せっかく手作りの梅干しを漬けたのに苦いとがっかりですよね。
梅干しが苦くなる原因は何があるでしょう。
そこで今回は、
✔苦くならないコツとは?
✔苦い梅干しの対処法
について解説していきます。
梅干しの苦味に困っている方は、ぜひ最後までご覧くださいね。
手作りの梅干しが苦い原因は?
手作りの梅干しが苦くなってしまう原因は「灰汁」です。
青梅には灰汁があります。
梅干しは一般的に青梅ではなく熟した梅を使いますが、手作りした梅干しが苦いのはしっかりと完熟した梅を使っていないからというのも理由のひとつです。
また、梅干しを作る前にはしっかり灰汁抜きをしてからでないと、梅に灰汁が残ってしまい梅干しも苦くなってしまうんです。
灰汁をしっかり抜いているのに梅干しが苦いという場合には、梅の種類など別の原因も考えられます。
梅の種類によってはどれだけ灰汁抜きをしても苦いものがあります。
苦みのない梅を選ぶというのも梅干し作りのポイントです。
梅干しにおすすめの梅は「南高梅」や「白加賀梅」などがあります。
カリカリ梅が苦い原因
カリカリ梅を作るときも梅干しと同じです。
しっかり灰汁抜きをしないと苦みが残ってしまいます。
特にカリカリ梅というのは青い生梅を使用しますので、灰汁が強いんです。
市販されているカリカリ梅というのは、梅の灰汁やえぐみなどを除去する食品添加物が使用されています。
手作りでカリカリ梅を作る場合にはそういったものを使用しないので、どうしても苦みが残ってしまいがちです。
苦い梅干しにならないための2つのコツ!
苦い梅干しにならないためにはどうしたら良いでしょうか。手作りする際のコツについて紹介します。
①灰汁抜きをする
梅干しが苦くならないようにするために重要なのは灰汁抜きです。
青梅をボウルに入れてたっぷり水を入れます。水を換えてから2~3時間水に浸けておきましょう。
これだけで青梅の灰汁は抜けます。
灰汁を抜いたら水は捨てて、梅の水分を丁寧に拭き取りましょう。
また、火にかける方法もあります。沸騰し、白い泡がたくさん出てきたら洗い流しましょう。
②干す
あく抜きをした後の梅をざるに並べ、数日間ほど天日干しにします。
こうすることでさらに灰汁が抜けます。
一度苦くなってしまった梅干しはジャムにして甘みを足しても苦味は抜けません。
とはいえ、梅干しを焼いて食べると苦味が我慢できる、味噌で煮込んで梅味噌にすると苦味が気にならないといった口コミもありました。
こんな時どうする?梅干しが渋い・膨らむ・柔らかすぎる
梅干しが上手に出来なかったときは一体どうしたらいいのでしょうか?
梅干しが渋い
渋みは灰汁が残っているからです。
完熟していない梅を使った可能性があります。もう一度天日干しをしてから、再度漬けてみましょう。
梅干しが膨らんだ
漬けてある梅干しが膨らんでしまった状態というのは、梅の内部にガスがたまっているということです。
膨らんでしまった梅をそのままにしておくと、どんどん傷んでしまうので取り出しましょう。
梅のほとんどが膨らんでしまっている場合には、天日干しをして発酵スピードを遅くします。
柔らかすぎる
見た目には変化がなくても、触ると柔らかくなりすぎてしまっていることがあります。
梅干しが柔らかすぎる状態というのは、傷んでしまっているのでもう食べられません。
その場合は勿体ないですが処分しましょう。
まとめ
最後にポイントをまとめていきます。
・青梅を使うと苦くなりやすい
・苦い梅干しにしないコツは品種選び、アク抜きをする、天日干しの3つ
・苦味がある梅干しは焼いたり、梅味噌にしてみる方法も
梅干しが苦いのにはいくつか原因がありましたね。
とはいえ、アク抜きをすれば苦味が抜けることが多いので、梅干し作りに再チャレンジする際は試してみてくださいね。