妊娠中でも「うなぎが無性に食べたい!」という時ありますよね。
特に土用の丑の日は、スーパーに行くと美味しそうなうなぎが目につきます。
でも、うなぎにはビタミンAが豊富に含まれているので、食べない方が良いと聞きました。
そこで今回は、
・食べるとどんな影響があるのか
・食べていい量
・おすすめの食べ方
について詳しく調べてみましたので、ぜひ最後までご覧くださいね。
妊娠中のうなぎはダメ?うなぎを食べた影響
妊娠中でも、うなぎは食べていい食材です。
たとえ食べてしまっても悪影響が出るとは考えにくく、適度に食べるぶんには元気が出ていいかもしれません。
とはいえ、妊娠中に注意したいのは「うなぎを食べること」ではなく「摂取量」なんです。
うなぎは栄養価が高い食材で、脂溶性のビタミンAが豊富に含まれています。
ビタミンAは体に必要不可欠な栄養素。
・抵抗力を高める役割
・動脈硬化の予防
などにつながっています。
しかし、脂溶性のビタミンAは体内で分解されず、肝臓に蓄積される恐れがあるんです!
ビタミンAの摂り過ぎは肝機能障害や骨障害・筋肉協調運動障害・吐き気やめまいなどの健康被害が起きるリスクも。
胎児の成長に必要な栄養素でもあるのですが、妊婦さんの過剰摂取によってお腹の赤ちゃんへの影響も無視できないところ。
神経管の奇形、先天異常をもって産まれる確率が高くなります。
うなぎの塩分やカロリーにも気をつけよう
うなぎは栄養価が高い食材なので、ビタミンA以外にも塩分やカロリーも気を付けなければいけません。
蒲焼ではないうなぎの塩分は150g(約1本分)で約0.3g。
しかし、蒲焼きにすると塩分は2gほどに増えます。
妊婦さんの1日の塩分摂取量は6.5g未満と定められているので、かば焼きの食べ過ぎには注意ですね!
成人女性の塩分摂取の平均が10gというデータもありますから、普段通りに食べてしまうと塩分オーバーになる可能性も。
塩分の摂り過ぎは、むくみや妊娠性高血圧症の原因になります。
また、カロリーもうなぎの蒲焼きは1尾で440kcalほど、ご飯もつけると700kcal超えになり高い傾向です。
食べ過ぎは妊娠中の急激な体重増加につながるので、塩分と同じようにカロリーにも気を付けたいところですね。
うなぎを食べたい!食べていい量は?
うなぎは1食で1人前を食べる程度なら問題ありません。
妊娠初期~中期における女性の1日のビタミンAの摂取推奨量は、650~700㎍(マイクログラム)となっています。
妊娠後期では少しだけ推奨量が増えますが、うなぎの量に換算すると5g程度なのであまり変わりません。
それに対し、うなぎの蒲焼きの1人前100g中には、ビタミンAが約1500㎍が含まれています。
数字だけ見ると1食でも食べ過ぎのように思いますが、100g~150gの1食分を1度食べた程度ならば特に問題ないんです。
うなぎは頻繁に食べるものでもないですし、毎日のように食べていなければ過度に心配する必要はありません。
ただし、ビタミンAは人参など他の食材にも含まれていることを考えると、頻度としては、1食分の量を週に1回程度を目安にすると良いでしょう。
妊娠中にうなぎパイやあなごは食べてもいい?
それでは、あの有名なお菓子「うなぎパイ」は妊娠中でも食べられるのでしょうか。
安心してください、食べられます。
ただし、こちらも摂取量には注意が必要です。
うなぎパイ6本あたりの栄養素を見ると、うなぎの蒲焼き1人前相当のビタミンAが含まれているようです。
となると、1日3枚程度なら問題なく食べられるということになります。
こちらも毎日のように食べ続けなければ、心配する必要はないでしょう。
また、あなごはうなぎに比べると100gで500㎍とビタミンAの含有量は少なめですが、他の食材よりは多めの傾向があるので食べ過ぎには注意ですね。
妊娠中におすすめのうなぎの食べ方
・タレを生かした料理をつくる
うなぎを食べ過ぎない工夫としては、きゅうりや卵・豆腐など他の食材と組み合わせて食べるのがおすすめです。
卵と合わせてう巻きにしたり、きゅうりと和えたうざくなど、食べ合わせが良い食材というものがあります。
また、ビタミンAやカロリーが心配であれば、タレを生かした料理も良いでしょう。
塩分には気をつけなければいけませんが、ご飯にかけるとうな丼を食べている気分が味わえます。
とはいえ、うなぎは食べ過ぎなければ問題ないので、たまの楽しみとして食べるのもありですね!
まとめ
「妊娠中にうなぎを食べる影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・目安は1週間に1回で1人前ほど
・食べ過ぎない工夫としては他の食材を組み合わせたり、タレを活用するのがおすすめ
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