鰹節は乾物なので、腐るイメージってあまりないですよね。
賞味期限が切れても食べられるのでしょうか。
そこで今回は、
・賞味期限切れの鰹節は食べられる?
・腐った時の変化
・適切な保存方法
について詳しく解説します。
鰹節の賞味期限はいつまで?
鰹節にはカツオのかたまりを削る本節と、すでに削られた状態の削り節があります。
賞味期限は本節、削り節とそれぞれ異なります。
本節の賞味期限
未開封
未開封の状態で約2年になります。
鰹節は空気に触れることで酸化し、鰹節本来の風味が損なわれてしまいます。
開封後
本節に関しては、開封後でも賞味期限は1年です。
削り節に比べ空気に触れる部分が小さいため、非常に劣化しにくいんです。
そのため、しっかりと密封した状態で冷蔵庫で保存するという条件であれば、賞味期限は開封後でも1年間持ちます。
削り節の賞味期限
未開封
未開封の状態で約1年になります。
未開封の場合でも高温多湿を避け、日が当たらない場所で保管しましょう。
開封後
未開封だと1年ですが、開封後の賞味期限は約1週間です。
開封した途端、賞味期限は一気に短くなります。本節に比べ空気に触れる面積が大きいためです。
パッケージに記載されている賞味期限は、未開封の状態のものに限るので注意しましょう。
鰹節は賞味期限なので日付を過ぎてしまっても食べられますが、風味や香りはやはり落ちてしまいます。
鰹節が腐るとどうなる?
鰹節には水分が含まれておらず保存食として作られているため、賞味期限が過ぎたくらいではそう簡単には腐りません。
しかし、湿気の多い場所で常温保存していたり、賞味期限があまりにも過ぎてしまっている場合はカビが生えます。
鰹節が腐ると見た目や香りに変化が起こります。
・カビ臭くなる
・生臭くなる
・青カビが生えている
・全体がやや暗めな黄色に変色している
香ばしい香りが特徴的な鰹節なので、臭いの変化にはすぐに気がつきそうです。
少しでも見た目や香りに変化が起こった場合は、食べずに破棄するようにしましょう。
古い鰹節の活用レシピ
古くなってしまった鰹節は風味や香りが落ちてしまうので、そのまま食べるよりもアレンジしましょう。
少し手を加えるだけで美味しく食べられる、「古い鰹節の活用レシピ」をお伝えします!
フライパンに鰹節を入れ・醤油・みりん・ゴマを加えて、水分がなくなるまで炒ります。
出来上がったらタッパーに入れて冷蔵庫で保管します。
ふりかけとしてはもちろん、お浸しや冷奴に乗せて食べても美味しいです。
◎おかかサラダ
大根の千切りや玉ねぎのスライスにおかかを混ぜ、ポン酢で和えます。
立派なおかずの一品になります。
◎おかかチャンプルー
冷蔵庫にある野菜と豆腐を炒めます。そこへかつ鰹節をたっぷりと入れ、卵でとじます。
醤油、酒、みりんで味付けしたものも美味しいですが、我が家ではめんつゆも多く登場します。
鰹節の保存方法
鰹節を保存する時は、以下2つのポイントを守りましょう。
①密閉状態を保つ
②高温多湿の場所を避ける
開封後は密封した状態で冷蔵庫で保存しましょう。
暑い場所だと削り節の痛みが早まるので、特に夏は冷蔵庫での保存を徹底したいですね。
また、鰹節は湿気により青カビが生えやすい状態になります。
鰹節の冷凍保存
「鰹節の大入り袋を開けたけどあまり使わなかった…」
そんな時は小分けにして、冷凍保存にしましょう。湿度、水分、空気から守るために、密封状態にして冷凍庫へ入れます。
ただ、一度でも冷凍庫から取り出すと結露による水分が発生してしまうので、使い切ることが鉄則です。
まとめ
鰹節は腐りにくい食べ物ですが、あまりに賞味期限が切れているものや、保存状態が悪ければカビが生えることが分かりました。
また、賞味期限が数日だけ切れた鰹節や、古くなったものはアレンジして使うと風味の劣化が気になりません。
家に常備することも多い鰹節。賞味期限内にできれば使い切ってしまいたいですね♪