焼きそばを食べると太るイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
太るといっても野菜もたっぷり入っているし、お肉も入っているのでたんぱく質も摂れますよね。
そこで今回は、
・摂り過ぎになる栄養素と足りない栄養素
・本当にダイエットに不向きなの?
・毎日食べても痩せる方法
について詳しく解説していきます。
ランチはいつも焼きそばという方や夜ご飯に焼きそばをよく食べる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
焼きそばのカロリーと栄養素
焼きそばのカロリーや栄養素は材料や作り方によって変わってきますが、一般的な焼きそばは以下の通りです。
たんぱく質:約15g
脂質:約13g
炭水化物:約62g
食物繊維:約6g
塩分:約3.5g
体重にもよりますが1食の目安たんぱく質量は20gなので、ややたんぱく質が少ない傾向があります。
一方、炭水化物は多め、塩分も高めです。
また、カップ焼きそばのカロリーは以下のようになっています。
たんぱく質:約10g
脂質:約21g
炭水化物:約70g
食物繊維:約2g
塩分:約5g
各製品によって差はありますが、全体的に脂質や炭水化物、塩分量が高い傾向です。
また、カップ焼きそばだけだと栄養素に偏りが出る恐れがあります。
焼きそばは太る?ダイエットには不向き?
焼きそばは色々な料理の中で特別に高カロリーや高脂質というわけではないので、焼きそば自体は太るとは言えません。
例えばご飯ものである親子丼は約680kcal、ミートソースパスタは約610kcal、ラーメン約435kcalと他の一品料理と比べても決して太りやすいわけではないのです。
ただし、味付けや材料によって太る可能性はあります。
炒める時に油をたっぷり使ったり、肉の部位も豚バラを選ぶとそれだけ太りやすい食べ物になってしまいますよね。
ダイエット向きの食べ物かどうかは材料によると言えるでしょう。
また、カップ焼きそばの場合は手作りよりもたんぱく質が不足気味になり、脂質、塩分は多め。
添加物は食欲増進作用もあるためダイエットには不向きです。
焼きそばで摂り過ぎになる栄養素・足りない栄養素
焼きそばで摂り過ぎになる栄養素は「塩分」「脂質」「糖質」です。
塩分が含まれるのはソースや塩など焼きそばの調味料です。
浮腫みの原因にもなり、ダイエットには大敵。
また、脂質は油に含まれます。
麺を炒める時に使う油や、カップ焼きそばだと油揚げ麺ですから脂質の摂り過ぎになる可能性があります。
使う肉の部位も豚バラだと多く脂を摂取することになりますね。
糖質は小麦粉原料の麺に含まれており「炭水化物ー食物繊維」が糖質です。余った糖質は脂肪になるので、肥満のリスクがあります。
焼きそばに足りない栄養素は?
たんぱく質、ビタミン類、食物繊維が焼きそばに足りない栄養素です。
たんぱく質は肉から摂ることができますが、それだけでは1食のたんぱく質必要量に届きません。
たんぱく質は筋肉のもととなるので、ダイエットには欠かせませんよね。
食物繊維やビタミンCなどのビタミン類は野菜や果物に含まれます。
焼きそばにはキャベツや人参、もやしなどを入れますが、それでも足りないことがほとんどです。
焼きそばを毎日食べても痩せるポイントと注意点
毎日焼きそばを食べても痩せるには以下のことに気をつけましょう。
①食材のバリエーションを増やす
焼きそばには野菜やきのこをたっぷり入れて、入れる具材をローテーションすると栄養バランスが良くなります。
肉だけでなくイカやエビといった魚介類を摂りいれるのもおすすめ。
また、時には糸こんにゃくを麺に混ぜて、カロリーカットしてみましょう。
②ソース選びを工夫する
焼きそばのソースには糖質や塩分が多く含まれています。
ソースをたっぷり入れないようにして、塩と粉末だしのみにするなど毎日食べるなら工夫が必要です。
③量に気をつける
焼きそばを食べる時は適量を心がけましょう。大盛りやおかわりをしないようにして、1人前の量でやめておきます。
物足りない場合は、汁物をつけると満足感がアップしますよ。
まとめ
・たんぱく質、ビタミン、食物繊維が不足気味
・カップ焼きそばは太りやすい
・麺から炒めるタイプは毎日食べても太らないが食材選びや量には気をつけよう
焼きそばは一品料理として食べられますが、栄養バランスの偏りには気をつけたいところ。
野菜をたっぷり入れるなど、工夫次第ではダイエット向きのメニューになります。