水菜はサラダを始めとする料理に使われることの多い野菜ですが、その栄養価については意外と知られていません。
実は水菜は低カロリーでありながら、豊富なビタミンやミネラルを含んでいます。
さらに、抗酸化作用もあるため美肌効果も期待できるんです。
この記事では水菜の栄養価と効果効能について詳しく解説していきます。
水菜を食卓に取り入れることで、健康的な生活を送るための一歩を踏み出しましょう。
水菜にはどんな栄養がある?
水菜には以下のような栄養素が主に含まれています。
・ビタミンC、ビタミンK
・βカロテン
・たんぱく質
・カルシウム
・リン
・マグネシウム
・カリウム
・鉄
・葉酸
水菜は低カロリーなのでダイエット中の方にもおすすめ。
100グラムあたりのカロリーはわずか23kcal程度しかありません。
食物繊維や水分が豊富に含まれているため、低カロリーでも満腹感を得ることができます。また、食物繊維は腸の働きを活発にし便通を促す効果もあります。
ビタミンやミネラルも豊富!
水菜にはビタミンCやビタミンK、ミネラル(カルシウム、鉄、カリウムなど)が含まれています。
ビタミンCは免疫力を高めたり、コラーゲンの生成を促進する効果があります。ビタミンKは血液凝固を助け、骨密度の向上にも欠かせない栄養素です。
さらに、ミネラルは体内の代謝や神経系を正常に機能させるのに不可欠。血圧を下げる作用もあるといわれています。
抗酸化作用
水菜には抗酸化作用がある栄養素も含まれています。
抗酸化作用とは細胞を活性酸素から守る働きであり、老化や様々な病気の予防に役立ちます。
特に、水菜に含まれるβ-カロテンやビタミンCなどの抗酸化物質は体内の活性酸素を除去し、細胞を保護する効果があるんです。
水菜と小松菜の栄養の違い
水菜と小松菜はどちらも緑黄色野菜で栄養価が高いですが、いくつかの栄養素において異なる特徴があります。
まず、水菜はビタミンCやカロテン、ビタミンK、葉酸が豊富です。
一方、小松菜はカルシウムや鉄、食物繊維が豊富です。
カルシウムは骨や歯の健康に不可欠な栄養素であり、鉄は貧血の予防と血液の酸素運搬に関与します。食物繊維は消化を促進し、便通を改善する効果があります。
水菜は体に悪い?生は危険?
水菜自体は一般的に体に悪いとは言えませんし、生で食べても特別な危険性はありません。
ただし、いくつか注意点があります。
水菜には農薬や微生物が付着している場合があるので、よく洗うことがポイント。
加熱することで微生物や農薬のリスクを低減できるため、心配がある場合は水菜を加熱しましょう。
さらに、食材の感受性や個人の体質によっては、生の水菜を摂取することでアレルギー反応が起きる場合もあります。
アレルギー症状が出たり、消化器系の不快感を感じたら、医師に相談してください。
水菜の栄養素を活かすレシピ
水菜の栄養素を活かすためのレシピの一つとして、水菜と豆腐のお味噌汁をご紹介します。
– 水菜…1/2束
– 豆腐…1/2丁
– だし汁…400ml
– 味噌…適量
– 青ネギ…2本(みじん切り)
【作り方】
1.水菜は根元を切り落とし、食べやすい大きさに切る。豆腐も食べやすい大きさに切る。
2.鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら豆腐を加える。
3.味噌を溶かし、水菜を加えてサッと火を通す。
4.器に盛り付けて、青ネギを散らす。
水菜のカリウムやビタミンK、ビタミンCなどの栄養素は加熱することで一部失われやすいため、短時間の加熱で仕上げることがポイントです。
また、お味噌汁のだし汁には昆布や鰹節などを使用することで、ミネラルやうまみ成分を豊富に含んだ栄養素をプラスすることができます。
さらに、お好みで他の野菜や具材を追加することもできます。
例えば、しいたけやにんじんなど水菜と相性の良い食材を加えることで、より栄養バランスの良いお味噌汁に仕上げることができます。
まとめ
水菜は一見すると栄養素がないようにも思えますが、実はビタミンやミネラル類が豊富な野菜でした。
同じ緑黄色野菜である小松菜と比べても大きな違いはありません。
また、水菜はしっかりと洗うことでより安全に食べることができます。
お味噌汁のように加熱してもおいしいですね。
色合いが良く、基本的には切って洗うだけで食べられる水菜ですから、野菜を沢山食べたい時におすすめです。