【うどの効能と栄養】美容にいい?体への役割を解説

うど

山菜であるうど。普段はなかなか食べる機会がないかもしれません。

たまに食べると「シャキッ」として美味しいなぁと思います。

そんなうどは、栄養価が高いので体への嬉しい役割が沢山あるんです。

うどの効能や栄養について詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

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うど(ウド)とは?

うどは独特なほろ苦い風味と歯ざわりがあるので、ゆでて酢味噌和えにしたり、炒め物や天ぷらにしたりと、さまざまな調理法でいただくことが出来る山菜です。

うどの天ぷら

ウドは市場に出回る分の半数近くが栃木県で栽培されており、次いで群馬県、秋田県での生産が多くなっています。

うどはその栽培方法によって2種類に分類され、光を遮って栽培された全体が白いものは「軟白うど」で、出荷時期は11月~5月頃です。

そして、背が大きく緑がかった色をした野生のウド、または軟白ウドを緑化させたものが「山うど」と呼ばれます。

軟白うどに比べ皮がかたく、アクが強いのが特徴です。

天然物は、採れる地域によりますが3月~5月頃のみ出荷されます。

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うどの効能と栄養について

うどは低カロリーですが、根が漢方薬に使われるくらい優れた成分を含んでいます。

以下から、うどの栄養と効能をみていきましょう。

・クロロゲン酸
ウドの苦みとアクの原因となる成分で、ポリフェノールの一種。
メラニンの生成を抑える働きがあるほか、強い抗酸化作用があるため細胞の老化抑制へ働きかけ、生活習慣病や動脈硬化の予防に一役かいます。
また、脂肪を分解・燃焼を促す働きがあるため、ダイエット効果にも期待。

・アスパラギン酸

体内でたんぱく質を合成するのに欠かせないアミノ酸の一種。
摂取することで、エネルギーの代謝を活性化し、疲労回復や疲れにくい身体になります。
また、アンモニアなどの有害物質を体外へ排出する働きもあり、カルシウムやカリウムといったミネラルをスムーズに体内に吸収する働きもあります。

・カリウム

ナトリウムを体外へと排出しやすくします。
むくみの解消や高血圧の予防が期待できます。

・ジテルペンアルデヒド

血液循環を良くし、疲労の回復に役立ちます。

うどを食べ過ぎるとどうなる?

うどを食べ過ぎて起こる症状はほとんどなく、あえて言うのであれば食物繊維の取り過ぎくらいです。

消化不良を起こしたり、お腹が張ったりするので、ほどほどに。

ただ、食べ過ぎなくとも、まれにですが食物アレルギーを起こす人もいます。

調理中に手がかゆくなったり、食後に発疹が出る、唇がかゆくなる場合はアレルギーを疑いましょう。

うどの効果を引き出すレシピ

うどはアク抜きのために酢水にさらしますが、さらし過ぎると水っぽくなり、水溶性であるカリウムやビタミンCも溶け出してしまうので注意しましょう。

酢水は水400ccに酢小さじ1杯くらいの濃度で、さらす時間は10分ほどです。

また、うどの食べ方として「穂先は天ぷら」「茎は酢味噌和え」「皮はきんぴら」が定番です。

うどの栄養を丸ごと採れるのはやはり「生のまま」ですが、穂先や皮を生のまま食べるのはちょっと難しいですよね。

そこで、茎の部分を使った生うどレシピをご紹介します。

①うど(1/2本)は長さ5㎝程の短冊切りにし、酢水に10分ほどさらします。
②ザルにあけ、よく水を切ります。
③マヨネーズ(大さじ1)、醤油(小さじ¼)、すりごま(小さじ1)を混ぜ、そこに水気を切ったうどを和えます。

お好みで水菜(1株。こちらも5㎝程度でざく切り)を一緒に和えるのもおすすめです。

美味しいうどの選び方は?

新鮮でおいしいうどの選び方のポイントは、主に5つです。

エプロン姿の女性

✔大きすぎないもの
大きすぎず小さすぎず、30~40cmの長さのものがおすすめです。
育ちすぎたものは固くなっていることが多く、食用にはあまり向きません。

✔白く太いもの(軟白うど)、太さが均一なもの(山うど)
軟白ウドは白く太いもの、山ウドは太さが均一なものが良い食感であるとされています。

✔茎が変色していないもの
黒ずんでいたり、赤い斑点が多く見られるなど、変色の様子があるものは鮮度が落ちている可能性が高いです。

✔まっすぐ伸びている
穂先までピンとハリがあるものを選びましょう。

✔産毛が密に生えているもの
うど表面の産毛がびっしりと「痛い」と感じるくらい、しっかりと生えているものが新鮮です。

うど(独活)の効能について まとめ

うどの効能についてお話してきました。

ポイントをまとめます。

・クロロゲン酸やアスパラギン酸などの栄養素が豊富
・疲労回復やダイエットに一役かってくれる
・ただし、消化不良やアレルギーに注意
・生のまま食べるのが良いが、食べにくいのでアク抜きして調味料と混ぜる

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