「アーモンドは体に良い」と言われていますが、賞味期限内に食べきれないことがあります。
期限切れのアーモンドは腐ってしまうのでしょうか。また、酸化したナッツの影響についても気になるところです。
そこで今回は、
✔アーモンドが腐った時の見分け方
✔酸化したナッツの影響
✔おすすめの保存方法
について詳しく解説していきます。
アーモンドの賞味期限
アーモンドは未開封の状態であれば賞味期限は約6ヶ月程度です。
また、自家製のはちみつ漬けにしたナッツは3ヶ月ほど日持ちします。
賞味期限というのは未開封で適切に保存したうえで、美味しく食べられる期限を意味しています。賞味期限が切れたとしても、すぐに食べられなくなってしまうというわけではありません。
しかし、アーモンドは開封して空気に触れてしまうことで、一気に賞味期限が早まってしまうんです。
また、食品は水分を含むと細菌が繁殖して腐ります。
乾燥しているアーモンドは腐りにくいのですが、アーモンドをはじめとするナッツ類には天然由来の油脂が多く含まれています。
油脂は空気に触れると酸化し、一気に傷み始めます。
酸化してしまった油脂というのは体にもよくありませんし、味も不味くなってしまいます。開封したら、1週間程度で食べきることをおすすめします。
開封後は酸化が進んでしまわないように、空気になるべく触れない状態で保存するようにしましょう。
アーモンドが腐るとどうなる?見分け方について
アーモンドが酸化したり、腐るというというのは次のような状態を言います。
・酸っぱいニオイがする
・ベタベタする
・食べると胃がムカムカする
・カビが生えている
アーモンドにはカビが生えますが、アーモンドに生えるカビを「アフラトキシン」と言います。
この「アフラトキシン」というのは、人体に有害な物質です。大量に長期間摂取すると肝臓がんになるリスクもあります。
酸化したナッツは体に悪い?
ナッツの油脂成分というのは、動脈硬化や老化防止効果のある体に良い成分です。
しかし、酸化してしまうと過酸化脂質という物質に変化します。
油臭くなったり味が悪くなったりするだけでなく、動脈硬化や老化を促進してしまうという、全く逆の影響を及ぼす成分に変わってしまうんです。
酸化したナッツは体に悪いので、食べないようにして下さいね。
アーモンドの保存方法
アーモンドは湿気を防ぎ、酸化させないように保存する必要があります。
・湿度が低く涼しいところに置く
・開封後はなるべく空気に触れないようにする
このように気を付けて保存するようにしましょう。
空気に触れさせないようにするためには、ジッパー付きの袋に入れて空気を抜いて保存するのがおすすめです。
乾燥材を入れておいてもいいですね。
また、冷凍保存もおすすめです。
冷凍保存する際もジッパー付きの袋に入れて空気を抜いて冷凍庫に入れましょう。食べる時は自然解凍でOKです。
カラっとしたアーモンドを食べたい場合には、乾煎りしてから食べても美味しく食べられます。
古いアーモンドの消費レシピ
古いアーモンドの消費レシピを紹介します。
はちみつ漬け
古いアーモンドは蜂蜜漬けにするのがおすすめです。
アーモンドを乾煎りし、水分を飛ばします。
保存容器をしっかりと消毒して、蜂蜜とナッツを入れて1週間ほど漬けこめば完成です。
揚げ物の衣にする
アーモンドを砕いて、揚げ物の衣にしてもザクザクとした食感が楽しめます。
パン粉や天ぷら粉の代わりとして、砕いたアーモンドを使ってみて下さい。
カレーに入れる
アーモンドを砕いてカレーに入れるのもおすすめです。いつもとは違った食感になって美味しいですよ。
まとめ
✔開封後は1週間ほどで食べきろう
✔酸化したり腐ると油っぽく感じる、カビが生えるといった変化
✔酸化したナッツは動脈硬化や老化を促進する
✔保存する時はなるべく空気に触れないように保存しよう
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