お酢の代わりにちらし寿司に混ぜてもよし、オリーブオイルと混ぜてドレッシングにするも良しです。
酸っぱいみかんを搾った汁は調味料として食卓に並べても問題ありません。
レモンやお酢のような感覚で使ってしまいましょう。
②ジュースにする
生搾りジュースってとても贅沢な響きですよね。
みかんも簡単にジュースにできます。
1杯作るのに3個は必要になるので大量消費にもってこいです。甘味が足りない時は砂糖やはちみつを加えてもいいですね。
りんごやバナナと一緒にミキサーに入れれば、ミックスジュースもできちゃいます。
酎ハイに使う手もありますよ。
③ジャムにする
みかんの実だけを砂糖と煮込んでジャムにします。
苦味がないので、マーマレードが苦手……という人もおいしく食べられますよ。
市販のみかんのジャムってあまり見かけませんよね。みかんジャムは手作りならではと言えるでしょう。
トーストやヨーグルト以外にお湯で溶かしてみかん茶にしたり、炭酸水に溶かしてジュースにしたりと、たくさんアレンジができます。
甘いみかんの選び方
見た目で甘いみかんと判断する方法もあります。
「買ったみかん、ハズレだった……」なんてことにならないように、覚えておくといいですよ。
できるだけ、平べったいみかんを選びましょう。
みかんは熟すほど横に成長していきます。丸っこいみかんは、まだ熟しきっていない可能性があります。
✔色
甘さを見極める上で、色は大切なチェックポイントです。
皮がオレンジ色に近いものほど、熟しているため甘い傾向があります。
また、ヘタの色も重要です。ヘタは、熟すと緑→黄→オレンジ色と変化していきます。
熟し具合の判断に有効ですね。
✔サイズ
みかんのサイズが甘さにも影響が出ているって知っていましたか?
なるべく小粒のみかんを選ぶと、甘いものに出会える可能性が高くなります。
大粒みかんに比べて、小粒みかんの方が味が凝縮されて味が濃くなります。
甘さが増す!みかんの保存方法
収穫後しばらくおけば、みかんは自然と甘くなります。
とはいえ、カビてしまったら台無しです。
みかんの保存には通気性が命。冷暗所で重ならないようにして保存しましょう。
重ねておくとみかん同士の湿気でカビが発生してしまいます。
段ボールから出すスペースがない時は、フタを開けておくようにしましょう。
まとめ
・収穫後、少しおくと酸味が抜けていく
・酸っぱいみかんは調味料として大活躍!
・甘いみかんは、小粒、オレンジ色で平べったいもの
みかんの見分け方を知っておけば、酸っぱいみかんの遭遇率も下げることができます。
寒い冬に食べるみかんは格別です。1個も無駄にすることなく食べられるといいですね。