鰹節はかつおの身をボイルし、燻製にしたものです。
旨味を引き出す効果を期待して、料理に使う方も多いのではないでしょうか。
ただ、「鰹節はそのまま食べられるの?」「食べ過ぎるとどうなる?」といった疑問もありますよね。
そこで今回は、
・そのまま食べる効果
・かつおぶしレシピ
・食べ過ぎるとどうなる?
という疑問についてお答えしていきます。
鰹節はそのまま食べられる?
鰹節は十分に加熱したものを加工しているので、そのまま食べる事が可能です。
お豆腐にのせたり、ほうれん草などの野菜と和えたり、ご飯と混ぜておにぎりにしても美味しく食べることができます。
しかし、乾煎りすることでさらに美味しく味わうことができるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
鰹節をそのまま食べる効果
鰹節にはうまみ成分であるイノシン酸の他にも必須アミノ酸が含まれています。
必須アミノ酸とは体に必要なアミノ酸でありながら、体内で生産する事のできない貴重な9種類のアミノ酸の事です。
鰹節にはこの必須アミノ酸が9種類全て含まれています。
加えてミネラルも豊富なので、健康にも美容にもいい食品です。
特にヒスチジンとイノシン酸はダイエットにも効果的です。
ヒスチジンを摂取すると脳内でヒスタミンという成分になります。
このヒスタミンは満腹中枢を刺激し、食欲を抑える効果があります。
また、ヒスチジンはリパーゼという脂肪分解酵素を活性化させることができ、落ちづらい中性脂肪やコレステロールを減らしてくれます。
■イノシン酸
イノシン酸は体細胞を活発に働かせ、これによって新陳代謝が上がります。
新陳代謝が上がれば脂肪が燃焼しやすくなるので、あわせて運動も行うことで健康的なダイエットが可能になります。
鰹節をそのまま食べるレシピ
お味噌汁などの出汁として使用しても美味しい鰹節ですが、もっと簡単に食べる方法もあります。
鰹節を手軽にそのまま食べるられるレシピをご紹介します。
キャベツなどの野菜を炒め、トッピングとして鰹節をかけるとさらに旨味が加わって美味しくなります。
■おにぎり
鰹節とごま油、めんつゆを混ぜ合わせれば即席おかかおにぎりの素が完成です。
お好みでちりめんじゃこやゴマを混ぜても美味しくなります。
■アボカドのおかか和え
アボカドとダイスチーズ、おかかにマヨネーズとごま油を加えれば完成です。
簡単にできておかずにもおつまみとしてもおすすめです。
■そのままおつまみに
鰹節を厚めに削った厚削りは、北海道の名産としておなじみの「鮭とば」に似ています。
厚削りも「鮭とば」のように七味マヨネーズなどをつけて、そのまま食べればとても良い酒の肴になります。
鰹節を食べ過ぎるとどうなる?
鰹節の食べ過ぎによっておこる体への悪影響として、代表的なものに「痛風」があります。
しかし、この痛風になるほどの摂取量は400mg以上であるとされています。
鰹節の100gあたりのプリン体含有量は493mgですが、これは100gでの話です。
小分けになっている鰹節は1パックあたり2gなので、食べ過ぎるという事態はそれほど起こりにくいというのが実際のところです。
まとめ
鰹節はそのまま食べても何の問題もありません。
ただし、鰹節だけを食べるよりも他の食材と一緒に調理したほうが、おいしく食べられます。
また、ダイエット効果も期待できることが分かりました。鰹節を使うと和食中心になりやすいので、メニューがヘルシーになりますね。
1パックあたりの量も少ないですから、「食べ過ぎかな」と心配せずに安心してくださいね♪