冷蔵庫で消費期限切れの豚肉を発見しました。
鮮やかなピンク色からくすんだ色になっていますが、これって食べられないのでしょうか。
「腐った豚肉は食中毒になる」と聞いたことがあります。
もし腐っているなら、今夜の晩御飯には使えません。
そこで今回は「豚肉が腐るとどうなるのか?起こる変化」について詳しく調べてみました。
また、腐る手前の見た目や臭いついても解説していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
豚肉が腐るとどうなる?見分け方やサインは?
豚肉の腐りかけと腐った時の見分け方は以下の通りです。
豚肉の腐りかけ
腐りかけの豚肉の見た目は、赤身と脂身の色の境目があいまいになります。
匂いや触った感じですが、腐りかけの場合は変化はないようです。
味に関しては豚肉本来の美味しさは減少しますが、食べても体に害を与えることは少ないでしょう。
豚肉が腐った時
・変色する(茶や緑、灰色や黒色)
・汁(ドリップ)が出ている
豚肉の色が変化したり、水分がトレーの中に大量に溜まってきます。
【匂いの特徴】
・酸っぱい臭い
・アンモニアのような異臭
・ヨーグルトのような発酵臭
フワっと臭う感じがしたら腐っていると判断し、捨てるようにしてください。
【触った感じの特徴】
・ヌルヌルする
・糸を引く
・ブヨブヨして張りがない
腐るほどに、触るとぬめりが出てきます。
また、腐った豚肉を食べると胸焼けするような、気持ち悪い生臭さが残る後味になるので、少しでもおかしいと感じたら食べないようにしましょう。
豚肉が腐る原因と消費期限切れの目安について
生の豚肉が腐る主な原因は「期限切れ」「保存の仕方」の2つです。
基本的に消費期限は「安全に食べられる期間」のことを指すため、期限を過ぎると基本的に食べない方が良いといわれています。
特に生肉の場合は傷みが早いので、期限内に食べることが大切です。
ただし、どうしても食べたい場合は消費期限が切れた翌日で、見た目・臭い・味の変化がなければよく加熱して食べることも出来ます。
3日~4日になると表面が多少ヌルヌルし始め、肉の色が悪くなり目に見えない雑菌が繁殖しているので完全にNGです。
これらのことから、消費期限切れでも食べられる目安は1日と言えるでしょう。
また、豚肉を常温で保存すると腐りやすくなります。
細菌は10℃以上で活動が活発になるので、特に夏場は常温で放置しないようにしましょう。
腐った豚肉は加熱すれば食べられる?
腐った豚肉は十分に加熱したとしても食べてはいけません。
一度繁殖した菌は、火を通しても消すことができないのです。
もし食べてしまうと食中毒を起こして、腹痛や下痢などの症状が現れる恐れがあります。
そのため、腐った豚肉は絶対に食べないようにしてください。
豚肉の日持ちする保存方法を紹介
豚肉の日持ちする最適な保存方法は、冷凍保存です。
冷凍保存すると、挽肉・ブロック肉・スライス肉どれでも約1ヶ月は日持ちします。
①1回分ずつ小分けにし、平らにラップをして密閉袋で包む
②冷凍庫へ入れたら、開閉を頻繁にせず温度を一定に保つ
できるだけ空気に触れないように、冷凍保存するのがポイントです。
長く冷凍すると冷凍焼けを起こしますが、凍らせることにより菌が繁殖できないので腐ることはありません。
豚肉が腐ると起こる変化 まとめ
豚肉が腐ると起こる変化についてお話してきました。
ポイントをまとめます。
・腐った時は変色し、臭いや触った感じに変化がでる
・豚肉が腐る主な原因は「期限切れ」と「保存の仕方」
・腐ってしまうと加熱しても食べられない
・冷凍保存で日持ちさせよう
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