辛いものを食べると汗をかくので痩せそうな気がしますよね。
また、韓国人はスリムな印象がありますが、それって辛いもの効果!?
ということで、今回は「辛いものは痩せるのか」について詳しく調べてみました。
辛いものを食べるデメリットもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
辛いものは痩せるのはホント?
辛いものの代表である唐辛子の「カプサイシン」やニンニクの成分「アリシン」、コショウの辛味成分「ピペリン」には発汗作用や血流改善作用があります。
これらは代謝がほんの少しだけ高まる効果がありますが、痩せるほどではないんです。
たしかに、医学的には「辛いものには脂肪燃焼効果がある」という説もあるようですが、辛いものだけで痩せるには、唐辛子を一度の食事でコップ1杯分ほど摂取する必要があります。
後ほど説明しますが、辛いものの食べ過ぎは痩せるよりも体に悪影響を与えてしまうので、一度の食事でコップ1杯分のカプサイシンの摂取は難しいといえるでしょう。
また、辛いものの発汗作用で汗が出ても、それは痩せる汗ではありません。
痩せる汗というのは運動で体温が上がり、心臓が脈打ち、体を冷やそうとしてかく汗を指します。
しかし、辛いものでかく汗は「辛い!」と舌が感じることで顔を中心に「冷やそう」と出る汗のため、心拍数が上がるだけで痩せることはないのです。
辛いものを食べて痩せようとするより、
・タンパク質を中心に食べる
・カフェインを摂取する
・緑茶を飲む
・十分な睡眠
といった事の方が、脂肪燃焼に効果的と言えるでしょう。
辛いものを食べるのはデメリットが多い!?
先ほども少し触れましたが、辛いものの過剰摂取は体へのデメリットが多いです。
辛いものは刺激物なので、
・腹痛
・下痢
・痔
などの症状を起こしてしまうんです。
辛いもので感覚神経が刺激されると、胃酸が多く分泌されます。
通常は胃酸と胃粘液のバランスがとれているため、胃を溶かすことはありません。
しかし、胃酸が多く分泌されてしまうとバランスが崩れて胃の粘膜が溶けてしまい、胃痛や腹痛を引き起こすのです。
また、下痢の原因は辛いもので交換神経を刺激されたことにより、腸の働きが活発になり、水分を十分に吸収する時間が取れないまま肛門へ送り出されてしまうことです。
下痢をすると痔にも繋がってしまいます。
他にもカプサイシンが体内で消化・吸収されない成分をふくむことや、肛門の粘膜は刺激物に対して非常に弱いことも、痔になる原因のようです。
ダイエットになって痩せる!辛い食べ物の効果的な食べ方
辛いものの効率的な食べ方は、少量を摂取して食事に満足感を出すことです。
栄養バランスも大切ですから、辛いものだけでなくタンパク質や食物繊維などを補う料理が最適!
ダイエットになる、おすすめのレシピを2つ紹介します。
1.鍋にごま油をひき、玉ねぎを炒めてしんなりしたら合びき肉とキムチを加える。
2.軽く炒めたら塩こしょうで調味する。
3.水・中華だし・コチュジャンを適量加えて、アクを取りながら煮立たせる。
4.火をとめてからニラを加え、余熱でさっと火を通す。
5.器に盛り付け、糸唐辛子を飾る。
簡単にできて、疲労回復や代謝アップが期待できます。
【激辛こんにゃく金平】
1.ゴボウと人参は千切りにし酢水につけてあくをぬき、こんにゃくは太めの千切りにする。
2.フライパンに多めの胡麻油をひき、種を取り除いた唐辛子をハサミで切り、油を熱する。
3.胡麻油が温まったら、切った野菜類をいれ火を通す。
4.こんにゃくを入れて、パチパチ言い出したら火を止める。
5.火を止めて直ぐに醤油、みりん、酒、砂糖を適量入れる
6.再び中火で混ぜ合わせるように炒める。
7.お好みで白ゴマを振り、完成。
辛さが食事のアクセントにもなり、食物繊維で便秘解消効果も期待できますよ。
辛いものは痩せるのか? まとめ
「辛いものは痩せるのか」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・痩せるためには、運動など他の方法も併用が必要
・食事に満足感を出すために辛いものを食べるのはあり
・辛いものを食べる時は体へのデメリットに気をつけよう
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