「赤ちゃんの離乳食が進んできたけど、干し芋っていつからあげられるのかな?」
と、疑問に思ったことありませんか。
さつまいもなら5~6ヶ月の初期の頃に、ペースト状にしてあげることが出来ますよね。
赤ちゃんは甘いさつまいもが大好きなので、干し芋もきっと喜ぶだろうと思うんですが、固いので飲み込みの心配があります。
そこで、赤ちゃんは干し芋をいつから食べられるのか詳しく調べましたので、分かりやすくお話していきますね。
赤ちゃんは、いつから干し芋を食べられる?
赤ちゃんが干し芋を食べられるのは、早くても離乳食後期のカミカミ期(9~11ヶ月ごろ)からです。
もし飲み込みに心配があるようなら、慌てず1歳以降にしましょう。
干し芋は固さがありますので、まずはすりつぶしたり、小さくして水で柔らかくしてから食べさせます。
すりつぶさない時は、指の先ほどに小さくカットすることがポイント!
(赤ちゃんは歯で噛めないので、丸のみしてしまうからです)
そして、必ず水分を用意して口に入れすぎていないか、大人がそばにいて確認する必要があります。
後期になると、手づかみで食べる赤ちゃんが増えてきますので、自分で掴んで口に持っていく場合は様子を見守るかたちですね。
干し芋をそのままおやつとして食べるには、きちんとかめなくてはいけませんので、離乳食完了期以降(1才半~)にしましょう。
ゴックン期(5~6ヶ月頃)……飲み込みやすいトロトロの状態から
モグモグ期(7~8ヶ月)……舌でつぶせる固さ
カミカミ期(9~11ヶ月頃)……歯茎でつぶせる固さ
パクパク期(12ヶ月頃~)……歯茎でかめる固さ
干し芋が赤ちゃんの離乳食・おやつに最適な理由
干し芋は、炭水化物が豊富です。
炭水化物のような糖分はエネルギーの源となりますので、成長真っ只中の小さな子にぴったりです。
また、干し芋には鉄分が含まれています。
鉄は赤ちゃんの中枢神経の発達には欠かせないものですが、6ヶ月を過ぎた頃から持って生まれてきた鉄分が少なくなってくるんです。
干し芋は鉄分が多い食材ですから、鉄不足を補う役割が期待出来ます。
そして、干し芋は甘いので、赤ちゃんが好んで食べやすいというのも大きなメリットです。
好き嫌いが多くて、離乳食が進まない!という子でも、「甘くておいしい干し芋なら食べてくれる」という場合もあります。
生まれてすぐの赤ちゃんでも、甘さを味わうと、にこやかな表情になるそうです。
また、砂糖を使ったおやつをあげるよりも、自然な甘さの干し芋のほうが、虫歯になりにくく糖分が穏やかに体に吸収されます。
赤ちゃんに干し芋をあげる時の注意点!
赤ちゃんに干し芋をあげる時の注意点をまとめました。
- たまごボーロよりも小さくカット
- 歯や歯茎でちゃんと噛めるようになるまでは、水で柔らかくする
- 離乳食での適量は後期の場合(30~40g)、完了期では(40~50g)
- 持たせて舐めさせる場合は、飲み込まないかよく気をつける
- 水やお茶など水分を用意する
適量についてですが、1食でのいも類の目安です。
他にもじゃがいもなど、他のいもをあげる時は、干し芋の割合を減らしましょう。
後期からおやつとしてあげる場合は、必要量はその子によって違うので、どれくらい食べさせるかは各々の判断となります。
また、気をつけたいのが、赤ちゃんだけでなく幼児にあげる場合です。
1歳を過ぎれば、ある程度は目を離しても安心…と思うかもしれません。
でも、先輩ママの体験談として「1歳半の子どもが干し芋を口いっぱいに入れていて、喉につまりそうになっていた」というものがありました。
何歳であろうと、口に入れる適量が分かるまでは、しっかり見ていてあげることが大事ですね。
赤ちゃんが食べやすい干し芋レシピ
離乳食の後期におすすめの、干し芋レシピをご紹介します。
1.干し芋を小さくカットし、耐熱容器に入れてから、ひたひたの水と一緒に電子レンジで1分ほど加熱。
2.指でつぶせる固さになっているのか確認(まだ硬い時は、30秒ほど追加してください)
3.柔らかくなったら水を捨て、マッシャーで潰す
4.潰した干し芋がまとまる程度のミルクを入れ、形を整えてフライパンで焼く
しっかり噛めて、飲み込みが上手になったら、あげたい料理です。
赤ちゃんは干し芋をいつから食べられる? まとめ
干し芋は早くても、離乳食後期(カミカミ期)からがおすすめです。
慣れるまでは柔らかくふやかしてあげて、ある程度食べられるようになっても、しっかりと見守ってあげる必要があります。
甘くておいしい干し芋は赤ちゃんが喜びますから、食べる楽しさを味わってほしいですね♪