プチプチとおいしい数の子。
おせちなど、ハマると永遠に食べ続けてしまいます。
とはいえ、数の子は魚卵なので食べ過ぎは体に刺激が強いのでは…と心配です。
そこで今回は、数の子を食べ過ぎるとどうなるのかついて分かりやすくお話します。
また、どこからが食べ過ぎのラインかも解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
数の子を食べ過ぎるとどうなる?体への影響は?
一説には数の子の食べ過ぎは「胃痛や下痢を起こす」とも言われていますが、因果関係ははっきりとしていません。
考えられる可能性としては、数の子アレルギーによる胃痛・下痢が引き起こされるのではないかということです。
また、魚卵である数の子の食べ過ぎで気になるのは、痛風や塩分の過剰摂取、太るのかどうかですよね。
数の子と他の魚卵をそれぞれ比べてみました。
100gあたり | プリン体 | 塩分量 | カロリー |
数の子(塩抜き後) | 約21.9mg | 約0.1g | 約89kcal |
いくら | 約3.7mg | 約2.3g | 約272kcal |
明太子 | 約159.3mg | 約5.8g | 約126kcal |
すじこ | 約15.7mg | 約4.8g | 約282kcal |
過剰に摂りすぎると痛風の原因になるプリン体。『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』による1日の摂取目安が400mg以内です。
数の子はプリン体がそれほど多くないため、痛風の心配はほとんどない食べ物と言えるでしょう。
また、数の子(塩抜き後)の塩分量においては、いくらや明太子、すじこよりもずっと少ないです。
ただ、塩抜きした数の子をそのまま食べることはないですし、醤油をつけたり味つけのものを購入する方も多いと思います。
そうなると、1本(10g)あたりの塩分量が1gと高くなってしまうんです。
1日の塩分摂取目安は男性7.5g未満、女性6.5g未満となっています。
塩分の摂り過ぎは高血圧や生活習慣病を招くので、注意が必要ですね。
カロリーに至っては、魚卵のなかでは最もヘルシーといえます。
ちなみに、100gの数の子のカロリーはコーンスープ1杯分とほぼ同じ。
100gとなると数の子10本ぶんです。流石にそんなに食べる人はいないと思うので、太る心配はありません。
数の子の一日の適量は?どこからが食べ過ぎ?
味付け・塩抜きともに数の子の1日の適量は、2本までです。
味付けの場合、2本より多く食べると塩分量が2gと多くなります。
塩分の心配ない塩抜きでも、数の子は魚の卵ですし、アレルギーの心配があるので食べ過ぎはおすすめできません。
食べ過ぎなければOK!数の子の効果効能を紹介
数の子は低カロリーでありながら、以下のような体に嬉しい成分が豊富に含まれているんです。
・DHA (ドコサヘキサエン酸)
・リジン
・コエンザイムQ10
・葉酸
・ビタミンB2
EPAやDHAはコレステロールの吸収を抑える働きがあり、血液がサラサラに。動脈硬化や脳血栓、心筋梗塞の予防にも注目されているんです。
また、脂肪燃焼効果もあるので、肥満や内臓脂肪の改善が期待できます。
リジンは、体を作る必要アミノ酸のひとつ。疲れにくくするための筋肉を作り出します。
コエンザイムQ10は、細胞の酸化を防ぐ働きがあり、心筋梗塞や狭心症、心不全の予防が期待されている成分です。
そして葉酸は妊活中の女性や妊婦さんに大切な成分です。特に妊娠初期、葉酸を摂取することが胎児の正常な発達に繋がります。
ビタミンB2は、成長期の子供に積極的に摂取してもらいたい栄養素。「発達のビタミン」と呼ばれることもあり、子供の成長を促してくれます。
数の子の食べ過ぎは良くない? まとめ
今回は数の子の食べ過ぎについてお話しました。
ポイントをまとめます。
・プリン体は魚卵の中でも決して多くない
・適量は1日2本まで
・低カロリーでありながら、体に嬉しい成分が豊富に含まれている
数の子の食べ過ぎは心配するほどでもないですが、やはり何でも食べ過ぎはいけません。
思わぬ体の反応が出ることがありますし、数の子にいたっては味付けだと塩分に気をつけたいところ。
プチプチとおいしい数の子。食べ過ぎには気をつけましょうね♪