おにぎりに使う焼き海苔や味付け海苔、海苔の佃煮は和食として欠かせない食材です。
でも、賞味期限内に使い切れることってあんまりないですよね…。
気づいたら随分と期限が切れてたことが何度もあって、赤く変色したり「これって腐ってるのかな」と分かりにくいことも。
そこで今回は、海苔が腐るとどうなるのかについて詳しく調べてみました。
また、パリパリを維持する正しい保存方法もお話するので、ぜひ参考になれば嬉しいです!
海苔は腐るとどうなる?
おにぎりの海苔や味付け海苔は腐りにくい食材ですが、賞味期限が切れて時間が経つと傷んでしまいます。
※賞味期限は「食材をおいしく食べられる期限」のことなのですぐに腐ることはありませんが、表示されている日時の1.1~1.5倍の期間を過ぎると腐る可能性が高まります。
腐った海苔の特徴は以下の通りです。
・虫が湧く
・異臭がする
ちなみに赤や紫に色が変化する、湿気るといった変化があっても腐っているわけではありません。
水分を吸収したことにより起こったことなので、基本的には食べられます。
ただ、変色や湿気た海苔は旨味がほとんど残っていないだけでなく、雑菌が繁殖している恐れがあるので、処分したほうが安全です。
海苔の佃煮は腐るとどうなる?
一方、水分が多い海苔の佃煮が腐ると、乾燥海苔よりも更に分かりやすい変化があります。
・糸をひく
・白いカビ
・溶けたような見た目
・すっぱい臭いや生ごみ臭
海苔の佃煮も基本的には保存性があるのですが、賞味期限がずいぶんと過ぎていたり、口をつけた箸で取ると腐りやすくなります。
期限内であっても開封後は空気に触れる機会が多くなり、雑菌も入りやすいので、2週間ほどで食べきってしまいましょう。
海苔の正しい保存方法とは?
海苔を保存する際のポイントは、
②湿気を吸収させない
③温度変化を避ける
ことです。
品質を保つためには常温でなく、海苔の袋ごとジップロックなどの保存袋に密閉して冷蔵庫に入れましょう。
その際に海苔の缶や袋に入っている乾燥剤を入れることで、より新鮮さが保たれます。
また、2~3ヶ月ほど長期保存したい時は、冷凍庫に入れるのもおすすめです。
食べる時は、冷蔵・冷凍ともに保存袋が常温に戻ってから、封を開けます。
すぐに開けてしまうと、温度差で湿気てしまうからです。
市販の海苔の佃煮の保存方法は?
海苔の佃煮は未開封は常温、開封後は冷蔵保存となります。
1ヶ月以上の長期保存をしたい場合は、冷凍することも可能です。
一度に使うぶんを取り分け、ラップに包んでジップロックなどの保存袋に入れます。
食べる時は常温で自然解凍し、スプーンでぐるぐると混ぜるだけでOK!
カチカチに固まらず、おいしさが保たれたままです。
湿気た海苔を復活させる方法は?
少し湿気ってしまっても、復活させる方法があります。
それは、もう一度焼くことです。
フライパン、電子レンジ、トースターでのやり方を紹介しますね。
【フライパン】
温めておいたフライパンに海苔を乗せます。
箸で抑えながら、表と裏をそれぞれ約15~20秒ずつ焼きます。
海苔の良い香りがしてきたら、完成です。
【電子レンジ】
お皿に海苔をのせて、ラップをかけずに片面だけを600wで30秒ほど温めます。
パリッと感が足りない場合は、裏返して更に10秒ずつ加熱しましょう。
【トースター】
トースターに海苔を入れて、電熱線が赤くなったら10秒数えて取り出します。
ワット数により加熱時間が異なるので注意しましょう。
また、加熱しすぎると焦げてしまうので、焼いている間は様子をみてくださいね。
※ちなみに、海苔をガスコンロで炙るのはおすすめできません。
炎に含まれる水蒸気と二酸化炭素で海苔が水分を吸収するため、パリパリになりくいからです。
まとめ
海苔が腐るとどうなるかについてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・腐った海苔は、カビ、異臭、虫が湧く
・海苔の佃煮が腐ると、糸をひく、白カビなど焼き海苔よりも分かりやすい
・海苔の保存方法は冷蔵か冷凍がおすすめ
・湿気た海苔は、フライパンや電子レンジ、トースターで復活させよう
賞味期限内に使い切れることが少ない海苔ですが、腐った時の特徴を憶えておくとお腹を壊すこともなく安心ですね。
また、常温よりも冷蔵や冷凍のほうが新鮮さを保てますので、ぜひ保存の際は試してみてくださいね♪