かぼちゃは栄養価が高く、夏と秋~冬にかけてが旬の美味しい季節の食材として人気です。
しかし、丸ごと一個を購入したり、カットされたものでも量が多くて使い切れないことがあり、適切に管理しないとかぼちゃが腐ってしまう可能性があります。
そこで本記事では、かぼちゃが腐る原因や腐ったかぼちゃの見た目や状態、食べられるかどうかの判断基準などについて詳しく解説します。
腐ったかぼちゃの特徴は?
かぼちゃが腐ると、以下のような特徴が現れます。
見た目の変化
通常は固いはずの外皮が柔らかくなり、色も変化します。
濃い茶色や黒色の斑点、カビの発生がみられるようになります。
また、かぼちゃ全体が乾燥しているような見た目になることも。
匂いの変化
新鮮なかぼちゃはほのかな甘い香りがありますが、腐敗すると酸っぱい腐ったような臭いがします。
特にカビが発生している場合は強い異臭となります。
食感と味わいの変化
腐ってくると内部の果肉がふやけて粘りが出るようになります。
風味が劣化するだけでなく、甘みが失われて酸味や苦味を感じます。
かぼちゃの煮物が腐ったサイン
かぼちゃの煮物は通常は調味料を入れて煮ることで、色が濃くなり、柔らかくなっていきます。
しかし、腐っている場合は色が変化して、黒色になったり濃い茶色、カビが発生してしまうんです。
触感においては、生のかぼちゃと同様に極度に乾燥したり、反対に粘り気が出たりします。
また、調理後のかぼちゃは匂いでも判断できますよ。
甘くておいしそうな香りから、不快な異臭に変化します。特にカビが発生している時はカビ特有の匂いがすることも。「いつもと匂いが違うな」と感じたら腐っている可能性が高いです。
かぼちゃの賞味期限や腐る原因
かぼちゃの賞味期限は丸ごとかカットしたものかでかなり変わってきます。
丸ごとであれば涼しい場所に保管して約2ヶ月の日持ちとなります。
カットしたものは冷蔵庫の野菜室で3~4日ほどです。
また、かぼちゃが腐ってしまう主な原因として以下のことがあげられます。
✔高温多湿
✔破損や傷み
かぼちゃは他の食材と同様に高温多湿は大敵!
特に夏場は暑い日が続きますから、保管する場所には十分に注意しましょう。
腐った部分を取り除けば食べられる?
一部が腐っているかぼちゃは、見た目や臭いが悪くない場合もありますが、食べることはおすすめできません。
腐った部分はカビが生えている可能性があり、食べると健康リスクを引き起こすからです。
腐った部分を取り除いても、周りにもカビが広がっている可能性があるので、判断は慎重に行いましょう。
カボチャが日持ちする保存方法
かぼちゃが長持ちする保存方法としては、冷蔵庫や冷凍庫を活用することが有効です。
かぼちゃを冷蔵庫で保存する場合は、腐りやすいワタ(種)を取り除き、切り分けたかぼちゃをラップやジップロック袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
また、長期保存の場合はかぼちゃを冷凍しておくことも可能です。
まとめ
かぼちゃの賞味期限は丸ごと保存で約2ヶ月、カットしたものは野菜室保存で約3~4日の日持ちとなります。
購入する際にはできるだけ新鮮なものを選び、高温多湿を避けるなど適切な保存方法を守って、腐る前に食べることが大切です。
長期間保存したい時は冷凍し、煮物にしてしまうのもおすすめ。
見た目や臭い、食感に異常があるかぼちゃは、安全のために食べないよう判断しましょう。正しく管理すれば美味しいかぼちゃ料理を楽しむことができますね。