ご飯にぴったりな梅干しですが、つい食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
私も塩分が欲しい時など、つまんでしまうことがあります。
でも、しょっぱくて酸味の強い食べ物なので、食べ過ぎはやっぱり良くないですよね…。
そこで今回は、梅干しを食べ過ぎるとどうなるかを詳しくお話していきます。
「梅干しをよく食べる」という方の参考になれば嬉しいです!
梅干しを食べ過ぎた!どんな影響が出る?
中くらいの梅干し1個には、約2gの塩分が入っています。
厚生労働省では「1日の塩分基準量」を男性7.5g未満・女性6.5g未満と示していて、梅干し1個を食べただけで、塩分基準の3分の1もの量を摂取してしまうことになるんです!
そんな塩分が高めの梅干しですから、食べすぎると以下のような影響が心配されます。
①下痢、腹痛、胃痛
梅干しの食べ過ぎは、塩分の過剰摂取となります。
摂り過ぎた塩分は胃の粘液を剥がし、粘膜を傷つける元に。
粘膜が傷ついた結果、腹痛や胃痛が起こり、下痢になってしまうんです。
②吐き気
吐き気も、腹痛や胃痛と同じで、胃の粘膜が剥がされることで起こります。
胃酸過多になると吐き気や、口の中に酸っぱさを感じるといった症状が出やすいです。
③歯が痛い
梅干しのような酸っぱい食べ物を長い時間口の中に入れておくと、酸によって歯が溶けてしまう恐れがあります。
歯が溶けると虫歯や知覚過敏になり、痛みが出やすくなります。
また、もともと虫歯や知覚過敏の人が、酸味が強い梅干しを食べて「歯が痛い」といった状態になることも。
④むくみ
塩分には水分を抱え込みやすい性質があるので、体内の余分な水の排出が上手くいかなくなります。
水分が過剰になった結果、体重が増加したりといったむくみが起こってしまうんです。
⑤太る
梅干しは1個あたり3kcalなので、食べ過ぎても脂肪が増えることはありません。
「太る」というのは、むくみによって体重が増加することで起こっています。
梅干しの最適な量はどれくらい?一日3個は多い?
結論からいうと『1日1個までが目安』です。
成人の1日の食塩目安量は、男性で7.5g、女性で6.5gでした。
10gの梅干しには約2gの塩分があるので、3個食べてしまうと6gの塩分をとっていることになります。
他の料理にも塩分は必ず入るので、目安量を大幅にオーバーすることになってしまうんです。
もし、何個も梅干しが食べたいのであれば、塩分3%の減塩梅干しを買ってみると良いですね!
※塩分3%の梅干し1個あたりに含まれる塩分量は、約0.38gです。
梅干しを食べ過ぎた時の対処法は?
梅干しの食べすぎは、塩分の摂り過ぎになってしまいます。
体内の余分な塩分を排出するためには、野菜や果物に含まれるカリウム摂取がおすすめ。
カリウムは、塩分を尿と一緒に体外に出す働きを持っているんです!
カリウムを多く含む食品で代表的なものは、身近な食べ物であるバナナです。
他にも、
・メロン
・里いも
・肉、魚
・ひじき
・わかめ
にもカリウムは含まれているので、「塩分をとりすぎたな」と思ったら、上記の食品を食べてみてくださいね。
食べ過ぎなければOK!梅干しのすごい効果を紹介
梅干しは適量であれば、以下のような嬉しい効果効能が沢山あるんです。
・食欲増進
・殺菌作用
・皮膚の新陳代謝が活発化
・疲労回復
・熱中症予防
・血液サラサラ
酸っぱさが唾液の分泌を助け、食欲増進に繋げてくれます。
殺菌作用があるのでお弁当の防腐剤としても大活躍。
梅雨や夏にはとっても助かります。
また、若返りホルモンと呼ばれる「パロチン」という成分が含まれているので、皮膚の新陳代謝が活発になります。
他にも疲労回復に、熱中症予防、おまけに血液サラサラになるなんて、スーパー食材ですね。
梅干しを食べ過ぎるとどうなる まとめ
梅干しを食べ過ぎる影響についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・下痢、腹痛、胃痛、吐き気、歯の痛み、むくみ、太るといった影響
・梅干しの最適な量は1日1個まで
・梅干しを食べ過ぎた時は、カリウム食材を食べよう
・食べ過ぎなければ食欲増進など嬉しい効果効能あり
つい食べ過ぎてしまう梅干しですが、体への影響を考えると1日1個までにしたいですね。
ご飯にぴったりだし、口寂しい時、塩分が欲しい時にぴったりですが、私も食べ過ぎてしまわないよう気をつけます!