うなぎを毎日食べるとどうなる?効果や食べ過ぎによる弊害は?

うなぎ

精がつく食べ物といえば「うなぎ」です。

スタミナ食なので食べると元気になるイメージですが、さすがに毎日はどうなんでしょうか。

そこで今回は、うなぎを毎日食べるとどうなるかを詳しく解説します。

栄養や効能についてもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

スポンサーリンク

うなぎを毎日食べるとこんな影響が!体に悪い?

うなぎを食べる

うなぎには脂溶性であるビタミンAが豊富に含まれています。

水溶性のように水に溶けるビタミンとは違い、ビタミンAは体内に蓄積しやすい特徴があるんです!

なので、過剰に摂取すると肝機能障害など、困った症状を引き起こすおそれがあります

具体的な例としては、頭痛・食欲不振・吐き気・嘔吐・顔の紅潮・皮膚の乾燥などです。

「毎日うなぎを食べている」という方は少ないとは思いますが、サプリメントなどでビタミンAを摂っている方は摂取量に特に注意が必要です。

また、ビタミンAの過剰摂取は胎児の異常が増加するとの報告もあるので、妊娠中の方やこれから妊娠を予定している方は気をつけるといいですね。

そして、何といってもうなぎは脂質が多いんです。

カロリーは100gあたり255kcalほどですが、脂質は31gも含まれています。

また、カロリーはそれほどでもないと言っても、かば焼きにすると砂糖のぶんもプラスされ、糖質やカロリーが大幅にアップするため毎日食べると太ってしまいますね。

スポンサーリンク

うなぎを毎日食べる効果!栄養効能について

そんなうなぎも食べ過ぎなければ、栄養豊富で体に嬉しい食材です。

<ビタミンA>
・皮膚や目、鼻、口等の粘膜の働きを正常に保つ
・妊娠中の摂り過ぎは良くありませんが、不足しても発育不良の恐れあり

<ビタミンB1>

・疲労回復効果やエネルギー代謝を活性化

<ビタミンB2>

・髪、爪、皮膚、粘膜などを健康に保つ働き

<カルシウム>

・歯や骨の材料となり丈夫にするほか、イライラやストレスなどを静め神経を安定させる

<ビタミンD>

・カルシウムの吸収を促進
・免疫力や代謝を高める

<ビタミンE>

・体内の脂質の酸化を防ぐ
・動脈硬化や心筋梗塞の予防

<DHA(ドコサヘキサエン酸)>

・脳や神経系の機能を正常に保ち、脳卒中や認知症の予防を助ける

<EPA(イコサペントエン酸)>

・血液をサラサラにする
・中性脂肪やコレステロール値を下げるのを助ける

うなぎの食べ過ぎにならない量は?

うなぎを毎日食べるのであれば、市販のうなぎの4分の1程度に留めましょう。

うなぎの食べ過ぎで気をつけたいのは「ビタミンAと脂質の含有量」です。

うなぎ(蒲焼・白焼き)は100gで約1500㎍ほどのビタミンAが含まれていると言われています。

うなぎの蒲焼1本が約150~200gくらいと考えると、ビタミンAの含有量は2250~3000㎍です。

ビタミンAの摂取上限量は、成人の男女ともに2700μg。

なので、4分の1程度であれば700㎍ほどの摂取となり、摂り過ぎにはなりません。

また、うなぎの肝は身よりもビタミンAの量が多く、100gあたり約4400㎍です。

肝を100g食べることはそう多くないと思いますが、肝吸いや肝の串焼きなどを食べる際はビタミンAの上限を超えないよう気をつけてくださいね。

そして、脂質も4分の1なら6gほどなので、こちらも食べ過ぎにならない量といえるでしょう。

うなぎのおすすめの食べ方

昔から「うなぎと梅干しは食べ合わせが悪い」とされていました。

しかし、うなぎに含まれるビタミンB1と梅干しに含まれているクエン酸の相乗効果により、疲労回復や夏バテ防止が期待できるんです。

また、「うなぎ+きゅうり」はさっぱりと食べやすい組み合わせといえます。

うなぎときゅうり

食欲がないけどスタミナをつけたい時にオススメです。

うなぎを毎日食べるとどうなる? まとめ

「うなぎを毎日食べる影響」についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・うなぎを毎日食べるとビタミンAや脂質の過剰摂取になる
・毎日食べる場合の適量は、市販のうなぎの4分の1切れほど
・梅干しやきゅうりなど他の食材も組み合わせてみよう


当サイトでは「食べ物」に関する色々な情報を紹介しています。

興味のある方は、その他の記事もぜひご覧くださいね。

タイトルとURLをコピーしました