「もやしには栄養がない」と聞いたことありませんか?
たしかに見た目から栄養がなさそうな感じがしますが、実はたんぱく質やビタミンCをしっかりと含んでいます。
そこで今回は、
・他の野菜との比較
・もやしの効果効能
・効果的な食べ方
について詳しく解説していきます。
もやしには栄養がないの?
もやしは全体の90%が水分で構成されています。
白くか細い見た目から「栄養がない」と勘違いされやすい野菜ですが、残りの10%にたっぷりと栄養が詰まっているんですよ。
また、もやしは豆の状態では含まれていなかった栄養素が成長とともに増えていく野菜です。
とくに子葉と言われる先端の黄色い部分に栄養が多く含まれていますから、食べるときは切り取らずに食べたいですね。
そして、100gあたり14kcalという低カロリーはダイエットの強い味方!
料理のかさましにも使え、栄養も摂れる、まさに一石二鳥の野菜です。
もやしはコスパ抜群!効果・効能は?
もやしは大豆が発芽した野菜です。
たくさんの栄養素が詰まっていますよ。
体内でエネルギーを作り出すビタミンB群。
「造血のビタミン」とも言われる葉酸も含まれます。体づくりに必要な栄養素です。
・ビタミンC
免疫力を高めて、病気にかかりにくくしてくれます。
緑豆もやし1パックには16mgのビタミンCが含まれています。これはなんとレモン1個分!
・たんぱく質
細胞を生成するのに欠かせない栄養素です。大豆もやしの場合、100gあたり4gのたんぱく質が含まれます。
・食物繊維
水溶性と非水溶性のどちらも含まれています。便秘に効果的です。
・カリウム
水分排出を手伝う栄養素。デトックス効果が期待できます。
・アスパラギン酸
アミノ酸の一種で、アスパラに含まれていることが名前の由来です。
疲労回復に効果があります。なんと、アスパラよりも多く含まれていることがわかっています。
他の野菜との栄養比較
もやしとレタス、人参との栄養を比較してみましょう。
✔もやし(食物繊維…1.3g、ビタミンC…8mg)
✔レタス(食物繊維…1.3g、ビタミンC…9mg)
✔人参(食物繊維…2.8g、ビタミンC…6mg)
レタスや人参と比べても、栄養素はあまり変わらないことが分かりますね。
もやしの効果的な食べ方
もやしの栄養分であるビタミンCやビタミンB群などは、水に溶ける性質があります。
なので、もやしを長時間水にさらしたり、茹でたりすると栄養が流れてしまうんです。もやしの栄養をしっかり摂取するなら、水を使わない方法で調理するといいですよ。
もやしをさっと油で炒めると、水分で溶ける栄養素もしっかり取れます。野菜炒めに加えてみてください。
また、餃子に混ぜ込むのも美味しく栄養素が摂れるのでおすすめ!餃子の皮が栄養を中に閉じ込めてくれます。
もやしを長持ちさせる保存方法
もやしは値段が安いので一人暮らしの強い味方です。
一方で、一度に1袋を使いきれないこともありますよね。
余ったもやしが「いつの間にか冷蔵庫でどろどろになっていた…」という経験をした人も多いはず。
もやしの栄養をキープしながら長持ちさせるには、冷凍保存がおすすめです。
未開封のものであれば、袋ごと冷凍庫に入れても大丈夫。
一度開けたものは水気を切ったうえで密閉できる袋に入れましょう。約1ヶ月ほど保存できるようになります。
冷蔵の場合は、タッパーなど保存容器に水と一緒に保存します。
そうすることで長持ちしますが、水に溶ける栄養分(ビタミン類・カリウムなど)が流出してしまう恐れがあります。
すぐ使わないのであれば、冷凍保存の方がいいですね。
まとめ
最後にポイントをまとめていきます。
・レタスや人参と比較しても栄養に大きな違いはない
・もやしの主な栄養素はビタミン類、食物繊維、たんぱく質、カリウム、アスパラギン酸
・調理する時は炒め物がおすすめ
・長期保存するなら冷凍で!
一見すると栄養がなさそうなもやしですが、他の野菜と比べても「栄養がない」なんて言えないことが分かりました。
安いのでそのぶん買いやすく、調理の手間もかからないもやし。
料理にこれからも使っていきたいと思います♪