購入しやすく、皮を剥くだけのみかんはとっても身近なフルーツです。
2個、3個といくつも食べてしまいますよね。
そんなみかんは食べ過ぎると体に良くないのでしょうか。
そこで今回は、みかんを食べ過ぎる影響について詳しく調べました。
また、適量や食べ過ぎた時の対処法についてもお話するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
みかんを食べ過ぎるとどうなる?
みかんに含まれる「カロテノイド色素」を過剰に摂取することにより、皮膚が黄色くなる「柑皮症」という病気になる可能性があります。
傷みやかゆみといった不快な症状は伴いませんが、人によっては元の皮膚の色に戻るまで数か月かかるケースもあるようです。
また、みかんの食べ過ぎによって胃腸が冷え、下痢や吐き気・胃痛の症状を引き起こすことも。
冷えだけでなく、大量の食物繊維を摂ると消化が追いつかないので、とくに胃腸が弱い人には悪影響となります。
また、みかん中サイズ1個のカロリーは約35kcal、糖分が約7.4gです。
お菓子に比べるとヘルシーでダイエット向きのデザートですが、食べ過ぎるとやはり太るもととなります。
それはどんな食べ物でも一緒ですね。
ただ、みかんは皮を剥くだけで食べられるので何個も食べてしまいがち。適量を心がけましょう。
みかんを食べ過ぎた体験談
SNSでもみかんの食べ過ぎで「こんな不調が起こった」という声がありました。
・毎日のように食べていたら、なんとなく手のひらが黄色っぽくなった気がする。
・みかんを食べるようになってから確実に太った。食べ過ぎかな。
やはりみかんの食べ過ぎは、お腹と手のひらに出やすいみたいですね。
みかんは何個からが食べ過ぎ?適量について
成人であれば「果物の摂取目安は1日200gほど」とされています。
そうすると、大人は2~3個が1日に食べられる目安です。
それ以上だと食べ過ぎになります。
一方、子どもの場合は「2歳までは大人の半分量」「3歳以降であれば大人とほぼ同じ量」が理想です。
ですから、2歳までは1個、3歳は2個くらいが適量ですね。
ただし、小さい子は消化器官が未熟なので、食物繊維のとりすぎが消化不良のきっかけになることもあります。
様子をみて、少しずつあげるといいですね。
みかんを食べ過ぎた時の対処法
「柑皮症」の症状がみられたら、みかんだけではなく他の野菜も含めたβ-カロテンの摂取量を減らして様子をみましょう。
β-カロテンはみかんの他、ニンジン・ほうれん草・モロヘイヤ・春菊・ピーマン・かぼちゃなどにも含まれています。
また、下痢や胃痛になってしまった場合でも、ほとんどが一過性の可能性がありますので、しばらく安静にします。
症状が軽快しないようであれば、医療機関に相談しましょう。
食べ過ぎなければ大丈夫!みかんのメリットを紹介
みかんは健康効果に優れた果物です。
以下から、含まれる栄養素と効能について紹介しますね。
免疫力や細菌・ウイルスへの抵抗力を高める働きがあります。
動脈硬化の原因になる悪玉コレステロールも抑制します。
さらに、メラニンの色素沈着を防ぎ、コラーゲンを生成。
鉄の吸収を良くし、美肌へと導きます。
◎β-カロテン
強力な抗酸化力を持つ栄養素です。
必要量に応じて体内でビタミンAに変換され、粘膜や皮膚・免疫機能を健康に保つほか、視力を維持する働きがあります。
◎カリウム
体内の余分な塩分を排出して、むくみ予防や血圧を下げます。
◎ビタミンB1
糖質を燃やしてエネルギーにかえる時に欠かせない栄養素です。
◎ペクチン
糖分の吸収を抑制する働きがあります。
さらに乳酸菌を増殖させ、腸内環境を整えてくれます。
◎クエン酸
疲労回復と血流改善、新陳代謝の促進から美肌と様々な効能があります。
クエン酸は一度にたくさん摂ると体内へ吸収しきれずに排出されてしまうので、何回かに分けて摂ることをおすすめします。
みかん食べ過ぎの影響は? まとめ
「みかんを食べ過ぎる影響」についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・適量は大人は2~3個、子どもの場合は1~2個
・柑皮症の症状がみられたらβカロテンを含むものを控える
・みかんは食べ過ぎなければメリットが沢山ある
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