ししゃもはお手頃価格で、卵のプチプチした食感がおいしいお魚です。
我が家では子どもがししゃも大好きなので、よく食卓にのぼります。
でも、しっかり焼くと身と骨が固くなりすぎて、食べにくいんですよね
逆に焼きすぎないように、加熱時間を短くしたら半生っぽい出来に…。
大丈夫かなと思いつつ食べちゃったんですが、あとから「やっぱりヤバイかも」と心配になってきました。
ししゃもが生焼けでも体への影響はないのでしょうか?
また、レンジでの再加熱方法のポイントについても詳しく調べましたので、ししゃもを頻繁に料理する方はぜひ参考にしてくださいね!
生焼けのししゃもを食べちゃった!食中毒にはならない?
生焼けのししゃもを食べてしまった場合、腹痛や下痢など起こる可能性があります。
スーパーに売っているししゃもは、すでに一度干されたもので、いわゆる”生の状態”ではありませんが、生焼けだと加熱しきれていないため、細菌は死滅しないのです。
ただ、干物なのでアニサキスによる心配はないそう。
また、衛生管理がしっかりできてなかった場合や消費期限ギリギリ、保存方法を誤ってしまった場合は更に危険!
食中毒になる可能性があるので、症状が出たらすぐ病院に行きましょう。
ししゃもが生焼けかどうかの見分け方
生焼けのししゃもは、卵や身の部分を触っても、ふにゃふにゃと柔らかい感触です。
また、両面に焼き色が全くついていない時も、生焼けと言えます。
ししゃもを加熱していると、表面から油がじんわり出てきますよね。
メスの場合は腹の卵が膨らみ固くなり、焦げ目がついたら中にも火が通っている証拠です。
オスの場合も火が通ると、身が膨らんできます。
両面についた黄金色の焦げ目が目安!
生焼けのししゃもをレンジで加熱する方法!
「生焼けっぽいからレンジで温めなおそう」と思っても、レンジで温めると、かなりの確率でメスのししゃもは爆発してしまいます。
ししゃもがレンジ加熱で爆発する理由は、卵にあります。
卵には薄皮が張られていて、加熱時に発生する水蒸気の逃げ場が無くなってしまうんです。
逃げ場がなくなった結果、卵がどんどん膨張して破裂!
同じく薄皮がある、たらこやウインナーも同じ現象が起こります。
逆に言えば、水蒸気の逃げ場を作ってあげれば、爆発せずに調理ができるということです。
- ししゃもの腹に軽く切れ目を入れる
- 腹の部分につまようじで何ヵ所か穴をあける
など、工夫することで爆発を防ぐことが出来ます。
生焼けのししゃもを妊娠中や、子どもが食べてしまった場合は?
妊婦さんや子供は免疫力が低いため、生焼けのししゃもを食べてしまった後の経過はしっかりと見ておかなければいけません。
必ず何か症状が出るわけではないですが、少しでも異常を感じたら病院へ行きましょう。
その際には「生焼けのししゃもを食べてしまった」と伝えると、診察がスムーズですよ!
ししゃもを生焼けにしないで、しっとりと焼くコツ
ししゃもの生焼けにならない、上手な焼き方をご紹介します。
◎フライパンで調理する場合
油を挽いて熱したフライパンにクッキングシートを敷き、ししゃも同士がくっつかないよう並べます。フタをして弱~中火で焼き、両面パリッと焼き目が付けば完成です。
片面約5分で焼き色がつきます。
◎グリルで調理する場合
まず、グリルは余熱しておきます。
ししゃもを並べ、表面に香ばしい色がついてきたら裏返し、もう片面も焼きます。
焼き上がりまでの時間はおよそ8分です。
◎トースターで調理する場合
トースターにくっつかないアルミホイルを敷いて、その上にししゃもを均等に並べましょう。そして、こんがりと焼き目が付くまで片面ずつ焼いて完成です。
約15分で焼きあがります。
ししゃもは生焼けでも食べられる?まとめ
少しでも「ししゃもが生焼けっぽい!?」と思ったら、再加熱しましょう。
菌が死滅していないため、そのまま食べてしまうと危険です。
本来はしっかりと火を通すこと前提なので、食あたりになってしまう可能性も考えられます。
生焼けにしないコツは、焼き目をつけること、身や卵が固くなるまで加熱することです。
これらをポイントに生焼けか、しっかりと焼けているのか見極めて、ししゃもを食べましょう!