今回はパイ生地の生焼けについてお伝えしていきます。
パイはおやつやキッシュのように、お惣菜としても楽しむことができます。
そんなパイも「見た目は完璧に焼けたのにカットしたら底が生焼けだった…」となったら、悲しいですよね。
我が家でもアップルパイを作ったら見た目は真っ黒、中はまだベタベタの生焼けなんてことがありました。
・どうして生焼けになるの?
・生焼けパイの救済方法
底までしっかり火が通る秘訣も紹介しています。
ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。
パイ生地が生焼けかどうかの判断方法
パイ生地が生焼けになるのはしっかりと底まで火が入っていなかったり、具材の水分が移ってしまうことが原因です。
ちゃんと焼けているかどうかの判断方法はこちら。
✔型からすっと外れる
✔型から外すときにたわまない
型から外しにくいときは、底までしっかり焼けていない可能性が大です!
パイ生地が半生でも食べられる?
パイ生地は、たっぷりのバターと小麦粉でできています。
バターは生食で食べることができますが、小麦粉はそうはいきません。
生の小麦粉に含まれるデンプンは水を含みにくい「βデンプン」です。胃での消化ができず、腹痛、吐き気、下痢の原因になります。
小麦粉は加熱してようやく消化されやすい状態となるので、半生のパイ生地は口にしないほうがいいでしょう。
パイ生地が生焼けの時の対処法
全体的に色が薄いときは、200℃のオーブンで10分ほど再加熱しましょう。
下の部分だけ焼き上げたいときは、オーブンの下段に天板を置いて焼きます。もし焦げそうならば、アルミホイルを被せてくださいね。
また、小さめのパイであれば、トースターを使うこともできます。
こちらもホイルをかぶせれば、表面を焦がすことなく再加熱できますよ。
パイ生地が生焼けにならないコツ
パイ生地を底までサクサクに仕上げるポイントは2つあります。
①温度管理をしっかりする
焼く温度が低いと、パイは生焼けになります。
しっかり予熱をして、十分な温度になってから生地を入れましょう。
表面が焦げそうだからといって、オーブンの温度を下げると生焼けの原因になります。
レシピに記載されている決められた焼き時間も守りましょう。オーブンのクセなどは考慮する必要もありますが、自己判断で焼き時間を短くすると生焼けになります。
②中身の水分が染み込ませない
中の具材(フィリング)の水分が生地に染み込まないようにしましょう。
少し手間ですが、あらかじめパイ生地にホイルをかぶせて、180度のオーブンで10分ほど空焼きしておくといいですよ。
その後に具材をのせて本格的に焼くと、生地に水分が染み込むのを防げます。
砕いたビスケットやスポンジケーキを底に仕込むのもお手軽なのでおすすめです!
まとめ
・生焼けのパイは、表面にホイルをかぶせ追加加熱すればOK!
・しっかり予熱したオーブンで、決められた時間を守って焼くのがポイント
・パイ生地の空焼きや、砕いたビスケットを仕込むことでフィリングの水分が染み込むのを防げる
パイ生地の生焼けはおいしくないばかりか、お腹を壊す原因にもなります。生焼けになったら、再度焼き直してサクサクのパイにしてくださいね。
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