バターをたっぷり使ったお菓子や料理はとても美味しいですよね。
しかし、「バターの食べ過ぎってあまりよくないのかな?」と思う方もいると思います。
そこで今回は、
・食べ過ぎるとどうなる?
・バターを食べ過ぎたときの対処法
・一日の適量(大人と子供の違い)
・効果やメリット
について紹介します。
「バターが大好き!」という方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!
バターの原材料と栄養成分
バターは、生乳や牛乳から分離したクリームを固めたものです。
ということは、バターは牛乳や生乳のみが原材料ということになります。
バターの成分の8割は脂肪分です。
有塩バターの場合には、これに食塩が加わることになります。
バターの脂肪分には、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸などの短鎖脂肪酸が含まれています。
100gあたりのバターの栄養成分は、エネルギー700kcal、たんぱく質0.6g、脂質81g、炭水化物0.2gとなっています。
また、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンDなども豊富に含まれていて、牛乳を摂取するよりも多いという特徴もあります。
バターを摂り過ぎるとどうなる?
バターは他の高脂質な製品と比較すると「消化に負担がかからない」と言われていますが、食べ過ぎると消化不良を起こしてしまう可能性があります。
「消化に負担がかからない」といっても、脂質がたっぷりと含まれる食材です。
50gのバターを食べた場合の消化時間は、なんと12時間!
消化不良を起こすことで、腹痛や吐き気、下痢などの症状が表れることもあります。
もともと牛乳などの乳製品を摂るとお腹が痛くなってしまい、下痢になってしまう方もいます。
これは乳糖不耐症といって、乳糖によって消化不良が起こることで生じるものです。
しかし、バターは乳糖の成分は少なめ。食べ過ぎたからといって乳糖不耐症の症状が出る可能性は低いでしょう。
バターを食べ過ぎた時の対処法
バターを食べ過ぎてしまい「消化不良を起こしてしまった」という場合には、胃を休ませる必要があります。
刺激の強いものを食べるのは避け、消化の良いものを食べるようにしましょう。
また、下痢が続いている場合などには脱水症状などにも気を付けて下さい。
バターの一日の適量
バターの一日の適量はどの程度なのか見ていきましょう。
大人
バターを食べるのであれば、1日に約大さじ1杯程度の量にしておくことをおすすめします。
バターは10gあたりのカロリーは75kcalほど。コレステロールは20mg程度含まれています。
厚生労働省で定められている一日のコレステロール摂取量は200mg未満。
バターを100gも食べるというのは相当の量ですので、あまりそういった機会はないと思いますが、バターはカロリーの高い食材です。
少量でもご飯1杯分のカロリーに相当してしまいます。食べすぎはカロリーオーバーになり肥満の原因になります。
こども
子どもは、成長の目安に合わせて量を調整して食べさせる必要があります。
大人と同じようにバターを食べるとカロリーの摂りすぎになってしまうので、食べすぎには注意です。
また、赤ちゃんの場合には生後7ヶ月以降にバターを食べることはできますが、油分というのはとても負担が大きいものなので、風味づけ程度に与えるのがいいでしょう。
バターの効果
「バターには色々な成分が含まれている」ということを説明しましたが、特に注目したいのはビタミンAです。
バターに含まれるビタミンAは天然油脂の中に含有されるものの中でも多く、牛乳の13倍と言われています。
ビタミンAは目の機能や、皮膚や粘膜を健康に保つために重要な成分です。
日本人はビタミンAが不足しがちとされていますが、バターなら効率よく摂取ができそうですね。
まとめ
・乳脂肪分や豊富なビタミンが含まれている
・バターを摂りすぎるとカロリーオーバーや、腹痛、下痢になることがある
・食べ過ぎた場合には消化の良いもので胃を休ませる
・1日の摂取量目安は大人で大さじ約1程度、子どもの目安は成長に合わせて調整する
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