「冷蔵庫に熱いものはダメだよ」と、物心ついた時から母から教えられてきました。
なので、今も粗熱をとってから冷蔵庫に料理を入れるのですが、なぜダメなんだろうという疑問があります。
そこで今回は、冷蔵庫に熱いものは本当にダメなのか?その理由について詳しく調べてみました。
また、何度なら安心なのかもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
冷蔵庫に熱いものを入れるのはダメなの?
冷蔵庫に熱いものを入れるのは「ダメ」です。
どうしてダメなのか、理由がいくつかありますので解説していきます。
熱いものを入れてすぐに故障する、というわけではありませんが、熱い食品から出る湯気が冷蔵庫内に入ることを繰り返すことで故障につながる場合があります。
冷蔵庫内に溜まった余計な水分は、排出ドレンを流れて外に出される仕組みになっていますが、水分が溜まりドレンが詰まってしまうと修理が必要となってしまうんです。
また、熱いまま蓋をした食品を冷蔵庫に入れると容器の中に蒸気がたまり、その水分により食品にカビが発生する原因となります。
それだけでなく、熱いものを冷蔵庫に入れると近くの食品にも熱が伝わってしまいますよね。
冷蔵庫の温度も全体的に上がるため、冷蔵庫内の他の食品を腐らせてしまう可能性があります
腐った食品を食べて食中毒になることも十分に考えられますので、とても危険です!
そして、冷蔵庫内の広さや熱い状態の食品の量によっては、冷蔵庫内の温度が一気に2~3度ほど上昇します。
温度が上がった分、元の温度に下げる為に電力を多く使うため、その分電気代もかかってしまうんです!
カレーを温かいまま冷蔵庫に入れるのは?
カレーを温かいまま冷蔵庫に入れるのもNGです。
他の食品に熱が伝わってしまうだけでなく、冷蔵庫内の温度も上げてしまいます。
しかし、カレーを常温に置いたままゆっくりと冷ますのもよくありません。
常温だと食中毒の菌が増えてしまうため、一気に温度を下げることが重要です。
鍋ごと氷水につけて冷やし、粗熱をとってから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
冷蔵庫に入れる温度は何度なら安心?
冷蔵庫に入れるものは完全に冷ました方が良いですが、早めに入れたい場合は「ぬるい」と感じる温度を目安にしましょう。
ぬるいと感じる温度は人の体温くらいで、湯気が出るほどの熱さではありません。
周りの食品に熱が伝わる影響も少ないので、冷蔵庫に入れるのは「冷たい~ぬるい」を目安にするとよいですね。
熱いものを冷凍するのはOK?
冷凍庫も冷蔵庫と同様に、熱いまま入れると湯気が霜となり故障の原因につながるうえに、他の食品にも熱が伝わってしまうためNGです。
冷凍する機会の多い炊きたてのご飯も、冷凍する場合は熱々の状態でラップや容器に入れ、粗熱をとってから冷凍庫へ入れましょう。
熱いものを冷蔵庫に入れたい時はどうする?
冷蔵庫に入れる前にひと手間加えることが重要です。
②団扇や扇風機の風をあてる
③容器の蓋は湯気がおさまってから閉める
また、最新の冷蔵庫には急速冷却機能が付いている商品も販売されています。
ひと手間を省きたい、時短したい方は便利な機能を活用すると良いですね。
冷蔵庫に熱いものはなぜダメ? まとめ
「冷蔵庫に熱いものはなぜダメなのか」をお話してきました。
ポイントをまとめます。
・カレーを温かいまま入れるのもNG
・冷蔵庫に入れる安心な温度は「冷たい~ぬるい」
・熱いものを冷凍する時も粗熱はとったほうがよい
・時短したい人は急速冷却を利用する
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