もずく酢とはもずくをだし汁・酢・醤油・みりんなどで味付けしたものです。
お味噌汁に入れるものとは違って調味料が入っているので、食べ過ぎは体に影響があります。
また、もずく自体の食べ過ぎも健康に悪いんです。
そこで今回は、
・食べる際の注意点
・効果的な食べ方
・効果や効能
について詳しく解説します。
もずく酢を食べ過ぎると体に悪い?3つのデメリット
市販のもずく酢は1パックの量がそんなに多くないので、箸休めとしても優秀です。
しかし「たくさん入っていないから」と油断して何パックも食べてしまうと、体調不良を引き起こす可能性があります。
①腹痛や下痢、便秘
もずく酢には、水溶性・不溶性どちらの食物繊維も含まれています。
水溶性食物繊維の摂り過ぎは腹痛や下痢を引き起こす原因となり、逆に不溶性食物繊維は水分を吸収する作用によって便秘になります。
②塩分の摂り過ぎ
市販のもずく酢は製品にもよりますが、1個あたり0.9g前後の食塩が含まれています。
健康な方でも1日に摂っていい塩分は6.5~7.5g未満ですから、食べやすいからと何パックも食べてしまうと、あっという間に塩分過多です。
もしひと手間加えられるなら、薄切りにしたきゅうりと一緒に酢の物にすると良いでしょう。
③ヨウ素の摂り過ぎ
もずくに豊富に含まれるヨウ素は、過剰に摂取すると甲状腺に異常をきたす場合があります。
また、身体に良いイメージのお酢も、摂り過ぎると胃の粘膜が荒れる可能性があります。
もずく酢を食べる時に注意すること
市販のもずく酢は1日に1パックを目安にしましょう。
もし昆布やひじきなどヨウ素を豊富に含む食品を他に食べた場合は、もずく酢の分量を減らすか、その日は食べるのを控えた方が望ましいです。
塩分が気になる場合は味付けされていないもずくを購入して、自分で薄味のもずく酢を作る方法もおすすめです。
また、特に胃腸が弱い人はもずくに含まれる食物繊維や酢によって、胃痛が起こることがあります。
体調をみながら食べる量をコントロールしてくださいね。
もずく酢の効果的な食べ方
もずく酢を食べるなら、おすすめのタイミングは「食前」です。
・酢によって血糖値の急上昇が抑えられる
・食事のはじめに食べることで、食べ過ぎを防ぐ
などの効果が期待できます。
もずく酢の効果・効能
もずくには水溶性・不溶性どちらの食物繊維も含まれています。
食物繊維には次のようなさまざまな効果が期待できます。
・コレストロール値を下げる
・動脈硬化の予防
・糖尿病や高血圧の予防
・腸内環境を整えることで、免疫力の向上が期待できる
また、お酢には脂肪燃焼をサポートする働きが期待できるアミノ酸も含まれています。
内臓脂肪の低下や疲労回復にも効果が期待できるため、ダイエット中の方におすすめです。
そんなお酢の日の摂取量の目安は15mL(大さじ1杯)です。他の食品で多めにお酢を摂った日は、もずく酢は控えましょう。
まとめ
体に良い効果をもたらしてくれるもずく酢。
しかし、食べ過ぎは腹痛や塩分の摂り過ぎなど色々なデメリットを招くものです。
とはいえ、食べ過ぎなければ糖質の吸収を抑えたりと嬉しい作用のほうが多いですね。
今回ご紹介した体への悪い影響が出ないよう、適量に気をつけつつ毎日継続して食べると良いですね。