ごぼうは独特の風味と食感があり、ゴボウサラダや煮物には欠かせない食材の一つです。
しかし、不適切な保存方法や経過日数によって、ごぼうが腐ってしまうことがあります。
ただ、もともと色が茶色だったり、酸化による見た目の変化があるので腐った時の特徴は分かりにくいですよね。
そこで本記事では、ごぼうが腐るとどのような変化が起こるのか、見た目や臭いの変化について詳しく解説します。
ごぼうの日持ちはどれくらい?
ごぼうの日持ちは、保存方法によって異なります。
ごぼうは乾燥に弱い野菜。土付きのごぼうは土の栄養分を利用して水分を保っているため、保存期間が長くなります。涼しい場所に置いておくと2週間~1か月は日持ちします。
一方、洗いごぼうや切ったごぼうは土が取り除かれているため酸化しやすく、水分が早く抜けてしまい腐りやすくなります。
野菜室に入れても日持ちは約1週間です。
ごぼうが腐ると起こる変化
ごぼうが腐ると、次のような変化が見られます。
・表面にふやけた感触や柔らか
・嫌な臭いや異臭
・糸をひく
・しなびてしまう
腐ったごぼうは食べることはできません。
カビや微生物の繁殖が進んでいるため、食べると胃腸のトラブルを引き起こす可能性があります。
また、腐っている部分は栄養価が低下し風味も失われているため、美味しくありません。安全のためにも、腐ったごぼうは避けるべきです。
腐っていない食べられるごぼうの見分け方
ごぼうの切り口が赤いのは酸化によるもの。腐ってはいないので食べることができます。
また、中が空洞になり「ス」が入っている場合も食べられます。これは乾燥や成長のし過ぎによるものです。食感は悪くなりますが腐っているわけではありません。
新鮮なごぼうの見分け方
新鮮なごぼうをスーパーなどで選ぶためのポイントは以下の2つです。
良質なごぼうは、まっすぐで太さが均一なものを選びましょう。ごぼうが曲がっていたり、細長かったりする場合は、内部が固くなっている可能性があります。
2.表面の状態:
表面に裂け目がなく、ヒゲ根が少ないもの。みずみずしいものを選びましょう。
他にも触った感じが柔らかくすぐ曲がるものは避けたいところ。
ですが、購入時に曲げるということはあまりできないと思いますから、形や表面の状態に注意しながら、新鮮で美味しいごぼうを選んでくださいね。
ゴボウの保存方法
ごぼうの保存は乾燥しないように気をつけて、冷蔵庫や冷凍庫を活用しましょう。
土付きごぼうの場合は、新聞紙に包み、風通しの良い場所で保存します。
洗いごぼうは水分を含みやすいため、十分に水気を切って、ラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
また、長期保存をする場合はごぼうを切り干しにしたり、適度な大きさにカットしてラップと保存袋に包んで冷凍する方法もあります。
冷凍したものは汁物や煮物に使い、凍ったまま加熱するのがおすすめです。
まとめ
ごぼうが腐ると起こる変化や見た目や臭いの変化について解説しました。
見た目には色が変化したり、触った感じは柔らかくなります。
切り口が赤いだけならば酸化によるもの。他に変化がなければ食べることができます。
ごぼうは適切な保存方法を守り、腐る前に食べきりましょう。長期保存したい場合は冷凍がおすすめ。
正しい保存方法を実践することで、おいしいごぼう料理を楽しむことができますね。