生姜には食欲増進や殺菌作用があります。
料理への風味づけの役割もありますが、離乳食にはいつから使えるのでしょうか。
辛みがある食材なので、「いつ与えれば良いのか?」迷っている方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、
・生姜アレルギーについて
・生姜を与える時のポイント
・おすすめレシピ
について詳しく解説します。
生姜はいつから離乳食に使える?
生姜は食欲増進や消化吸収を助ける効果もあり、食べると体も温まる食べ物です。
ただ、生姜は味も香りもしっかりとしているので、赤ちゃんには刺激の強い食べ物になります。
離乳食の期間は積極的に与える必要はありません。
もし生姜を使うのであれば、離乳食後期(かみかみ期・9ヶ月〜11ヶ月)以降に風味づけでごく少量使う程度が望ましいです。
生姜アレルギーの心配は?
生姜は体質によってはアレルギーが出る可能性がある食品です。
事例は少ないものの食後数時間〜数日後にだるさや動悸が出ることがあり、数日後に症状が出やすい遅延性アレルギーをひきおこす食材だと言われています。
食べてすぐに症状が出ないので、アレルギーと気づかない人も多いんです。
もし心配であれば、どの物質にアレルギーが出るのか医療機関で検査を受けることができます。
我が家の長男も蕁麻疹が頻繁に出たので、一度検査を受けたことがありました。
これまで普通に食べていた食べ物にアレルギーがあることが分かり「検査してよかった」と感じています。一度検査しておくと安心ですよ。
ただし、生姜が検査項目になかったり、症状がないときに検査をすると検査費用は全額自費となる場合があります。詳細はお近くの医療機関に問い合わせてみてくださいね。
生姜を与える時のポイント
生姜をそのまま与えたり、刻んだ生の生姜を与えたりすることはお勧めできません。
肉や魚の臭み取り、もしくは風味づけのために使われたものに留めましょう。
チューブタイプのものでも必ず加熱して与えてあげてください。
生姜の使われた大人の食事をとりわけする際は、なるべく味が薄い部分をごく少量にするか、与えないか、いずれかにしましょう。
生姜のおすすめレシピ
大人もおいしく食べられ、赤ちゃんへの負担も少ない生姜を使ったレシピをご紹介します。
鍋に出汁・砂糖・酒・醤油を適量入れ、チューブの生姜を少量だけ加えます。
20分ほど煮たら、カレイの煮物の完成です。
カレイの煮物は口に入れるとほろりと崩れるので、離乳食にもぴったり。
煮汁は味がしっかりついているので、与える量は少なめにしてあげましょう。
◎手づかみお魚ハンバーグ
ネギトロと豆腐でハンバーグを作ります。
お醤油、すりおろしたごく少量の生姜を加えて風味づけをします。片栗粉を少し加えると型くずれしにくくなりますよ。
小判型に成形してフライパンで焼けば手づかみハンバーグの出来上がり!
少量の生姜が香り、ソースなしでもおいしく食べられちゃいます。
ネギトロを鶏ひき肉に変えれば、チキンナゲットにもなります。
まとめ
最後にポイントをまとめていきましょう。
・使う場合は風味づけ程度で離乳食後期を目安にしよう
・生姜はアレルギーを引き起こす可能性も
・チューブタイプでも与える時は必ず加熱する
生姜はスパイス類なので、やはり赤ちゃんには刺激になる食材です。
肉や魚の臭みとりや風味づけ程度に使うくらいに留めておきましょう。
大人でも生姜は料理のアクセントとして使うほどですから、離乳食後期からもしくは幼児食以降からと考えておいたほうが良いですね。