おせち料理は日本の新年に欠かせない伝統的な料理。
しかし、正しい保存方法や消費期限については意外と知られていません。
そこで本記事ではおせち料理の日持ちや腐りやすい食材、正しい保存方法について詳しく解説いたします。
おせちの日持ちはどれくらい?手作り・冷蔵・冷凍おせち
おせち料理の日持ち期間は、手作りおせち、冷蔵おせち、冷凍おせちそれぞれで異なります。
手作りおせちの場合、一般的には冷蔵庫保存で3日〜4日。冷凍すれば1ヶ月ほど食べることができます。
また、市販の冷蔵おせち(生おせち)は消費期限が1月1日に設定されている場合が多いです。
日持ちは製造から3~4日になります。
そして、冷凍おせちの場合は長期間の保存が可能です。
冷凍おせちの日持ちは1ヶ月ほどが目安とされています。
ただし、保存期間は一般的な目安であり食材の新鮮さや保存状態によっても異なります。
食材の状態や匂い・味の変化に注意しながら、できるだけ早めにお召し上がりくださいね。
おせちが日持ちする理由
おせちが腐りにくい理由は醤油や砂糖、塩、酢といった調味料をたっぷりと使っているからです。
濃い味付けにすると菌が繁殖しにくいので高い保存性があります。
手作りおせちは健康や味覚によって味を薄く作りがちなので、市販のものと比べるとそのぶん腐りやすいともいえますね。
おせちの腐りやすい食材は?
おせち料理の中でも特に腐りやすい食材は以下の通りです。
くりきんとん、根菜類や鶏肉の煮物、紅白かまぼこ、焼き物、海老や魚などの海産物
汁気があるものは細菌が繁殖しやすく、腐りやすいです。
また、かまぼこのような練り物も魚のすり身をつかっているので、傷みやすくなります。
おせちに入っている海老も華やかで欠かせないものですが、腐りやすいので早めに食べてしまいましょう。
おせちの正しい保存方法は?冷凍おせちが冷凍庫に入らない場合はどうする?
手作りおせちを食べる前(お重に詰めた状態)であれば、1日ほどなら室温が低いところで保存してもOKです。
また、手をつけたおせち料理を冷蔵庫で保存する場合は密閉容器やラップでしっかりと包み、空気を遮断します。
おせち料理が冷凍可能な場合も密閉容器やジップロックなどに入れて冷凍庫で保存します。
冷凍おせちが冷凍庫に入らない場合の対処法
①空気密封バッグを使用する
おせち料理を空気を抜いた密封バッグに入れることで、よりコンパクトに収納することができます。空気を抜くと食材の鮮度が保たれます。
②小さめサイズにする
おせち料理を食べる予定の人数よりも小さめサイズを購入しましょう。
小さめサイズであれば冷凍するスペースが確保しやすくなります。
まとめ
おせちは保存食ですが、腐りやすい食材もあるので注意しましょう。
手作りおせちならあらかじめ濃い目の味付けにすることで、日持ちを伸ばすこともできます。
おせち料理の鮮度や風味を保つためには正しい保存方法を守りながら楽しみましょう。