炒め物やホイル焼きに使えるしめじ。
ただ、さっと加熱した場合は「火の通りが甘いかな?」と不安になります。生焼けか微妙なことも…。
そこで今回は、生焼けのしめじは食べちゃダメなのか、体への影響についてお話します。
また、生焼けかどうかの見分け方も詳しく解説するので、参考になれば嬉しいです!
しめじの生焼けは食べちゃダメ?体への影響は?
しめじに限ったことではないのですが、きのこの生焼けは食中毒やアレルギーを発症するリスクが高いです。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・頭痛
・じんましん
なぜ体に悪影響があるのかというと、しめじに含まれる「シアン産生菌」という青酸化合物によるもの。
シアン酸生菌は、しっかりと加熱調理すれば消滅する成分です。
特に妊娠中や小さいお子さん・高齢者は抵抗力が低くなっているため、しめじを調理する時はよく焼きましょう。
また、生のしめじは触るだけでもアレルギー反応が出るケースもありますので、下ごしらえをした後は手を忘れずに洗うといいですね。
しめじが生焼けかどうかの見分け方!
しめじが生焼けかどうかのポイントは、以下の通りです。
・さくさくとした食感
・カサや軸が簡単に割れる
・ツヤがない
もともとしめじは苦味がありますが、生焼けの場合は更に苦いです。
食べてみて苦味を強く感じるようであれば、電子レンジなどで再加熱してから食べましょう。
また、火が通ったしめじはプリプリとした食感が特徴ですね。
妙にサクサクとした食感がしたり、カサや軸が簡単に割れるのは生焼けなので要注意!
そして、調理法によっては見分けにくいかもしれませんが、加熱したしめじは表面にツヤが出ます。
火がちゃんと通ればしめじの量も減るので、見た目や量を目安にするのも一つの方法ですね。
しめじの下ごしらえの仕方
しめじを調理する際は水洗いはせず、汚れが気になったらキッチンペーパーで拭きましょう。
石づきはまとめて切らず、使う分を使う時にカットした方が日持ちがよくなりますよ。
生焼けにならない加熱時間
しめじ自体の大きさやほぐした房のサイズにもよりますが、炒めるときの加熱時間の目安は2分ほどです。
炒める場合には、弱火で調理すると水分が出てきてしんなりとなってしまうので、食感を楽しみたければ中~強火で炒めることをおすすめします。
また、茹でる場合はしっかり沸騰したお湯で茹でましょう。
加熱時間の目安は1分半~2分ほど。
あまり沸騰していないお湯に入れてしまって、加熱時間が長くなるとしめじの旨味や水溶性ビタミンなど栄養素が水の中に溶け出してしまいます。
うまみや栄養が逃げないよう短時間で加熱するため、沸騰させるのがポイント!
ただし、汁物として調理する時は水から弱火でじっくり調理することで出汁が出て、旨味成分をより濃く味わうことが出来ます。
そして、電子レンジで調理する場合はこちらもしめじの量によりますが、ラップをして500Wで1分~2分が目安です。
しめじの生焼けを食べてしまった影響 まとめ
「しめじの生焼けを食べた影響と見分け方」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・症状は下痢やじんましんなど
・原因はシアン産生菌によるもので、しっかり加熱をすれば消滅する
・生焼けの見分け方は苦味、さくさくとした食感、ツヤがない、傘や軸が簡単に割れる
・しめじの下ごしらえは洗わない
・生焼けにならない加熱時間は調理法や量によりますが、だいたい2分前後
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